皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
東京都新宿区西新宿
日々、業務をしていると唖然とすることがあります。
ラッコ店長は、2024年11月現在、東京都新宿区西新宿の自転車店で営業しております。
そして、新宿区西新宿というのは、東京の中でも物価、人件費の高い地域です。
そうなりますと、当然ながら自転車の修理費、作業料金も高くなりがちなのです。
真に価値のあるもの
そんなある日のことでした。
自転車をお持ち込みになったお客さんがいらっしゃって、車体を拝見するとブレーキやディレイラーが明らかに不調のようです。
私はざっと見積もって、¥3,000は調整の工賃が必要です、とお伝えしました。
すると、お客さんは、¥3,000は高いと思われたのか
どこが壊れていて、どうすれば良いのか教えてくれませんか。
それならタダですよね?
とおっしゃいました。
私は唖然としました。
世の中の多くの事象において、重要、難しい仕事は問題点の発見です。
何が問題になっているのか、どこに異常があるのか、どこを攻略すべきなのかといった問題発見能力が極めて重要なのです。
この人間界には、その問題点を発見、提案するためだけの、様々な専門家が存在します。
身近な例で言えば、健康診断のお医者さん、何らかの鑑定士さん、コンサルタントさんなど、枚挙にいとまがありません。
自転車屋さんも同様です。
どこが壊れているのか、ご自分で判断できないのであれば、専門家の知見を頼るしかありません。
そして、専門家の知見というのは無料ではありません。
経済的な価値のある商品なのです。
それをタダで教えろというのでありますから、私は開いた口がふさがりませんでした。
さらに、やり方まで教えてくれとは、なんという方でしょう。
当店は自転車の技術を伝授する学校ではありません。
極めて純真なのか、厚顔無恥なのか、私は気が遠くなりそうになりながら、ごめんなさい、そういうことであれば、ご自身で判断して修理するしかないと思いますよ。
とだけ伝えして、お帰り頂きました。
自分でもできますか
そして、このような返答をすると、かなりの確率で、自分でもできますか!?との質問を受けます。
私はどうすればよいのでしょう。
そのようなこと、私に分かるわけないではありませんか。
自分で出来るか出来ないかの判断も出来ない、ということであれば、やはり出来ないのでしょう。

カドが立たない断り方
最近では、(大変失礼な表現で、まことに恐悦でございますが)ほとんど目の無い(当店とは良好な関係が築けそうにない)お客さん、お金を使いそうにないお客さんは、粗こつにならない程度に、やんわりとお帰り頂いております。
お客さんを拒絶して、無用な敵を作るのは愚策というものでありますから。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。
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