ジョン万次郎資料館 2025年 年始ツーリング 四国半周 その19

四国(徳島県 香川県 愛媛県 高知県)

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本記事は

高知県宿毛市 / 2025年 年始ツーリング 四国半周 その18 ホテルアバン宿毛
皆様、こんにちは!!ラッコ店長です。本記事はの続きです。出発紫電改博物館で感動し、出発しました。結局、90分ほど滞在しておりました。ヒルクライムかトンネルか、それが・・・四国南西部は険しい山岳部になっています。そのため、あり得ないヒルクライ...

の続きです。

出発

ホテルアバン宿毛(すくも)さんで、夢のように快適な一夜を過ごし、朝になりました。
野営よりも、遥かに体力が回復します。
ありがたい。

さらに、雨が止みました。

では出発します。

大月

大月、という道の駅があるそうです。
私は、ずっと関東に住んでいたため、大月といえば山梨県の大月、岩殿山城(いわどのやまじょう)のある大月をイメージしますが、同じ地名というものは全国に散見されるものでありますね。

一気に高知県色が強くなりました。

良い天気になってきました。
素晴らしい。
四国は南側、つまり太平洋側が人もクルマも少なく、走りやすくなっています。

叶崎(かなえざき)

叶崎という、素敵な岬を発見しました。
なんという天晴(あっぱれ)な命名。
是非とも寄りたくなります。

岬までの道のりは左右が断崖でございました。
普通に、ころりんと落ちそうです。

ここまでど田舎(大変失礼)に来ると、海がとても美しいです。
素晴らしい。

この日は風が強く、海が逆巻いておりました。

浜、という地名です。
いままで全国を巡って来て、浜、という地名はしばしば見たことがあります。
浜辺に付与する、もっとも単純であり、快闊な名称でありまして、他の浜のことなぞ知らぬ!!という意志の強さ、志の高さがうかがえる命名法です。
素晴らしい。

ジョン万次郎資料館

ジョン万次郎資料館に立ち寄ろうと思います。

まず最初に、ジョン万次郎さん、ジョン万次郎さんに関わった、関わっている人々に深くお詫び申し上げます。

私は今までジョン万次郎といえば、幕末にぽっと出た通訳者、学もなく、たまたま外国語を身に着けただけのつまらない人物、と理解しておりました(凄まじく失礼)。
しかし、ジョン万次郎資料館を拝見して、その考えが全くの誤り、なんという矮小な理解、尊大な思い込みと分かりまして、深く反省するとともに、私の浅薄な理解を打ち砕いてくれたジョン万次郎資料館さんに感謝致します。

ジョン万次郎(中浜 万次郎)さんは、確かに寒村の漁師出身、ということで、名門の貴族でもなければ、豪商の師弟でもありません。
そのため、幼少のころから豊かな教育、文化的背景に恵まれて育ったわけではありません。
しかし!!
少年のころ乗っていた漁船が鳥島という絶海の孤島に漂流し、助けを呼ぶこともできず、仲間4人と共に、なんとその無人島で143日も生存する、というまず最初の偉業を成し遂げます。

海藻やアホウドリさんを頂きながら命をつなぎ、助かるまで諦めないという、そのたくましさ、前向きさに、感動せざるを得ません。

諦めない者には道が開かれる、ということでしょうか、143日目に米国の捕鯨船に発見、救助され、中浜 万次郎さんの数奇な人生が始まります。

6ヶ月後、捕鯨船はハワイに到着し、仲間4人はそこで暮らすことに致しました。
(当時、日本は鎖国中で外国船に乗って帰国した、ということになれば無断で出国した、入国した、ということになり、厳罰に処せられてしまうのです)

中浜 万次郎さんは、ハワイに留まることにせず、さらに広い世界を目指すことにしました。
これがまたとんでもないことです。
わずか14歳の少年が、恐れもせずに世界を目指すという、その冒険心に感動したのであります。

さらに、中浜 万次郎さんぽっと出た通訳者、つまらない人物どころか、捕鯨船のクルーとして極めて優秀で、クジラさんにモリを打つ係になったり、航海中にゼロ状態から始まった英語学習を瞬く間に身につけ、マサチューセッツ州フェアヘブンで英語・数学・測量・航海術・造船などを学んでおりました。
バートレット・アカデミーでは首席卒業し、たまたま外国語を身に着けただけのつまらない人物などという私の理解がいかに小賢しいものであったのか、中浜 万次郎さんの才能、努力を全く知らない者の評であったと、雷光に打たれたかのような衝撃を受けました。

さらに、中浜 万次郎さんは南米最南端のマゼラン海峡、アフリカ最南端の喜望峰を通って、世界周航も成し遂げておりまして、google mapも衛星も無い時代に、その凄まじさ、歴史上の日本人の中で、最強クラスと言って良い偉業、冒険者と思われます。

私はジョン万次郎資料館をあとにするころには、すっかり中浜 万次郎さんの大ファンとなりまして、素晴らしい展示内容と中浜 万次郎さんの生き様に深く心打たれ、涙しそうになるくらい、感動しました。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

四国最南端 足摺岬(あしずりみさき) / 2025年 年始ツーリング 四国半周 その20
皆様、こんにちは!!ラッコ店長です。本記事はの続きです。風光明媚な四国ジョン万次郎資料館をあとにして、さきに進みます。四国の南西部は非常に風光明媚です。あまりにも地の果て(大変失礼)ではありますが、ロードバイクで走るのに魅力的な場所です。ジ...

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