皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
ロードバイクで訪れた場所を、ピンポイントで紹介するシリーズです。
香川県高松市にある、栗林公園(りつりんこうえん)について記します。
いきなり結論
栗林公園という名前からすると、なんとものほほんとした、平凡な印象(大変失礼)を受けるかもしれません。
しかし!!
栗林公園は珠玉の日本庭園でありまして、日本でもっとも動的、冒険心がくすぐられ、かつ美しい庭園である!!
兼六園、後楽園、偕楽園という、いわゆる日本三名園のくくりは、後楽園がやや残念、偕楽園は実力が見合っていないから、兼六園、栗林公園で日本名園の双璧と表現するか、兼六園、後楽園、栗林公園を新日本三名園と定義すべきである!!
以下、詳述します。
栗林公園は、1600年代はじめ、佐藤道益さんが作り始めたお庭が起源と言われています。
その後、高松藩主たちの手入れがなされ、明治時代に官有化されて、現在に至っています。
ライバルたちの偉大な名前 兼六園
ところで、皆様ご存知のとおり、三大庭園、日本三名園といった呼び方があります。
金沢の兼六園、岡山の後楽園、水戸の偕楽園です。
まず、私は口惜しいのです。
兼六園、後楽園、偕楽園ともに、いかにも名園という名前ではありませんか!!
格式がある!!といった文字面をしております。

松平定信著 兼六園
ぐはぁっ
格好いい。。。
漢字で表したときには、兼六園が一番豪快、見栄えがします。
そもそも、兼六園という名称の由来は、北宋の詩人、李格非が著した名園を紹介する文章の中に、宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望を備えているのが素晴らしい名園である、という文章がありまして、ここから兼六園と名付けられました。
痺れる背景事情、うんちくです。
ライバルたちの偉大な名前 後楽園
後楽園の命名由来は、これまた北宋の詩人、范仲淹の著作の中に、「先憂後楽」(天下、世の中の人々の先に憂い(努力をして)、世の中の人々が楽になった後に私も楽をしよう、の意)という言葉があり、本園の主たる自分も、そのようにありたい、という気概を表したものだと考えます。
しっ
痺れる。。。
人の上に立つ者は、私欲を追求するのではなく、まず万民のことを思う、統治者のあるべき姿です。
単に庭園、美しさを追求しているだけではなく、この庭園は余(よ、一人称)の気構えを表している小宇宙なのである、ということでしょう。
兼六園と同じく、痺れるバックグラウンドストーリーです。
ライバルたちの偉大な名前 偕楽園
偕楽園は、凄まじいです。
紀元前4世紀、中国の孟子に、「古の人は民と偕(とも)に楽しむ」(古来の名君というのは、人民と苦楽を共にするものなのだ、という意味)という文章がありまして、そこから命名されています。
孟子!!
孟子といえば、四書五経の一つ、東アジア文化圏で、聖典ともいうべき大著です。
これは誰も逆らえない!!
あっぱれな命名法です、偕楽園。
恐れ入り奉りまする。
そして我が栗林公園の命名由来
ライバルたちの素晴らしいバックグラウンドストーリーと比べまして、我が栗林公園は。。。
くりばやし?
まず、漢字の見た目が格好よくないです(猛烈に失礼)。
さらに、栗林「公園」。
非常に親しみやすい文字ですが、そのへんの(大変失礼)公園と見分けがつきません。
栗林公園の由来には、かつて栗の木が植わっていたとか、栗林荘という屋敷があったからとか、諸説がありますが、定かではありません。
悲しすぎます。
あまりにも命名の背景事情にオーラがありません(凄まじく失礼)。
名前も重要だが内実が一番重要
しかし!!
しかーーーーーし!!
いかに名前が立派、偉そうなうんちくまみれであったとしても、内実が備わらなければ空虚なだけです。
栗林公園は、名前こそ残念(すみません)ですが、庭園の内容では、巷間で言われている日本三名園のどれにも劣らない!!
私は敢えて申し上げたい。
栗林公園こそが、現役の日本庭園、回遊式大名庭園として最も美しく、楽しいものであると!!
ラッコ店長流、美しい庭園の定義
1 まず、庭園とは、四季折々、晴れの日もあれば雨の日もある、あらゆる時節、天候、時間帯であっても異なる美しさを発揮できるものが素晴らしいと考えます。
なぜなら、時節など関係ない、ということであれば、いつ訪れても同じということであり、そのような庭園、再び訪れたい、長く愛したいと思うでしょうか。
美の変化があるからこそ、新しい発見がある、何度でも訪れたいと思うものです。
2 次に、この角度から見てください、といった、定められた角度以外は美しくない、見どころがない庭園は、浅薄な存在に過ぎません。
そのような表層的な庭園は、上記1と同じで、すぐに飽きてしまうでしょう。
そもそも、どの角度から見ても美しいというのは、極めて高度な設計思想、美意識、日々の管理がなければできないことです。
つまり、どの角度から見ても美しい庭園が、総合力の高い、素晴らしい庭園と考えます。
3 最後に、庭園とは美意識、思想を表した小宇宙です。
その世界を歩いて巡ることで、あたかもRPG(ロールプレイングゲーム)をプレイしているかのような、新しい美との出会い、驚き、ワクワクがたくさんある庭園が優れていると考えます。
なぜなら、ワクワクしながら歩き回ると、1時間、2時間と時間が過ぎていきます。
そうなりますと、天候、太陽の傾き、気温などが変化をして、さらに庭園の美が変化していくのです。
常に新しい美、驚き、ワクワクに出会うことができる、このような小宇宙に滞在することが幸福であり、素晴らしい庭園なのです。
検討 水戸の偕楽園

偕楽園 入口
1 まず、水戸の偕楽園は、残念すぎます。
梅を大量に植えただけです。
言うまでもなく、梅は初春に咲くものでありまして、偕楽園はこの初春に、持てる力をすべて注ぎ込んだ庭園です。
確かに、春はインパクトがあります。
しかし、春以外はどうしましょう。
単なる枯れ木のカタマリです。
冬の偕楽園においでになったことがありますか?
寒々とした枯れ木があるだけで、いったいどうせいというのでしょう。
枯れ木も山の賑わい、というのですか?
笑止なだけです。

春の偕楽園

春の偕楽園

一面、枯れ木だけ
また、梅の木以外の見どころがなさ過ぎます。
池も、川も、枯山水も、園内の引き締め役となるべき橋も無い。
偕楽園は、およそあらゆる時節、天候、時間帯で美しい庭園ではありません。

殺風景
2 次に、園内の配置が単調すぎて、様々な角度から見ても美しいとは到底言えません。
また、庭園の手入れが平凡、並程度のもので、美を追求する、という意欲が見られません。
この程度で三名園を名乗る(ご自分で名乗っておられるわけではないと思いますが)のはおこがましいというものです。

何の工夫もない斜面

雑然とした園内

雑然とした園内
3 最後に、これまた園内の作り、構造が単純すぎて、新しい美との出会い、驚き、ワクワクなど皆無です。
初春であれば、うるさいほどの梅が押し寄せて、それで終わり。
それ以外の季節であれば、枯れ木で終わり。
園内を巡ったところで、ただの梅林、何の変哲も無い。
これほど単調な庭園も、珍しいくらいです。

単調な道すじ
以上の理由から、偕楽園は、美しい庭園ではないと言えます。
検討 岡山の後楽園
1 まず、後楽園には様々な草木が植えられておりまして、四季折々の植生にふれることができます。
冬は芝生が枯れるため、視覚の大部分が茶色になりつつも、一部には青々とした緑が残り、それが一層庭園の生命力を強調しているようで、素晴らしい効果があります。
夏はやはり植物が繁茂する季節ですから、園内が緑一面となりますが、単調な緑ではなく、様々な緑がもてなしてくれます。
また、雨が降った日は苔がとても美しいです。
後楽園は、あらゆる時節、天候、時間帯でも美しいと言えます。

春の後楽園
2 次に、後楽園は園内の散策路が豊富で、様々な角度から庭園を拝見することができます。
たんに横だけの視線ではなく、築山(つきやま)もあり、上下の視線移動もあります。
しかし、園内が少し手狭で、周遊するルートも多くはないため、そこが残念なところであります。

上下の視点移動がある
3 最後に、後楽園の設計思想は、やや引き算の美学が過ぎるように思われます。
園内を歩くことで新しい美に出会うことができますが、ワクワクといえるほどのダイナミズムがありません。
ややおとなしい、無難、という感じが致します。
もう少し美への追求があっても良いと思いますが、この余分なものを配置しないという引き算が後楽園の特徴なのでしょう。

引き算すぎる庭園

引き算すぎる庭園
後楽園は名園だと思いますが、最高峰とは言えない、と結論付けます。
検討 金沢の兼六園
1 兼六園は抜群に美しいです。
特に、雪の兼六園は息をのむほど見事です。

冬の兼六園 見事

冬の兼六園 湖面が凍りかけています

冬の兼六園 晴れていても美しいです

冬の兼六園 最上級の美しさです
春、夏、秋、冬、いつ訪れても美しいです。
また、雨の日であっても、異なる美しさを見せてくれます。

夏、雨の兼六園 美しい

夏、雨の兼六園 美しい

夏、雨の兼六園 美しい

夏、雨の兼六園 美しい

秋の兼六園

秋の兼六園

秋の兼六園
このように、兼六園はあらゆる時節、天候、時間帯であっても異なる美しさを発揮していると言えます。
2 次に、兼六園は、どこを向いても美を見つけることができます。
様々な角度から見ても、美の追求に隙がありません。
ちょっとしたせせらぎ、道であっても単調にならないように湾曲、変化させ、見るものを飽きさせません。
また、園内は極めて管理、清掃が行き届いており、無様な要素が徹底的に排除されています。
これほどの美の多様性を持った庭園は珍しいです。
総合力の極めて高い庭園と言えます。
3 最後に、兼六園には、縦横に散策路がめぐらされており、歩くたびに新しい発見、驚きがあります。
このように、兼六園は美しい庭園、日本三名園の一つに恥じない、素晴らしい庭園であると結論します。
検討 番外編 足立(あだち)美術館
なお、一般に三名園とは呼ばれていませんが、島根県安来市(やすぎし)に、足立美術館という庭園があります。
確かに美しいのですが、極めて手入れされた庭園を屋内からガラス越しに見るだけで、園内を歩くことはできません。
まるで、人工的な静止画を見ているような庭園!?です。

足立美術館 園内は一切散策することができない

美しいが、ガラス越しの景色
一部のメディアからの評価は高いようですが、そもそも縦横無尽に歩いて拝見することの出来ないお庭なぞ、私の定義する美しい庭園には該当しません。
また、ガラス越しに見るだけの庭園であるため、これならばわざわざ本物の植物を植えずに、ディスプレイでCGを表示させても大して変わりがないのではないかと、痛烈な批判を致します。
実際に拝見するのではなく、PCやモバイル端末から見て、ああ美しいね、という景色であれば、この足立美術館は確かに上位に位置するでしょう。
しかし、美しい庭園というものは、視覚だけでなく、鳥や虫さんの鳴き声、葉の擦れる音といった聴覚、植物、水や土の匂いといった嗅覚、風の心地よさといった触覚、あらゆる感覚を通じて体感する美であると定義します。
足立美術館は一面的な視覚的美しさに、極端なまでに注力した庭園で、私の定義する美しい庭園ではありません。
検討 高松の栗林公園
1 栗林公園、名前こそ残念ですが(失礼)、その内実は素晴らしい庭園です。

栗林公園 入口
まず、栗林公園は、四季折々、晴れた日も、そうではない日も、日中、夕刻など、様々な時間帯であってもそれぞれ異なった美しさを発揮しています。

栗林公園 2月でも緑が豊富

同様に2月。真冬でも寒々しく無い。

しかし、水温は極めて低いので、鯉さんが集まっています。

4月。新緑が美しいです。

栗林公園 4月

4月 春らしい穏やかな日差し

12月 冬でも風情があります。
また、栗林公園はの営業時間は、
1月 7時00分~17時00分
2月 7時00分~17時30分
3月 6時30分~18時00分
4月 5時30分~18時30分
5月 5時30分~18時30分
6月 5時30分~19時00分
7月 5時30分~19時00分
8月 5時30分~19時00分
9月 5時30分~18時30分
10月 6時00分~17時30分
11月 6時30分~17時00分
12月 7時00分~17時00分
となっています。
お分かり頂けるでしょうか。
ほぼ日の出から、日没までの間、営業しています。
特に、他の庭園では珍しい、ものすごく早朝から営業している、という点に着目すべきです。
つまり、早朝の太陽光を使った演出ができる、ということです。
(なお、
偕楽園は、冬は7時から、春、夏、秋は6時から開園しています。
後楽園は、冬は8時30分から、それ以外の季節は7時30分から
兼六園は、冬は8時から、それ以外の季節は7時からです。)
この、日の出の時刻の演出効果が高いのは、赤壁、と名付けられた岸壁です。
(三国志で著名な赤壁を模しているのだと思われます)
滝が流れています。
もちろん、意図的に流しているものです。
ネーミングセンスに洒落が効いていて、クスっと笑ってしまいます。
元々が赤い岩石でできていることと、さらにこの壁は南東向きにありまして、朝日を浴びると、一層燃え上がって見えるから、赤壁と名付けられたと推察します。
ところで、朝焼けの色は季節によって異なります。
夏場は赤みが強くなり、冬は黄色、黄金色になります。
(詳細な仕組みは割愛しますが、大気中の水蒸気が太陽光を散乱、吸収させるのですが、波長の短い光ほど散乱、吸収されます。つまり、青、紫といった光は水蒸気に吸収されやすいのです。
つまり、一般に水蒸気の多い夏場ほど夕焼けは赤く、冬場は黄色に近く見えるのです。
なお、正確に申し上げれば、この色の変化は何も夕焼けに限らないのでありますが、正午、太陽が真上に登ったときの太陽と地上の距離よりも、朝、夕の太陽と地上の位置の方が距離があるため、朝、夕は特に水蒸気による色の変化を受けやすい、ということです。)
長々と申しましたが、この赤壁という場所も、時刻によって色合いが変化するし、さらに季節によっても色合いが変化する、栗林公園は実に多様な美を見せてくれる、ということであります。
画像引用 ウェザーニュース

12月 曇り空の赤壁

12月 曇り空の赤壁

3月 午前中の赤壁 赤みが強いです

3月 午前中の赤壁 赤みが強いです
2 次に、栗林公園は様々な角度から、美の発見ができる愉快な庭園です。
例えば、橋を主体とした景色であっても、わずかに視線をずらすだけで、今度は飛び石が主役になる、という塩梅です。
さらに、飛び石から、水中には水草があり、鯉たちも自由に泳いでいます。

橋がメインの景色

視線を下にずらせば、飛び石が目に飛び込んでくる。この飛び石も当然渡ることが可能。

水草と鯉
芙蓉峰(ふようほう、という築山)からの景色は凄まじいです。
なんとなく、ぼおおおっと眺めても、綺麗だなあ、広いなあとお思いになるかもしれません。
実はそれで十分なのです。
しかし!!
よくこの景色を見てみますと、ぽつんっと赤い橋があって、その橋が見事に周囲の緑色と補色の関係になり橋の存在を際立たせています。
この橋、栗林公園内の他の橋と比べても、意図的に小さい橋になっています。
さらに!!
橋の両端にある生け垣が、意図的に斜めに配置されています。
つまり!!
これらは目の錯覚、遠近法を使って庭園をより広く見せよう、という工夫なのです。

芙蓉峰からの眺め

あらゆる樹木、構築物がなぜそこにあるのか、隠された意図がある
このように、栗林公園は視点、考え方を少し変えるだけで、様々な発見、驚きがあります。
極めて総合力の高い庭園です。
3 最後に、栗林公園には、歩いているだけで新しい発見、美と出会うことができます。
例えば、意図的に視界を狭くした通路があります。
どれどれ。。。と進んでいくと、ぱっと右手前方に美しい東屋が見えるようにしてあります。
この東屋を見た人は、是非ともそこに行ってみたい、と思うでしょう。
冒険心、探究心がくすぐられるのです。

意図的に視界を狭くした通路

視界が開けた先に東屋がある
この橋は、渡る人を少しからかっているかのような橋です。
遊び心があります。

遊び心のある橋
様々な路地を歩いていくと、様々なアイテムが出迎えてくれます。
まったく飽きないのです。

様々な石塔

様々な石塔
山を登ると、美しい景色が広がります。

山を登る

飛来峰より
このように、栗林公園は高い美意識によって作り上げられた小宇宙です。
しかも、押し付けがましくなく、自由に移動して見る人のぞれぞれの価値観、美意識で捉えることができる、懐の深さがあります。
また、園内は16ヘクタール(後背の紫雲山を含めると75ha)と、極めて広大です。
この広さが、栗林公園の美の幅を広げているのだと思われます。
(なお念のため、偕楽園13ha、後楽園14.4ha、兼六園11.7ha)
以上のように、栗林公園は、私の定義する3要素を全て、高いレベルで兼ね備えており、美しい庭園と言えるのです。
結論 新しい呼称の提言
個人的には、兼六園と栗林公園で日本庭園の双璧、という表現に改めるべきと考えます。
大負けに負けて兼六園、後楽園、栗林公園で日本三名園とするべきでしょう。
自説を支える他の根拠 特別名勝
なお、私の申し上げたことは独りよがりの妄言というわけではなく、他にも根拠があります。
すなわち、文化財保護法による指定で、名勝、特別名勝という称号があります。
学者さん、芸術家さんなどが集まった文化審議会による議論を経て、風致景観が優秀、学術的価値が高いと認められた場所には、文部科学大臣が名勝という称号を付与します。
その名勝の中で、とくに価値が高いと判断されたものに、特別名勝という称号が与えられます。
この特別名勝は、日本国内で36箇所しか付与されておらず、その中には、松島、富士山、金閣寺など、誰もが認める素晴らしい遺産、風景などが指定されています。
そして、兼六園、後楽園、栗林公園はいずれも特別名勝に指定されています。
しかし、偕楽園は名勝に指定されているに過ぎません。
もちろん、名勝でも立派ではありますが、2025年3月現在、名勝と呼ばれている場所は全国で431件あります。
名勝の数の多さに比べれば、特別名勝である栗林公園がいかに選ばれた存在であるか、お分かり頂けると思います。
お詫び
本稿は私の勝手な価値観を述べたに過ぎず、栗林公園以外の日本庭園を否定するものではありません。
文章を面白おかしくするために、やや過激な記述がございますが、ご不快に思われた方がいらっしゃった場合、お詫び申し上げます。
本稿では偕楽園を酷評している部分がございますが、これは日本三大◯◯というカテゴリ分けが奇妙ではないか、という私の疑問、違和感に基づいたものであります。
誰が定義したのかも、根拠も分からないのに、三大◯◯というだけでありがたがるのはおかしいと日々感じておりました。
偕楽園自体には私も何度も参詣しておりますし、美しいとも感じております。
さらに、偕楽園の魅力は、周囲にあまた存在する水戸藩の遺物、遺構、千波湖の美しさといった複合的な要素にあると思われます。
従いまして、偕楽園単独を取り上げてあげつらうのは、本来は卑怯、ずるいと思われますが、本稿ではあえて偕楽園単独で取り上げております。お許しください。
また、足立美術館も素晴らしい美術館で、極めて人気の高い美術館です。
もちろん、私も拝見したことがあります。
美しくない、とは全く申しておらず、あくまでも私が好む回遊式庭園として観光客が通行できないからつまらない、というのが本旨です。
同じ日本庭園とはいっても栗林公園や兼六園とはカテゴリが違うため、どちらが美しい、優れている、などと論評すること自体が的外れと言えましょう。
お許しください。
ちょっとだけ宣伝
ご旅行は楽天トラベルがポイントもついて便利です。
お宿によっては、現地決済の場合、現金しか使えない、というところもあります。
楽天トラベルであれば、事前にクレジットカード決済ができるので、身軽にツーリングしたいロードバイクではありがたい点です。
私も楽天トラベルをよく利用しています。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。
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