夢をこわさない受け答えの仕方

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

しばしば受けるご質問

ロングツーリングをしていると、しばしば受けるご質問があります。

どこから来たの?

もっともあるのは、
どこから来たの?

です。

最初のころは、その時々に応じてバカ正直に、神奈川県の横浜市から来ました、とか、東京都の世田谷区から来ました、とか、栃木県の日光市から来ました、とか答えていたのですが、ある時からもう、正確にお答えすることを止めました。

このようなご質問をした方のご趣旨は、普段見かけないような自転車、装備品で、必死の形相で走っている人物であるから、自分たちとは異なる価値観、人生を送っている人に違いない、だから、さぞかし遠くから来たに違いない!!という予想のもと、そのような答えを期待し、期待通りの返答があって驚きたい、ということなのだと推察します。

そうだとすれば、質問者さんの意図、趣旨どおりに返答するのが望ましい、ということになるでしょう。

したがって、上記のご質問に対する返答は、なるべく遠くから来たのであって、さらに、(私がロングツーリングをするような箇所は大変恐縮ながら超絶ど田舎、地方が多いため)、都市部出身であるという2つの要素を兼ね備えていることが望ましいのです。

よって、東京から来ました、という回答が最適と考えます。
(その地方の言葉を流暢に操れる方であれば、大阪から来ました、博多から来ましたといった回答もよろしいでしょう。)

東京から来ました、とお答えすれば、東京から来たの!!とほとんどの方はびっくりなさいます。

そもそも、このやり取りには、科学的な正確さ、論理的な精緻さなどが求められているのではありません。
その場限りの会話として、予想を上回った回答が得られて、びっくりした、満足した、というのが質問者さんの意図なのですから、これで良いのです。

何日くらい走ってるの?

次に多いのは、何日くらい走ってるの?というご質問です。
実際は、ついさっきそこの新千歳空港(北海道)から出発したばかりです、とか、新幹線で新潟駅に着いたばかりです、ということも往々にしてあります。

しかし、それをバカ正直に答えては、盛り上がりに欠けるというものでしょう。

そこで、この場合の最適解は、2週間くらい走っています、であると考えます。

まず、国内のツーリングで1ヶ月、2ヶ月走っている、というのはかなり不自然です。
不可能ではありませんが、第一、仕事はどうしてるの?、そんな長く走れるものなの?とさすがに不審がられるでしょう。
2週間であれば、お休みを工面して、なんとかありえなくは無い期間です。

次に、2週間あれば、東京から出発して、ほぼ全国のどこにでも(到達しようと思えば)到達できる時間ですから、リアルさもあります。

2週間も!!と皆さん、びっくりなさいます。
実際に、これから2週間走るかもしれないし、年間何十日も走っているわけですから、2週間どころでは無いとも言えますし、細かな正確性などはどうでもよろしいのです。

どのくらいの距離を走っているの?

最後に、どのくらいの距離を走っているの?というご質問があります。
これは難しい質問です。

北海道、東北であれば2,000km、それ以外の地域であれば1,000kmと答えておくのが無難でしょう。

まず、500kmとかの3ケタではインパクトにかけます。
次に、広大な北海道、東北以外で2000km走っているというのも、やや不自然です。
どんなルートで!?と不思議になります。

ゆえに、上記の回答が最適解と考えます。

以上のように、事前に答えを決めておけば、ツーリング中に質問されても、サラサラと受け答えができます。

2025年5月は北海道と東北を15日間ほど、周遊しておりましたが、4人の方から、上記のご質問を受けました。
邪険にするのもその土地の人々に失礼ですし、真実を伝える場ではないため、このように回答している、というわけであります。

念のため

なお、私が本稿のような受け答えをしているのは、あくまでもその場限りの世話話、一過性の会話で、内容の真実性にほとんど意味がないからであります。

もちろん、通常のお客様に対しては、誠心誠意、真実をお話しております。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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