皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
本記事は

の続きです。
美しい阿武隈川
三春滝桜を後にして、北上します。
二本松、という場所に行ってみたかったのです。
二本松は交通の要衝で、しばしば歴史の表舞台に登場します。
どのような街なのか、とても楽しみです。
阿武隈川沿いに北上しました。
川の水が美しく、福島県、素晴らしいなあと感嘆致しました。
ふと見ると、公園なのか、私有地なのか、判然としない広場がありました。
屋外の窯もあるようで、これは一体。。。
余裕のある地域の方が、公共の用に整備しておられるのだ、と理解しました。
都心部ではあり得ない、美しい光景です。
安達ケ原 五重塔
なんと!!
五重塔が見えます。
あ、あれ。
東北の五重塔といえば、羽黒山五重塔、弘前五重塔くらいしかなかったような。。。
調べますと、このあたりは安達ケ原と言って、鬼婆伝説という言い伝えがあるそうです。
二本松市から指定管理を受けた団体が管理しているようで、二本松市の土地、建物と思われます。
五重の塔は1993年に出来たもの、とのことです。
なるほど、理解しました。
しかし、なかなかにして立派でありまして、あと300年もすれば、この塔も著名な観光地となるのでしょうか。
鬼婆伝説
すぐちかくの河原には、鬼婆伝説という物騒なお話が残っています。
旅の僧がこの地で、宿をかりたところ、老婆が住んでいました。
老婆のお家には、絶対にあけてはならない部屋、というものがありました。
夜半、僧は気になり、つい部屋を覗いてしまうと。。。おびただしい数の白骨死体があり、驚いた僧は逃げ出したのでありました。
怒り狂った老婆が追いかけてきて、恐怖にかられた僧は菩薩像を取り出して経文を唱えたところ、ぱあああああっと菩薩像が光り輝き、老婆めがけてずどどどどど!!と光の矢を放った。
老婆は、ぐはああああああ!!と呻いて、おのれ小僧、許すまじと悶絶するも、息絶え、菩薩の聖なるご加護によって成仏しました。
僧は老婆のお墓をこの辺りに作り、供養したと言われています。
という伝説です。
昔話、RPGに出てくるような光の矢といった、ファンタジー感満載のお話なのでありました。
大絶賛 渋い町並み
しばらく進むと、明らかに街の雰囲気が変わりました。
看板が実に渋いです。
木に毛筆で記してあります。
渋い。。。これほど渋い町並みは見たことがありません。
なんと地名が郭内!!
これは明らかに、お城の中にいる、ということであります!!
猛烈に興奮してきました。
二本松礼賛
二本松城に到着しました。
まず、歴史博物館から拝見したほうが理解が進むだろうと思いまして、博物館に行きます。
この博物館、無料でありながら、素晴らしく充実しておりました。
二本松市の方々が、ご自身の歴史、文物に誇りを持っておられることが良くわかります。
石垣の解説など、非常に勉強になる内容でありました。
必見であります。
二本松藩は、江戸時代初期から、江戸末期まで、織田信長さんの家臣、丹羽長秀(にわながひで)さんの子孫が統治していきました。
歴史的遺物が豊富です。
石垣が見事です。
見ていて飽きません。
お分かり頂けるでしょうか。
明らかに道がまっすぐ、それでいて現代のクルマ中心に開発された道ではない、せまーーーい道がずっと続いています。
これは江戸時代の城下町、人工的な町割りに違いありません。
二本松城、素晴らしく、この地を離れることが名残惜しいため、本日は二本松に野営することと致します。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。
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