皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
2024年11月24日払暁(ふつぎょう)
A様、I様、ともにまだお休みであります。
イモムシさんのようになっておられます。
お二人ともマットからはみ出ず、ピタッと静かに休んでおられまして、すごいことです。
私の場合、常にマットから滑り落ちる、ごろごろと転がる習性があるようで、転落しない広いマットが欲しいのであります。
どうしてアウトドアブランドは皆、寝相が良い人しか存在しないかのようなマットの狭さにしてあるのでしょう。
それは良いとして、私はムクリと起きて周囲を探索することに致しました。
凍てつく寒さです。
確実に氷点下にあると思われます。
テント前のデッキには霜が降りて、しかも凍りついておりました。
起床
しばらくすると、お二人ともご起床になりました。
朝食
おしるこを作ります。
準備を整えて、出発です!!
と思った時です。
A様が夜露に濡れたウッドデッキですてーーん!!と転び、おしりが汚れました。
I様に拭いて頂いています。
睡眠時間を長く取ることが出来て、ずいぶんと回復しました。
ありがたい。
キャンプ場には、カフェ、喫茶店、ブランコがあります。
こういったサバイバルではないキャンプ、ちょっと非日常的な野営、というものがウケているのでしょう。
それでは出発です!!
二日目からご参加の、T様と三峰口駅で集合の予定です。
秩父ファームステイ ドームテント24番 レビュー
今回は、秩父ファームステイさんのドーム型テント24番に宿泊しました。
簡単なレビューを致します。
広さ
まず、広さは3-4人で使う分には、十分な広さがあります。
しかし、それ以上の人数では手狭と思われます。
公式サイトでは8名まで利用可能、とありますが、テント内に設置されているテーブル、椅子ともに4名を念頭に置かれている大きさです。
5名以上の場合、床に座って、テーブルもない状態で滞在しなければいけません。
就寝するスペースも4-5名が良いところではないでしょうか。
利用する方のお考え次第でありますが、このテントを8名で利用した場合、まさにタコ部屋、すし詰め状態になるでしょう。
のびのび自然に触れてゆったり過ごす。。。には程遠いと思われます。
断熱性
それほど高くありません。
しかし、一般的なナイロンで出来ているテントに比べれば遥かに温かいです。
常設してあるエアコンを最大温度、最大風量にして外気温よりも10度くらい高くなる、といった感じでした。
私どもが宿泊したのは11月下旬で、真夏の場合はどうなるのか、それは残念ながら分かりません。
ドームテントは鉄製の骨組みに厚いフェルト生地、その上に防水用のビニールカバーが被せられています。
このドームテント、市販されている山岳テントのような気密性はありません。
フェルト生地、ビニールカバーには隙間があり、そこから余裕で外気が侵入してきます。
そのため、お外が寒ければ寒くなるし、暑ければ暑くなるのではないか。。。と予想します。
テント内にはカーテンが設置されています。
このカーテンを閉じないと、冬の夜間はさらに寒くなると思われます。
さらに、私どもは隙間風が入りこまないように、手持ちの輪行袋、バッグなどをテント内部の縁に敷き詰めて、防寒性能を上げました。
壁と異なり、床の断熱性能は高いです。
木製の床に、さらにクッションフロアを敷き詰めて、さらにタイルカーペットを敷き詰めてあります。
冬のアウトドアでよくありがちな、地面の冷気が凄まじくて眠れない!!ということはありません。
ただ、あえて苦言を申し上げれば、タイルカーペットが新しいのか、何かの接着剤を使っておられるのか、やや化学物質的なにおいが気になりました。
快適とは言い難いにおいでした。
(とはいえ、私はすぐに慣れました。新しい家屋、オフィスでよくあるにおいです。)
耐震性
ドームテントの耐震性は高くないです。
床の上を誰かが歩いただけで地震!?というくらいぐらぐらと揺れます。
デッキの上を歩いたときも同様です。
そのため、大人数で宿泊する場合、誰かが歩くたびにテントがゆらゆら揺れて、んん? 公式サイトの画像ほどは、優雅ではない、とお思いになるかもしれません。
(これは全体的な苦言でありますが、公式サイトの画像、動画が良く出来すぎていて、実物を見て宿泊すると、ああこんなものか、とお感じになるかもしれません。しかし、秩父ファームステイさんは、そもそも超高級キャンプ場ではありませんし、お値段以上に頑張っておられて、私があげつらうことはできません。Google mapでも私はすぐに星5の評価を致しました。)
換気窓
換気窓が2個所、三角形のものがついています。
ぺろん、とカバーをめくって固定します。
これはテントの外側から開閉の調整をします。
別の記事で前述しましたが、悪意がある人がいれば、外側から換気口を開けて中を見ることが可能です。
(しかし、このようなことを申し上げること自体が無粋で、本ドームテントに限らず、ぺろっと開ければ中が見えるのは、他のアウトドア用テントも同様であります。)
凶悪 ウッドデッキ
テント前のデッキは滑ります。
私どもはSPD SL/SPDシューズという、自転車専用のシューズを履いていたから余計でしょう、A様は転倒しましたし、私も転びそうになりました。
さらに、地面とデッキの段差が大きく、夜間、早朝といった暗い時間帯はそこにつまづいて転びそうになります。
テント入口の扉は鍵をかけることが可能です。
しかし、簡易的なドアで、蹴り破ろうとすれば可能と思われます。
電源
電源は1000wまで利用可能です。
電源口は4個所ありました。
このドームテントに泊まった方の忘れ物なのか、キャンプ場の心遣いなのか判然としませんでしたが、1つの電源口には、電源2つとUSBポート2つのタップが接続されていました。
(つまり、テント内には合計電源口が5つ、USBポートが2つあります)
立地
キャンプ場において、立地というのは大切です。
まず、秩父ファームステイさん全体の立地ですが、周囲は幹線道路に囲まれているものの、距離があるためそれほど車の音はしませんでした。
また、田舎(大変失礼)の新しい道、橋ではしばしばあることですが、夜間、爆音で走行する車両、という方もいらっしゃいませんでした。
ただし、以前の記事でも申しましたが、キャンプ場までは迂回して行く必要があり、秩父公園大橋から直接下ることは難しいです。
(徒歩なら不可能ではありませんが、急坂、階段がきつく、大荷物のキャンプ旅行で、そのような道を使うのは危険と考えます)
ルートがわかりにくい、というマイナス点はあります。
次に、キャンプ場における、ドームテント24番自体の立地ですが、これはキャンプ場内で最上、と思われました。
まず、水場に最も近い位置にあり、優遇されています。
さらに、景観も、窓側は秩父公園大橋、清涼な荒川が流れています。
秩父ファームステイさんは人気のキャンプ場で、テントがぎゅうぎゅうに敷き詰められておりますが、ドームテント24の周囲は別区画となっているため、狭くないです。
また、他のテントと隔絶されている(正確にはドームテント25番と隣接していますが、入口反対側であるため、干渉の度合いが少ないです。)ため、プライベート感が強いです。
車のアクセス、荷物の出し入れも25番よりしやすいと思います。
総じて、ドームテント24番が秩父ファームステイさんの中で最上の立地、施設ではないか、と勝手に考えます。
利用料
利用料はオールシーズン¥19,500です。
一棟貸しのため、何人でお泊りしてもテントの料金は変動しません。
キャンプ場予約サイト、なっぷさんなどでは¥19,500と大々的に表記されておりますが、実際は一人当たりの利用料¥1,200がかかるため、今回のように三名の場合は合計¥23,100となります。
また、ゴミの処分をキャンプ場にお願いする場合、ゴミ袋1つ(45リットルくらいのものでしょうか)につき¥500の処分料が必要です。
テント外のデッキ、駐車場は広いですが、この部分にテントを張ることは許されていません。
結論
長々と申しましたが、ドームテント24番、良いです。
細々とした苦言はありますが、不満というほどではなく、クレームをするレベルではありません。
秩父ファームステイさんよりも利用料が高く、それでいて、もっとひどいキャンプ場は全国にいくらでもあります。
4名以上であれば、費用負担も抑えられて、よろしいと思います。
お一人¥7,500ほどで、テント不要のキャンプをすることができます。
6名以上は面積的に苦しいでしょうか。
8名はおやめになったほうが良いと考えます。
狭くて、快適とは言い難いです。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。
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