アウトドア用マット、枕に穴が開いた場合の対処法 / 珍しいパンク例

ツーリング用品

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

突然のパンク

ある日のことでした。
ツーリング中、夜テントですやすやしておりますと、目覚めました。

あれ?
枕が低い。

アウトドア、キャンプでは、枕をどうするか、という問題があります。
まず、何らかの袋、スタッフバッグなどに使わない衣類、用品を詰め込んで、それを枕代わりにする、という方法があります。
実はラッコ店長もツーリングの最初のころは、このようにしておりました。
これでも事足ります。

しかし!!
厳冬期のツーリングの場合、余る衣類、というものがありません。
また、仮に汚れて着なくなった衣類、使わない用品があったとしても、マットの横にひくようにしております。
つまり、ラッコ店長は寝相が猛烈に悪く、アウトドア用のスリーピングマットでは、すぐに横に転がり落ちてしまいます。
春夏であれば、それでも大丈夫なのですが、冬になりますと、地面はヒエヒエ、マットから転がり落ちることは、即、生命に危機が及ぶほどの恐怖なのです。
(これは大げさな表現ですが、寒さで目覚める、マットの脇から冷気が忍び寄ってくるのは事実でありまして、世のアウトドア人たちが、よくもまあ、あんな狭いマットで耐えられるものよと感心しております。)

お話が長くなりましたが、持てるアイテムのほとんどをマットの横に並べて、マットの延長のようにしているため、枕に使う余分な資材は無い!!ということです。

そこで、空気でふくらませる枕を用意しました。
これは便利です。
重さはわずか60gです。
(実は後日、さらに問題が生じました。枕が小さすぎて、寝返りをうつと今度は枕から転がり落ちます。誰か私に転がり防止スキルをください。。。)

この数年は、上記枕を愛用しておりました。

ところが、冒頭で述べましたように、90分もすると枕が低くなっているのです。

これは!?
パンクでしょうか。
むうううう。。。

出先で直すことは不可能ではないでしょうけれども、この出先ではどこから空気漏れしているのか、特定するのは難しいです。
(ロードバイク、自転車のパンクであれば空気圧がはるかに高いため、わずかに空気漏れの音、風を感じることがあります。)

後日、お家に戻りまして、修理することに致しました。

パンクの原因

そもそもバンクをする原因は、
1 空気を入れすぎている
これが一番多いです。
ついつい頑張ってしまって最大気圧以上に膨らませてしまいます。
しかし、それは生地に負担をかけます。

2 無理な使い方をしている
枕であれば頭を乗せて使うことを、スリーピングマットであれば全身で寝転んで使うことを想定しています。
それにもかかわらず、すでに膨らませた状態で、枕やスリーピングマットの一部に座るといった局所的に圧力が加わる使い方をするとパンクしてしまうことがあります。

3 鋭利なもので穴が開いた
これは多いようで少ないです。
マット類に穴が開くということは、ほとんどはテントも貫通している、というわけでして、それほどの荒れ地、少なくとも自転車ツーリングでは野営しないからです。
しかし、後述するお安い枕の場合、簡単に穴が開いてしまいます。

4 溶けた
これは意外にもあります。
テント内は狭いですから、熱々のバーナー、コンロに一瞬でも触れればシュワっと生地が溶けて穴があきます。

5 内部が劣化した
これは避けることのできるパンク原因です。
つまり、枕、マット類をふくらませる際、ポンプを使わずに、口で空気を入れるからです。
呼気には湿気や、そのほか様々な成分が含まれまして、ぶうぶう膨らませているうちに、内部が汚れ、内部のコーティング、接着剤がもろくなり、内部から崩壊、穴が開くのです。
空気を入れるには、やはり専用のポンプを使うのが望ましいでしょう。
それに、アイテム類を口で膨らまらせるのは、結構な労力です。

ラッコ店長も出発後にポンプをお家に忘れていたことに気づいて、出先で2回、ポンプだけ購入したことがあります。
クタクタになって野営地に着いてから、アイテム類を人力で膨らませるのは、骨が折れるのです。

修理の方法

修理の方法は、自転車と同様です。
水を張った水盤、たらいなどにアイテムを浸します。
ブランドによっては、アイテムにはじめから修理キットが付属していることがあります。
mont-bellには付属してありました。

パンクの箇所がわかるように、ペンを用意しておくと良いでしょう。

事前に膨らませます。

それでは参ります。

むむむむ?

これはっ
バルブから空気漏れしているパターンです。
自転車でもしばしばあるものですね。

調べますと、どうやらパッキンから空気漏れているようす。
自転車では、虫ゴム交換のパターンです。

パッキンには予備があります。
交換しようか迷いますが。。。
可能であれば交換もせずに済ませたい(ドケチ)。

おそらくですが、これはパッキンが劣化、変形して空気漏れしていると思われます。
構造をよく見ますと、むむむむ?
空気が十分に入っている分には、パッキンが変形、ピタッと閉じて空気漏れを防いでいるようです。
しかし、上にある突起がバルブと干渉して、それでパッキンが僅かに変形、空気漏れを起こしているようです。

突起を少し切ることにします。

ちょきん。

バルブを戻します。
再び、水盤につけます。
おおっ

これは成功といって良いでしょう。
ありがたいありがたい。
これで新しい枕を買わずに済みました。

自転車屋さんでも時間に余裕があればすることですが、一晩様子を見てます。
一日以上、自然放出が無いのであれば、修理は成功した可能性が大です。
(ごく稀に、1週間くらいすると抜けてしまう極小パンクというものもあります。
しかしっ アウトドアグッズの場合、野営地に到着してアイテム類を膨らませて、翌朝たたんで、ということを繰り返します。
つまり、一晩耐えられる程度の空気漏れであれば、運用上はパンクしていないと同義でしょう。)

極端にお安いものはおすすめしない

なお、アウトドア用の枕には、さまざまなブランドのものが発売されております。
ラッコ店長の個人的な体験では、激安の製品はすぐにパンク致します。
購入して一回目でパンクしたこともあります。

結局、今はしっかりとしたブランドのものしか使わなくなりました。
スノーピークさんなどもおすすめです。


なお、パンクには、本記事のようなバルブから空気漏れというパターンと、本体の生地から空気漏れをする、というパターンがあります。
本体の生地から空気漏れをした場合は、接着剤、修理パッチなどを使って穴を塞ぎます。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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