皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
本記事は

の続きです。
上記その1でも述べましたように、石垣島への行き方は、飛行機のみです。
飛行機を使って、石垣空港まで移動した後のことについて記します。
ロードバイクにとって、石垣島のワーストシーズン
本稿ではロードバイクで石垣島を訪れた場合について述べます。
一般的なクルマ、徒歩の旅行とはやや観点が異なります。
まず、ロードバイクにとって、大敵は風です。
強風の場合、向かい風では快速が出ない、横風は煽られて危険、追い風は助かりますが直線道の少ない石垣島ではそれほどの恩恵はありません。
次に、雨もやっかいな相手です。
ところで、石垣島の郊外には、サトウキビ畑が広がっていて、農耕車が頻繁に行き交いしています。
その農耕車が畑の土を路面に落とし、それが雨に濡れると、凶悪なのです。
つまり、畑の粘土のような土が薄く路面に広がり、恐ろしく滑りやすくなります。
ラッコ店長は実際に雨と土で落車したことがあります。
なんということもない道で、いきなり、リアタイヤが滑りました。
雨がよく降り、風が強い季節。。。それは夏でも、梅雨時でもありません。
石垣島(に限りませんが)、沖縄周辺は、冬、1月-2月がロードバイクにとってはワーストシーズンなのです。
もし関東にお住まいの方であれば実感が無いかもしれませんが、1月から2月というのは、日本列島に強烈な北西風が吹き付ける時期です。
シベリア大陸がひえひえとなり、ひえひえの大地に冷やされた空気もまた、冷えます。
そして、空気の密度が上がり、高気圧となります。
これに対して、海水は大陸ほどは冷えにくいため、相対的に温かく、日本の南東、海洋の空気もまた温かいのです。
そして、空気は高い気圧から低い気圧へ移動しますから、シベリア大陸から北西風が日本列島を襲うのです。
北西風は日本海を渡るときに、湿度を帯びて北陸、日本海側に豪雪をもたらします。
そして!!
この北西風の影響は、沖縄県でも無縁ではないのです。
確かに、石垣島を含めた沖縄県は、さすがに本土よりも遥かに緯度が低いため雪が降ることはありません。
しかし、湿度を帯びた北西風が吹き荒れるというのは同様で、ぬるい湿度を帯びた強風が吹き続けます。
1月から2月の石垣島は、ほとんど太陽も出ず、ずっと雲が空を覆い、強風とともに霧のような雨が降り続けます。
観光はできない、まともに走ることはできない、強引に走ったとすれば風と滑る路面で極めて危険と、ろくなことがありません。
寒いので南の島に行けばあったかいに違いない、冬は石垣島に行こう!!、というのは早計なのです。
この時期は、いかに航空券が格安セールをしていたとしても、石垣島にロードバイクで行く価値は低い。。。と考えます。
しかし!!
それでも私も2月に八重山諸島、宮古諸島を訪れたことはありますし、うまく風の強くない日を引き当てれば、走行も不可能ではありません。
しかーし!!
基本的には常に北西風が吹いているため、海は荒れて、海中の砂も撹拌されるため、美しい海を見ることは難しいでしょう。
また、本稿では詳述しませんが、フェリーが欠航になることが多く、石垣島の魅力である船旅が出来ない、というのも痛恨のマイナス点です。
このように、1月から2月が、石垣島のワーストシーズンと考えます。
なお、一般的には7月の台風シーズンをもって石垣島の最も観光に向いていない時期とすることが多いと思われます。
しかし、台風の影響は短く、台風にさえ当たらなければむしろ南国を満喫できます。
これに対して、1月から2月は、ほぼ常に雨と強風に見舞われるため、ロードバイクで走行するという観点からすれば、やはり1月から2月をもっとも不向きな時期と結論致します。
石垣島のベストシーズン
それでは最良の時期はいつか、ということですが、1月から2月を除けば、基本的にいつでも良い、と考えます。
なぜなら、ロードバイクで走る場合、多くの人々と異なり、海水浴や海で遊ぶことがメインではないと思われまして、必ずしも夏、ビーチの快適さにこだわる必要が無いからです。
とはいえ、私が申し上げるまでもなく、石垣島の7月、8月は強烈な日差しで、その中を半裸に近いサイクルウェアで走るのですから、熱中症、日射病には十分に警戒してください。
ラッコ店長は、夏の南国を走るときは、出発時に水浴びをして走ります。
さらに、水浴び用の水を車体につんで、それを30分おきくらいに浴びます。
また、可能であれば氷をビニール袋にいれて(お金を出して氷を買ってもよいですが、石垣島であればイオンさんがたくさん展開しておられるので、食品保冷用の氷が無料で入手可能です。もちろん、一人一袋といった制限はあります。)ウェア後ろポケットに入れておくと、2時間はひんやりして、熱中症の恐れを軽減してくれます。
あえてロードバイクに向いたシーズンを申し上げるとすれば、4月から6月、10月から12月まで、となるでしょうか。
石垣島の梅雨入り、梅雨明けは本州よりも1ヶ月ほど早いため、例年、6月には梅雨が開けます。
その後、台風が多数来襲するまで1ヶ月ほどはロードバイクに向いていると言えるでしょう。
また、秋から冬にかけても好ましいシーズンです。
しかし、突発的な台風が発生することもあり、航空便が欠航することもあります。
台風は数日前に突如として発生するため、事前の予報はほぼ不可能なのです。
石垣島の地勢、地形
石垣島は丁寧に周遊すると、一周約123km、獲得標高785mほどになります。
石垣島はサンゴ礁そのものが隆起した島ではありません。
そのため、南の島によくある、平地がひたすら続く、という島ではありません。
最高峰の於茂登岳(おもとだけ)はなんと、標高526mあり、南の島、というイメージとは遠いものがあります。
これだけ高い山があれば、当然、ヒルクライムもありますし、山林、密林が発達しているのが特徴です。
また、山岳部があるため、石垣島の海岸線を綺麗に一周することはできません。
北西部の平久保崎は行って帰ってということになります。
石垣島は人口約50,000人で、大都市と言ってよろしい規模があります。
しかし、川はすぐに海につながってしまい、長大な川がありません。
水需要を満たすために、島内に複数のダムがあります。
島の中央部には、ダムがいくつもあり、このダムを巡る、という旅も楽しいかもしれません。
また、石垣島は南の島ではありますが、前述したように、サンゴ礁が隆起した島ではないため、島の端っこが断崖絶壁という箇所も多いです。
そのため、海岸線沿いに進んだとしも綺麗なビーチが果てしなく続く、というわけではありません。
綺麗な一筆書きの周遊はできない、ということです。
補給、決済方法
南国以外のご出身の方は、夏の石垣島の凄まじい熱線、湿度は異次元のものでしょう。
十分に水分補給のボトルをもってお出かけするのが吉です。
また、商店、スーパーなどは島の南西部に集中しています。
それ以外の地域では、補給はままならないでしょう。
島の南西部以外は、共同売店という商店で食料品を調達することになります。
おそらく、小さな小売屋さん、商人さんが1つのお店に商品を持ち寄って、共同で販売しているお店、なのだと思われます。
そのため、品揃え、ブランドなどはバラバラで、偏りが見受けられます。
当然ながら24時間営業ではありません。
島の南西部はクレジットカード、バーコード決済などが可能ですが、それ以外の地域はまだまだ現金決済のみ、というところが多く、南西部以外の場所に訪れる際は、現金を持ち合わせておくと良いでしょう。
モデルコース
石垣島周遊の距離は前述しましたように、123kmです。
飛行機による到着時刻がどんなに早くても午前10時にはなるでしょうし、強引に一日で周遊することはおすすめしません。
夜までひたすら走り続けるだけ、というツーリングになるでしょう。
2日から3日かけて周遊することをおすすめいたします。
また、前述しましたように、綺麗に一筆書きで周遊できるコースが存在しないため、何日かに分断して、巡るのがよろしいと考えます。
コースA 定番観光地を周遊する
島南西部を拠点として、川平湾(かびらわん)、米原(よねはら)ビーチ、於茂登(おもと)トンネルを通って島南西部に戻る

コースB 長距離 最北端を目指す
島南西部から出発して、石垣空港、平久保崎に行き、再び島南西部に戻る

コースC ヒルクライム
島南西部から出発して、石垣鍾乳洞、スカイライン、エメラルドの海を見る展望台、渡り鳥観察所、カンムリワシ展望台、石垣ダムを見て、再び島南西部に戻る

といったコースが考えられます。
なお、掲載しましたride with GPSサイトは、獲得標高が過大に表示されます(実際のルートではなく、山岳を登ったと計算することがあります)。
また、ルートはあくまでも例示のもので、より走りやすい道も存在しますから、現地の判断を優先してください。
(一応、ラッコ店長は上記ルートをすべて走破したことがあります)
ロードバイクで訪れる、おすすめの場所
ロードバイクによる旅と、通常のクルマ、バスなどによる旅とで異なる点は、ロードバイクによる旅の場合、移動することそのものが体験、価値がある、というところにあります。
単に目的地に到達するのではなく、その目的地までどのように移動したのか、という過程も重要なのです。
このような観点からすると、ロードバイクによる旅に向いている場所というのは、
高所であったり、急坂であったり、見晴らしの良い場所などでしょうか。
また、小休止を兼ねて、涼しい場所というのも良い選択です。
さらに、雨が降ったときは屋内の施設を訪問するのも良いでしょう。
具体的には、
高所、急坂、見晴らしの良い場所
1 エメラルドの海を見る展望台
展望台です。
石垣島の市街地を眺めることができます。
展望台に至るまで、激坂があるため、ロードバイクでの走行におすすめです。
これぞスポーツバイクの醍醐味!!
南の島でヒルクライムができる箇所、というのは貴重です。
海の色は。。。絶賛するほどではないかも。。。しれません。

石垣島で貴重な激坂

展望台

石垣島の南西部、市街地が見えます
2 渡り鳥観察所
ここもロードバイクで訪れる価値があると考えます。
激坂の上に、たまご型の展望台があります。
360度、全周を見渡すことができまして、素晴らしい展望台です。

最初は期待しておりませんでしたが。。。

変わった形の展望台です

素晴らしい眺望があります
3 南の島の展望台
渡り鳥観察所のすぐそばにある展望台です。
展望台そのものの形は凝っているものですが、眺望は渡り鳥観察所の方が上です。
とはいえ、通過点で、さらにお手洗いもあるため、ヒルクライムの休憩ポイントとして立ち寄るのがよろしいでしょう。
4 カンムリワシ展望台
県営バンナ公園の中にあります。
公園内をしばらく進んでください。
密林を見渡すことのできる、見事な展望台があります。
なお、カンムリワシとは、インド、インドネシア、タイ、台湾、八重山諸島などのアジア南方に生息するワシのことです。
具志堅用高さんの異名でもあります。
1976年に世界タイトルを奪取した際に、自分はカンムリワシになりたい(ワンヤ、カンムリワシニナイン)と発言したことから、以後、具志堅さんの異名となり、彼の着用するウェアにはカンムリワシの刺繍がほどこされることになりました。

カンムリワシ展望台

カンムリワシ展望台
5 石垣ダム
立派なダムです。
また、ダム堤防の上を走ることが可能で、爽快感があります。
(歩行者さんには十分お気をつけください。もっとも、絶無に近いほど観光客さんはいません。)

石垣ダム

石垣ダム
6 琉球観音埼灯台
奥まった隠れ家のようなところにありまして、静かでおすすめです。
7 石垣御神崎灯台
海が綺麗です。
また、外洋に直接さらされる場所のようで、奇岩が発達しています。
訪れる価値があると思われます。
しかし、メインルートから離れているため、時間と体力に余裕があれば。。。というところでしょうか。

石垣御神崎灯台

御神崎

御神崎

御神崎
8 平久保崎
石垣島最北端の岬です。
ロードバイク乗りであれば、端っこに行きたくなるもの。
来た道をそのまま引き返すだけでありますが、景色は見事です。
なお、石垣島に限りませんが、お馬さん、牛さんの野生、半野生の放牧がなされている地域があります。
そのような地域には、下記のような溝が道路に施されています。
お馬さんなどが通れない、怖がって通せなくさせるための仕組みで、細長い穴が開いておりますから、ロードバイクで通行する際は十二分に気をつけてください。
ヘタをすると、クラッシュします。
9 マエサトビーチ
大型ホテルのすぐ脇にあります。
クラゲ防止ネットもあり、安心して海に入ることができます。
しかし!!
やはり巨大資本の直ぐそば、ということもあり、宿泊客さんでない方は少し、肩身が狭い思いをするかもしれません。
(私はずうずうしいので、そのままちゃぷちゃぷしておりました)

マエサトビーチ 十分に美しいです

マエサトビーチ

マエサトビーチ
10 川平湾(かびらわん)
極めて著名な湾、ビーチです。
サンゴの浅瀬が発達しており、遊覧船、グラスボート(船底がガラス張りで、海中の様子を見ることができるお船)などがひっきりなしに出向しています。
ここは海水浴場というより、舟遊びをする場所です。
著名なので、訪れる価値がある。。。といいますか、石垣島に来たのであればここは外せない、というのが一般的な評価です。
少し意地悪な表現になりますが、ロードバイクで訪れてもそれほど愉快な場所ではありません。
なぜなら、海岸線は全くといっとよいほど走行できませんし、狭い一方通行の道路を進まなければならず、後ろから追い越すクルマにひやひやさせられるからです。
とはいえ定番の場所で、一度はおいでになるのが良いでしょう。

川平湾

川平湾

川平湾
11 米原ビーチ
著名なビーチです。
駐車場も広いです。
敢えてロードバイクで訪れる意味がある、わけではありませんが、海岸線沿いにあり、石垣島周遊をすると高確率で脇を通るため、立ち寄るのも吉でしょう。

米原ビーチ

米原ビーチ
12 南ぬ浜町人工ビーチ
サザンゲートブリッジ
人工島に向かうための橋です。
天気が良ければ、海の美しさが一層引き立ちます。
橋北側には、歩道がありますから、ロードバイクもこの北側を通行するのが安全と思われます。
ロードバイクで渡ると、前方と港側の美しい海を堪能することができます。
この橋、眺望はロードバイクで渡る価値があると考えます。
なお、ほとんど歩行者の方はいらっしゃいません。
(皆さん、人工島へはクルマで移動するからです。)

サザンゲートブリッジ

サザンゲートブリッジ
涼しい場所
13 石垣鍾乳洞
鍾乳洞は年間の気温が17度くらいに安定しているため、夏場は(相対的に)涼しく感ぜられ、冬場はこれまた暖かく感ぜられます。
天候の影響を受けにくいため、荒天時、緊急避難的に訪れるのもおすすめです。
(雨が強すぎると閉園することがあります。ご注意ください。)
また、暑すぎる季節に、涼を取るため、休息がてらに訪れることをおすすめします。
十分に見応えのある鍾乳洞です。
近くには、半ば廃棄された鍾乳洞が2つありますが、観光地として成立しているのは、この石垣鍾乳洞のみと思われます。
Google map等をご参照になり、他の鍾乳洞と間違えないようにしてください。
料金は¥1,200ですが、事前に決済すれば¥1,080で入場可能です。
アソビューサイトさんから予約可能です。
私も、このサイト経由で申し込みました。
また、当日窓口に並ばなくても良い、という利点もあります。
なお、本鍾乳洞に限りませんが、内部は湿って、通路は濡れています。
SPD SLシューズそのものでは大変に危険です。
クリートカバーを装着したとしても、やはり転倒のおそれがあるでしょう。
鍾乳洞を観光なさる場合は、面倒でも代えのシューズがあるとよろしいでしょう。
ラッコ店長は、観光が多いツーリングの場合、以下のようなマリンシューズ、簡易的な靴を持ち歩いています。
屋内の施設
14 具志堅用高記念館
ボクシング好きの方であれば、必見の場所です。
すでにご存知かもしれませんが、具志堅用高さんは、石垣島ご出身のボクサーで、日本最高記録となる連続13回防衛の記録を持っている方です。
本物のチャンピオンベルト、具志堅さんがお使いであった本物のグローブ、シューズなどが展示されています。
料金は2025年現在で¥400。
現金のみの決済です。
領収書の発行が可能です。
2階建て、小ぶりの資料館ですが、具志堅さんの全防衛試合のダイジェストが放送されておりまして、それらをすべて拝見したとすれば60分以上は時間が必要と思われます。
(ラッコ店長もすべて拝見しました。)
15 石垣市立八重山博物館
地味ですが(大変失礼)、¥200で石垣島の歴史を学ぶことができます。
涼しいので、体力を回復させるための休憩ポイントとして利用可能です。
16 宮良殿内(国指定重要文化財)
正確には屋内展示ではありません。
庭園を拝見する、という施設です。
Google mapの評価も良くないように、私個人の見解でも。。。
この施設では、領収書の発行を拒絶されました。
領収書の発行は、民法486条の法的義務でありますが、極めて残念です。
展示方法も残念です。
それでもご紹介するのは、重要文化財として、かつての(大変失礼)価値があると考えるからです。
17 大濱信泉(おおはまのぶもと)記念館
この画像を見てピンと来た方はもしかして。。。
どう見ても早稲田大学 大隈講堂です。

東京都新宿区 早稲田大学 大隈講堂前にて
私も存じ上げていなかったのですが、早稲田大学 第七代の総長さんは、なんと石垣島のご出身とのことでした。
大濱信泉さんの偉業について展示してあります。
入館は無料です。
早稲田大学に関わりのある方であれば、ご興味がひかれるのではないでしょうか。
ロードバイクに向いた宿泊場所
わざわざ離島(失礼)まで、自前の自転車を持ち込んで走ろうというのですから、その自転車は高価、大切なものに違いありません。
お宿に泊まっている間、屋外にさらけ出しておくのは、盗難のおそれ、雨に濡れてしまうのではないか等、なんとも気がかりです。
つまりロードバイクツーリングに向いた宿泊場所、というのは、まず、車体を屋内にしまうことができるお宿です。
次に、車体を屋内に運び込みやすい、持ち出しやすいお宿が優れています。
いかに屋内にしまうことができる、といっても、毎回車体を抱えて階段を昇り降りしたり、エレベーターに載せなければならない、というのであれば、その労力は無視できないでしょう。
これらの条件を兼ね備えたお宿として、今回、素晴らしいお宿にめぐり会いました。
石垣島の素泊まり おり姫の宿さんです。
予約方法は複数ありますが、ラッコ店長が徹底的に調べた結果としては、ヤフートラベルさん経由で予約することが最もお安いです。
素泊まりで一泊¥3,470から、となっています。
Yahoo!トラベル 石垣島の素泊まり おり姫の宿 <石垣島>
おり姫の宿さんはとても気に入り、石垣島とその周辺の島々を訪れるツーリング中、6泊致しました。
まず、お部屋に直接ロードバイクを持ち込むことが可能です。
お部屋はお世辞ながら、広いとは申せませんが、それでも十分に車体を格納できます。
また、空気を入れたり、チェーンオイルをさしたりといった、簡単なメンテナンスも可能でした。
これで、盗難や雨の心配はありません。
当然ながら、お部屋は個室で、鍵をかけることができます。

空気を入れます。

チェーンのお掃除をしました。
館内は一階建てで、ロードバイクを担いで上下運動をする必要はありません。
入口からそのまま、すっと車体を入れることが可能です。
(お宿の方もロードバイクを室内にしまうことを快諾したくださいましたが、ご自身でお泊りになる際は一言、ロードバイク保管の旨を申し上げると良いでしょう。)
段差もないため、SPD SLシューズでよくある、けつまずいたり、滑ったりすることもありません。
館内はスリッパで移動します。
室内には、専用の冷蔵庫があります。
また、冷房も追加料金無用で使用できます。
これはありがたい。
(奇妙に思われるかもしれませんが、八重山諸島のお宿、特に格安系のお宿は冷房代が追加料金のことが多いのです。
一時間¥100とか、なかなか良い値段が設定してあります。)
石垣島の都市部は、とくに人口が集中していて、建物も密集しています。
そのため、おり姫の宿さんもお隣の建物とくっついて建てられています。
つまり、眺望は良くありません。
しかし、石垣島のお宿はビーチ沿いでもない限り、都内のアパート、マンションと同じレベルであります。
テレビも備え付けられています。
おり姫の宿さんは、低価格(失礼)ながら、お客さんをくつろがせようとあれこれと工夫がなされています。
簡単なキッチン、湯沸かしポットが備え付けられています。
電子レンジでお弁当を温めたり、IHヒーターで調理することも可能です。
また、コーヒーも自由に頂くことができて、私はこのラウンジを満喫しておりました。

電子レンジ、トースターがあります。

IHヒーターも使用可能です。お鍋も貸出してあります。

食器類もきちんと洗われたものが利用可能です。使用後はお宿の方が洗ってくれます。
もちろん、シャワーもあります。
追加料金は無用です。
全部で3基あります。
シャンプー、ボディーソープなども備え付けられています。
館内はリフォームしたばかりのようで、シャワールームも真新しく、綺麗です。
シャワールームは全部で2室あり、1基と2基の配分となっています。
それぞれ内部から鍵をかけることができるため、女性も安心です。
(少し分かりにくい説明ですが、シャワー口(ぐち)が1基のお部屋と、2基のお部屋の2部屋あります。
1基あるお部屋も入口に鍵があります。
そして、2基あるお部屋も入口の鍵が1つだけです。
つまり、2基あるお部屋のシャワーを使った場合、たとえ入口の鍵をかけたとしても、同一のシャワールーム内では簡単なカーテンがあるのみで、脱いだ衣類は丸見えですし、カーテン越しに覗き見ができなくはない、ということです。
ご心配な方は、シャワーが1基しかないお部屋をお使いになることをおすすめします。
それか、混雑していなければ、シャワー2基のお部屋を内部から鍵をかけて一人だけで使う、ということも厚かましくない程度であれば許されるでしょう。)
また、お手洗いは共用ですが、男女別に分かれておりまして、お宿側の清掃もよくいき届いています。
連泊していて気が付きましたが、お手洗い内のマットも毎日お洗濯、交換しておられるようで、このお値段で(大変失礼)、清掃の手抜きをしていないことが極めて好印象でした。
個室内の冷蔵庫は、冷蔵のみで、冷凍機能はありません。
氷等を保管する場合は、共有の冷蔵庫がありますから、そこを利用させて頂くことが可能です。
冷凍庫内には、ひえひえのグラスがあり、自由に使うことが可能です。
氷も自由に使うことができます。
お部屋でコーラを頂きました。
外は暑いのに、室内は涼しく、お飲み物はひえひえで、素晴らしい!!
洗濯機、乾燥機も1基ずつではありますが、あります。
洗剤は追加料金無用で、ご自由にどうぞ、というシステムです。
洗濯機は一回¥200、乾燥機は10分¥100です。
宿泊棟裏手には、非常に狭いですが(失礼)屋根付きの洗濯干し場所があります。
屋根付きというのがミソで、石垣島はしばしば突発的な雨が降るため、屋根付きでないとお洗濯を干しても濡れてしまうことがあるのです。
また、お隣には簡易的ながら流し台もあります。
ここも自由に利用可能です。
実は波照間島行きのフェリーが二度も欠航になってしまって、若干パニックになりながらおり姫の宿さんの予約を一部キャンセルしたり、追加でお泊りすることになったりと、ご面倒なお願いを致しました。
通常であれば、キャンセル料がかかるところ、お宿の方が柔軟に対応してくださり(キャンセル日分を別日に充てて、キャンセルが無かったことにする、つまりキャンセル料無料という対応。)、非常に助かりました。
お電話での対応、直接お話しての対応も素晴らしく、このお値段で(大変失礼)ここまでフレンドリー、清潔、もてなしの設備が整えられていることに、感銘を受けました。
同じお宿に6泊もしたことは、人生初でありまして、ロードバイクを使って石垣島を拠点に、リーズナブルに巡ってみたい、という方には、おり姫の宿さんを強くおすすめ致します。
Yahoo!トラベル 石垣島の素泊まり おり姫の宿 <石垣島>
それでは皆様、石垣島のロードバイクライフをお楽しみください。
次回以降の記事は、竹富島、小浜島、黒島、鳩間島、波照間島、与那国島などを特集します。
与那国島編

波照間島編

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。
コメント
数年前、1月に宮古に行ったときは地獄のような寒さのなかダイビングしました
北風ぴゅーぴゅーで良いことはなにもないですね…
なんと!!
冬の宮古島においででしたか。
しかも海中に!!
大荒れではありませんか。
あの時期は、関東のほうが遥かに過ごしやすいかもしれません。