自転車ショップ ラプソディー その2 / 自分でもできますか?

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

ある日のことでした。
お客さんがご来店になりました。
修理代金、交換パーツなどをご説明して、合計の金額を伝えたところ、「自分でもできますか」とお尋ねになりました。

他の自転車屋さんはどう対応しておられるのでしょう。

私が当惑する理由は、

私にはお客さんの技量、知識が分かるわけも無く、お客さんができるかどうか判断できません。
それにもかかわらず、何度も繰り返されるこの質問は、どういう趣旨なのでしょう。

それでは、一般的な市民の方々でもできるのか、という趣旨であると解すれば、私はどう答えれば良いのでしょう。

できますよ、と無責任に答えることはできません。
なぜなら、スポーツバイクのパーツ取り付け、調整、ボルトの組付けなどは適当にすれば良い、というものではないからです。
適切な方向、力の入れ具合、工具の使い方をしなければ車体、パーツが損壊します。

そして、できません、とは断定できません。
ミラクルでその方が優秀な技術者かもしれないからです。

また、このようなことを申して良いのか迷いますが、私どもは自転車パーツ、アイテム、技術などを商品として提供して、対価を頂いています。
自分たちが提供する商品に対して、あなたにもできるのでわざわざお金を払う価値は無いですよ、とか言う店員、経営者がいるでしょうか。

結局、本件の質問に対する返答は、いつも「できないと思います」となります。

日々、悶絶してしまうのであります。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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