皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
ALEXRIMSとは
ホイールのオーバーホールをしました。
ALEXRIMS(アレックスリムズ)というブランドのもので、カンパニョーロ、フルクラム、マビックといった著名ブランドに比べると、地味(大変失礼)かもしれれません。
もともと、ALEXRIMSは台湾の新興ブランドで、OEMを中心に製品を開発、展開しておりました。
この点は車体ブランドのGIANT、MERIDAさんと似ています。
そして、その後の展開も似ています。
つまり、OEMで技術を集積し、自社ブランドも展開するようになったのです。
それが、ALEXRIMSホイールで、ラッコ店長も好んで使っているホイールです。
RXD3はアルミホイールながら、前後1600gと十分に軽量です。
さらにおもしろいのは、クイックリリース式、スルーアクスル式に両対応できることなのです。
正直に申して、今、パフォーマンスロードバイクは軒並みスルーアクスルに移行済みで、今更クイックリリースなど使わない。。。
まったくその通りであります。
しかし、車体によっては一部クイックリリースを使っているものが、今でもあるのです。
ラッコ店長がプライベートで使用している車体は、まさにそれで、フロントはスルーアクスルながら、リアは135mm クイックリリースという変態構成なのです。
また、クロスバイク等のエントリーモデルでは、今でもディスクブレーキモデルで、クイックリリースのホイールを使っている、というバイクもあります。
RXD3であれば、標準で変換アダプタが装備されているため、追加費用なく、対応可能です。
他社ブランド、メーカーでも変換アダプタが販売されているモデルもございますが、この変換アダプタ、それだけで¥5,000以上するものばかりで、お値段が随分とかさんでしまうのであります。
フリーボディの分解
フリーボディの回転が渋くなってきたので、分解します。
まず、スプロケットを外します。
スプロケットリムーバーを使います。
工具にはいろいろなものが販売されておりますが、プロ用のものと、アマチュア用のもので、圧倒的に工具の剛性、耐久度が異なります。
ご予算に余裕があるのであれば、パークツール社のものがベストでしょう。
安価な工具は、すぐに壊れます。
ラッコ店長もパークツール社のスプロケットリムーバーを使っています。
フリーボディ内部が随分と汚れておりました。
ラチェットの爪も汚れておりました。
クリーニング、グリスアップ
ラチェットの爪、フリーボディ内部をクリーニングします。
シマノプレミアムグリスを塗ります。
なお、ホイールには、高級品ほどラチェット音が甲高く、エントリーモデルは静かである、という一般的な傾向があります。
確かに、このような傾向はありますが、必ずしも論理必然的なものではありません。
そもそも、ラチェット音は充填するグリスの量に大きく左右されるため、グリスの量を増やせば静かになります。
逆に、グリスの量を減らせば、けたたましい音になります。
(もちろん、高級品ほどフリーボディ内部の爪と段の数が多いため、それで余計にチキチキ鳴る、ということはあります。)
ついでに、反対側のベアリングもお掃除しました。
砂だらけになっておりました。
クイックリリース用のハブをもとに戻します。
カセットスプロケットのクリーニング
さらについでといいますか、カセットスプロケットが汚れていたため、クリーニングします。
カセットスプロケットや駆動周りは可能であれば、いつもきれいにしておくべきなのです。
というのも、汚れらは、金属粉、砂、小石などが混じっております。
この汚れが付着したまま走行を続けると、つねにザラザラした物質を擦り付けながら走行している、というわけで、パーツの摩耗、寿命を短くしてしまうからなのです。
特に汚れたままのチェーンを使い続けた場合、チェーンの摩耗が深刻です。
シマノが提唱している寿命の五分の一以下、といった短時間の間にチェーンが切れる、延びてしまう、ということがあります。
スプロケット固定
きれいになりました。
もとに戻します。
スプロケットを固定します。
滑らかに回転するようになりました。
ラッコ自転車は現在、リアル店舗を持っていません。
しかし、酔狂にも作業を依頼したい、という方がおいでであれば、スポーツ自転車のオーバーホール、メンテナンスなどの作業をお受けすることが可能です。
その場合は、日光周辺まで、車体をお持ち込み頂く必要があります。
詳しくは、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。
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