自転車ショップラプソディー その3 / パンクはしていないと思うのですが見てもらえませんか

ラッコ店長
山梨県 恵林寺 心頭滅却

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本シリーズは、自転車屋さんとして活動していて、違和感を覚えたことを書き連ねたものです。

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途中、欠番しているものは、まだ書き上げていない記事です。

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奇妙な前置き

来店するお客さんの3割くらいの方が、パンクはしていないと思うのですが空気がすぐに抜けるのです、見てもらえませんか。
と言います。

パンクはしていないとご自分で判断したのであれば、もうそれで終了ではありませんか。
これ以上、何をすれば良いのですか?といつも心の中で返答してしまうのです。

ご自分ではパンクしていないと判断したにもかかわらず、敢えて専門家に見てもらいたい、その動機は何なのか、理屈がよくわからないのです。
自分の判断が間違っているわけがない、念のため自転車屋に見てもらおう、ということでしょうか。

そこまで自信がお有りであれば、振り出しに戻りますが、見てもらう必要はありません。

そして、専門家に診断してもらう、ということは当然ながら費用が発生します。
費用負担については、かかっても構わない、しかしパンクしている訳がない、ということでしょうか。

どういう論理構造!?と今でも釈然としません。

そもそもパンクとは

空気がすぐに抜ける現象を日本ではパンクと定義しています。
そのため、お客さんの発言はすでに矛盾しています。
(パンクという語源自体は、英語のpuncture、破裂する、穴が開くの意、に由来すると思われます)

空気がすぐに抜けるというのであれば、パンクはしていないと思うのですが、という前置きがあってもなくても、依頼された側としては、パンクチェックをするだけです。
自転車店である私もパンクしていないと思います、とだけ発言したところで、なんの意味も無いでしょう。

それとも、この前置きの意図は、
専門家がパンクチェックをした後に、やはりパンクしていますという診断を受けた際に、いや、自分ではパンクしているとは思わなかったので、これほど費用がかかるとは思わなかった。
お店の判断が間違っているに違いない、意図していない金額を払うつもりはない、だから修理代金を安くしろ、ということでしょうか。

対処法

パンクはしていないと思うのですが、という前置きをするお客さんは、(大変失礼ながら頑迷で)専門家の説明、理由を理解してもらえない確率が増えるため、この前置きをされた場合、私はちょっぴり用心の度合いを上げます。

そして、あまりお金を払いたくないという意図が透けて見えるため、一旦、空気だけ入れて様子を見ますか?それならば¥200ですよ、といった低額の解決法を提示します。
空気を入れるだけで、なんの修理にもなっていませんが、このほうがお客さんが喜ぶので、そうしています。

終曲

そうか、理解しました。
パンクはしていないと思うのですが、という前置きの意図は、主観的にはパンクはしていないと認識しているから、パンクしていると言われても高額な修理代金は払いたくない、主観的にはパンクしていないのであるから、パンクチェックの代金も払いたくない、ということなのですね。

なるほど。
勉強になりました。

しかし、その前置きをしたところで、料金が割引になる訳ではありません。
ご自分で高額な修理代金は払いたくないと言ったところで修理が必要であれば、金額は変わりません。

やはり、パンクはしていないと思うのですがの前置きは無益です。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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