皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
本記事は

の続きです。
仙巌園(せんがんえん)に到着致しました。
仙巌園は薩摩藩島津氏の別邸で、是非にも立ち寄ってみたかった場所なのです。
園内に入ると、早速、反射炉跡がありました。
島津斉彬さんが作ったものです。

反射炉とは、熱源から発生した熱を横長の炉床の壁、天井に「反射」させ熱を炉床に集中することで精錬を行う炉のことです。
しかし、私は反射炉、という言葉が妙であるといつも感じていました。
というのも、「反射」とはいいますが、正確には炉床の床、天井に蓄熱させ、その熱源を使うのです。
反射炉というより、蓄熱炉とでも表現すべきでは。。。と個人的には思います。
画像引用 wikipedia

お話がそれましたが、江戸時代、日本では鎖国の影響で、技術的停滞が長く続いておりました。
鉄を精錬する技術が低く、大砲のように、分厚い金属の精錬がうまく出来なかったのです。
そのため、日本では長く、青銅製の大砲が用いられていました。
しかし、鉄製の大砲は、青銅砲よりも軽量、安価、頑丈であるため、精錬の技術が上がると、大砲は鉄製に切り替わっていきました。
日本では鉄製の大砲が江戸時代と決別した新兵器、新技術として受け入れられたため、その製造を可能にした反射炉もまた、歴史的に高く評価されているのでしょう。
なお、反射炉はこの仙巌園だけでなく、伊豆の韮崎、ひたちなか市、佐賀市にも遺構があります。


仙巌園は素晴らしい庭園でした。


大河ドラマ 西郷どんで撮影に使われた箇所もございました。


これは全く悪口ではありませんが、仙巌園は歴代の藩主が手を入れていった庭園、ということで、場所場所によって趣が違います。
ようするに、チグハグなところがありますが、多様性がある、とも言えましょう。




展望台がありました。
登ります。


桜島です!!
桜島は今日もどっしりと構えておられますね。

このあたりはいかにも日本庭園という感じで、実に素晴らしいです。


こういう庵に住みたいです。

邸宅の中も拝見することができました。

大河ドラマ 西郷どんで、島津斉彬さん役の渡辺謙さんが着用した衣装です。

作品内の小道具たちも展示されていました。


ロシア帝国最後の皇帝、ニコライ二世さんに贈った壺のレプリカ、とのことでした。
見事であります。

邸内には様々な歴史的解説がありました。
天璋院篤姫さん、島津斉彬さんです。


中庭も美しいです。

邸内から見た庭園の様子です。
桜島が雄大な借景となっています。
これは贅沢な借景です!!

巨大な銀張りの屏風がありました。
太陽光を反射させて、室内を明るくするための道具ではないか、と推察します。

のんびりします。

ふすまも実に見事です。

のけぞるほど素晴らしい調度類です。

仙巌園を堪能致しました。
ここは一日いても飽きない場所でありますね(個人差があります)。
それでは鹿児島市内に向けて、出発致しましょう。
その5

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。
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