皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
藤沢休憩所をあとにして、さらに先に進みます。
小田城に到着しました!!
小田城は小田氏の居城で、小田氏は鎌倉時代から続く武家の名門です。
屋形号という尊称を使うことのできる名家でした。
しかし、戦国末期の動乱に翻弄され、新興勢力の豊臣秀吉の臣従することを良しとしなかった判断の遅れから、秀吉の怒りを買いました。
所領を没収され、大名家としての小田家は滅亡しました。
とはいえ、小田氏が400年近く有力な勢力としてこの地に割拠していたのは事実でありまして、その館、お城趾は実に見事なのです。
鉄砲が普及する前のお城で、土塁、土塀を主軸としたお城です。
石垣で作られたお城と違って、土塁、土塀がそれほど高くない、各防御区画が狭い、といった特徴があります。
のびのびとします。
土塁は2016年に復元されたものであります。
鉄砲といった長射程の武器が普及する前の城であるため、土塁は人の背丈より少し高いくらいにとどまっています。
これで十分に防御力が発揮できるのです。
また、土塁の外に堀があり、その堀の底と土塁の頂点が4-5mほどの距離になっています。
これは中世に普及した歩兵の一般的な武器、長槍の攻撃範囲に合わせた距離なのです。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。
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