自転車ショップ ラプソディー その1 / お客さんが診断して値段を決める

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

日々、店頭に立っていて、それはおかしいでしょ?と思うことを、つらつらと書き記していきます。

序曲

ある日のことでした。

アジア系外国人の方がおいでになりました。
この方は、いままで何回もおいでになったことのある方で、私もお客様もそのことは認識しておりました。

依頼内容

お話を伺うと、そこを走っていたら急に空気が抜けたから直してほしい、とのこと。
車体は一般的なシティサイクル、ママチャリ、故障箇所は後輪です。

駐輪中に空気が抜けた、ということであれば、第三者のいたずらということも考えられます。
しかし、走行中に空気が抜けたということであれば、それはパンク、故障でしょう。
あとはパンク修理をするだけです。

自転車屋さんとして、ある程度の経験が重なってくると、少し見ただけ、触っただけでどの程度のパンクなのか推測できるようになります。
この車体は、チューブ交換まで必要と思われる、割と重度なパンクに思われました。

そこで、この修理はおそらくチューブの交換が必要で、¥4,000くらいになる、場合によってはタイヤも傷んでいる可能性があるから¥6,000くらいになる、と伝えました。

すると、そのお客さんは(半年ほど前まで在店していたスタッフの名前を挙げて)、◯◯さんなら¥1,210と言っていた、とおっしゃいました。

修理の程度が違うので、今回はこのような値段になりますよ、さらに最近の物価高で最低の修理代金も値上がりしています、とお伝えしてもご納得にならなかったようで、そのままお帰りになりました。

終曲

一応はプロが診断した修理予想を全否定して、しかもお客さんの側が値段決定してくる、というのは、どういう商慣習なんだろう。。。とナゾに思いました。

本当に正確な診断が出来るのであれば、そもそもご自身で直せばよろしいのでは、と申し上げたくなることが多々あります。

とにかく安く、安く、という依頼が多く、それでいて品質はむしろ最上にしろ、という無体なご要望ばかりで、そのようなご要望、満たせるわけないでしょ?と思われるのであります。

とはいえ、今後はさらに丁寧にご説明してみるかな。。。と思った次第であります。
(いくら説明しても、まったく通じない、耳を貸さないという方も多々いらっしゃいます。)

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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