本物の水戸黄門、助さんに会いに行く!! ,常陸太田市西山荘レビュー/ 2025年4月4日-9日 北関東、東北周遊 その2

北関東(群馬県 栃木県 茨城県)

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本記事は

いきなりのトラブル ワイヤーが切れた リクセンカウルワイヤー交換/ 2025年4月4日-9日 北関東、東北周遊 その1
皆様、こんにちは!!ラッコ店長です。2025年4月4日から9日まで、北関東、東北を周遊しておりました。今までの人生で行くことのできなかった箇所を重点的に巡りました。コースの予定図栃木県下今市から出発して、益子、茂木を経由して、竜神大吊橋を拝...

の続きです。

無事に夜明けを迎える

夜明け前、シカさんと思われる、きゅーん、きゅーんという鳴き声がたくさん聞こえました。
それ以外にも、鳥さん、獣の鳴き声など、動物園か!!と言いたくなるような、野性味に溢れたお山でございました。

無事、夜が明け、イノシシさんやクマさんの襲撃はありませんでした。
(毎度、ご注意しておりますが、野営には十分お気をつけください)

食べものの名前の道

私、ロードバイクであちこちを走っておりますものの、実は車道が好きではないのです。
可能な限りクルマ通りの少ない、農道を進みます。

ビーフライン、という変わった農道を進みます。

アップルロード
フルーツライン
ストロベリーロード
オレンジラインなど、食べ物の名前がついた道は全国にたくさんあります。

私が個人的に猛烈に推すのは、食べものの名前ではありませんが「ナイスロード」です。

天の恵み

しばらく進んでおりますと、なんという天恵!!
セイコーマートを発見しました!!
北海道でもないのに、セイコーマートがあるとは、なんという奇跡!!
この嬉しさは、マゼラン海峡を発見したマゼラン艦隊の歓喜、喜望峰を発見したバルトロメウ・ディアスの喜びに匹敵すると言えましょう。
私は大歓喜して、店内に躍り込みました。

お宝の山です!!
北海道産の豊富牛乳、ガラナなど、目もくらむばかりであります。
さらに!!
私が愛してやまないセイコーマートパスタがありました!!
2025年のお値段は¥148!!
これ一つでお弁当として成立するボリュームがあります。

本来であれば、1000個は頂きたいものの、積載できる量にも限りがありますから、なくなく1つだけ頂くことに致しました。

西山荘 水戸黄門さんのお家

ありがたく頂き、猛然と次の目的地に進みました。
西山荘です。

ここは、水戸黄門でおなじみの、徳川光圀さんが住んでおられたお屋敷がある場所なのです。
もっとも、現役時代ではなく、ご隠居になった後のことでありまして、ゆえに、水戸から少しはなれた場所に隠居所があります。
水戸は何回か訪れたことがありましたが、この西山荘がある常陸太田市は、私も今まで訪れたことがなかったのでありました。

西山荘は小高い丘の上にありました。

園内はとても美しく、平日の午前8時に到着したため、園内に人影はありませんでした。
のんびりと拝見できます。

助さんのお家

すると、不思議な看板を発見しました。
「助さん住居跡」

助さん!?
あの、ドラマ水戸黄門でおなじみの佐々木助三郎さんのことですか!?
私はワクワクしながら、助さんのお家を拝見することに致しました。
園内を進む進む、細い道をひたすらに進むと、助さんのお家がありました。

これが助さんのお家。
感動します。

園内でも入り組んだ、すこし高台にありまして、防御の要衝という感じが致します。
池と小川がひたすらに進路をさえぎり、奥の院のような風格があります。

皆様、ご存知と思われますが、ドラマ水戸黄門は歴史的事実をヒントに、創作された物語です。
水戸黄門という名前は実在し、これまたご存知、水戸光圀さんの異名です。
水戸光圀さんは大日本史という歴史書の編纂を命じ、その編纂事業に携わったのが、佐々 宗淳(助さん 佐々木助三郎のモデル)、安積 澹泊(格さん 渥美格之進のモデル)です。

もっとも、大日本史は江戸末期まで、200年ちかく作業し続けるという一大事業でありまして、助さん、格さんだけが携わったわけではないのですが、両名とも優秀な学者として著名であったため、ドラマのモデルとして採用されたものと思われます。

さらに園内を進みます。

徳川ミュージアム批判からの徳川ミュージアム賛美

西山荘の入口まで来ました。
ここは徳川ミュージアムという団体が運営している史跡で、公的な存在が管理しているわけではありません。
ゆえに、徳川ミュージアムの管理、公開している史跡というのは、入場料がかなり強気、高額なのです。

水戸の徳川ミュージアムは入館料が¥2,500で、私も拝見したことはありますが、この入場料に対して批判的な意見は多いです。
とはいえ、私的な団体が公開しておられる施設でありまして、赴くのが国民の義務ではありませんから、入場料が高いと文句をいうのはそもそもの筋違いであります。

この西山荘は入場料¥1,500でした。
どうしようかな。。。どうしようかなあ。。。と迷っておりますと、なんと!!
警備員室からおじさんが現れて、まだ時間前だけど、入っていいよ、と話しかけて下さいました。
(開園20分前に到着していたのです)

実を申せば、入園料が高いのと、開園前だからと自分に言い聞かせて、立ち去る予定だったのです。

しかし!!
ここまでお話を受けて、帰ることはできない。
これもまた、なにかの縁。
私は2025年から日光市民となりまして、東照大権現様(徳川家康公)の孫たる、徳川光圀さんのお家を見ないわけにはいかない!!
ええい、ままよ!!
と券売機に¥1,500投入して、入園しました。

警備員のおじさんは、私が時間前に現れた、相当なマニアだとお思いになったのか、園内のみどころ、進み方、徳川ミュージアムのなりたちなどをご説明くださいました。

そして、これから一時間ほど、園内は私だけで、だーーーーーーーーーれもいらっしゃらない、という独占タイムとなったのです。
この独占時間が、あとになって振り返りますと、凄まじい豊饒(ほうじょう)、魔法にかかったかのような、水戸光圀さんがその場にいるような錯覚をおぼえ、素晴らしい時間なのでありました。

園内はちょうど桜の季節で、うぐいすさんが鳴き、なんとも心地よい空間でした。
また、笹の葉がさらさらと風でそよぐ音が興趣をそそり、ああ、空気が移動しているのが分かる、なんとも素晴らしい庭園だと絶賛することになったのでした。

これほど美しい笹の葉の音を聞いたことがない。

規模は小さい庭園でありますが、周囲からの干渉、視線を防ぐ作りになっておりまして、隠棲場所として、これは実に愉快。
自分もこのような場所で研究活動に明け暮れてみたいものだ、と思われました。

開園から40分ほど経ちまして、ガヤガヤと団体の観光客さんがおいでになりました。

私にかかっていた魔法が一気に霧散して、急に現実に引き戻されたといいますか、もう帰ろうと思いました。
(このようなことを申し上げるのがためらわれるのですが、私は、観光地に行きながら、他に観光客さんがいると興ざめになってしまうのです。ゆえに、観光客さんが来ない時間、時期(真冬、コロナ期など)を好みます。地の果てが好きなのも、誰もいないことが多いからです。)

いずれにせよ、素晴らしい体験ができました。
西山荘、訪れてよかったのです。




本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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