皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
本記事は

の続きです。
出発
小樽市を過ぎて、定山渓(じょうざんけい)という温泉地に向かいます。
朝里スカイループ 朝里ダム
定山渓。
北海道にお住まいの方には、ものすごく著名な場所、とのことでありますが、関東に生まれ育った私には、心苦しいながら存じ上げませんでした。
定山渓は札幌近郊の人々が好んで行く温泉地、景勝地です。
そのため、札幌方面からのアクセスはよろしいですが、小樽から向かうのは酔狂と思われます。
ルートも険しく、難易度は高めです。
ループ橋がありました。
ループ橋がある、ということは、高低差がものすごくあり、通常の道ではその高低差を克服できない、ということを意味します。
つまり、とんでもない山奥ということです。
ループ橋をするすると登っていきます。
ダムがありました。
堤防の上を走ることができます。
ここでも、観光の方に、何キロ走ってるの?と尋ねられたため、2,000kmです、と答えておきました。

彼方にループ橋が見えます。
この光景は、本州ではなかなか出会えない、凄まじい光景と思われます。
さらに登ります。
サイクルコンピューターがギャグのような表示をしています。
お分かりいただけるでしょうか、一直線に、なんの変化もなく、まっすぐな登りが続くと表示されている様が。
そのとおり、ひたすら直線の登りが続きます。
これは厳しい道です。
トンネルでした。
ライトの台座、フロントバッグサポーターを破損してしまったので、ライトをフロントバッグの上、透明な樹脂カバーの間に挟み込んでなんとかします。
おそらくは、小樽から定山渓、札幌市街地に向かうルートで、このあたりが最高点のはずです。
そうだとすれば、以後は下り続き、となります。
長いトンネルを抜けると、そこは
トンネルを抜けると、雪です!!
5月11日でありますが、雪国です!!
ぐんぐんと下っていきます。
天気も見違えるほど良くなっています。
さっぽろ湖に到着しました。
美しいです。
定山渓
いつくかのトンネルを抜け、到着しました!!
こっ
これが定山渓!!
想像していたよりも、100倍立派(大変失礼)です。
山奥、数件くらいお宿がある、寂れた温泉街なのだろうと決めつけておりましたところ、全く違います!!
川が削った渓谷に沿って、びっしりと大型のホテル、旅館が林立しています。
鬼怒川、箱根湯本と景色が似ています。
大規模温泉街です。
なるほど、これが札幌の奥座敷とも称されている、定山渓。
札幌周辺の人口、経済力をあなどっておりました。
これとほどのにぎわいとは。。。
定山渓という命名が、妙に北海道らしくなく、違和感を覚えておりました。
調べると、江戸末期、美泉 常山(みいずみ じょうざん、後に定山と改名)という修行僧が、アイヌの人々の先導のもと、ここに温泉を発見し、湯治場を設けました。
江戸幕府にも知られるところとなり、また、明治政府になった後も、副島種臣、東久世 通禧などの政府高官が訪れ、湯治場の管理を称賛し、美泉 常山の名前から、常山渓と命名しました。
美泉 常山が1875年に定山と改名したことから、温泉地の表記も定山渓と改められました。
なるほど。
それで定山渓なのですか。
妙に、意図的な古風名称だと思っていたら、僧侶さんの名前だったのですね。
いずれにせよ、定山渓は凄まじい温泉街でありました。
せっかく訪れたので、日帰り温泉を頂きました。
定山渓から札幌市街地までは、とんでもない幹線道路が整備されておりました。
片側4車線以上で、かつ、歩道がとんでもなく広いです。
いかに、この定山渓という場所が、札幌市民の方々にとって重要な施設であるか、ということが分かります。
やや悪意めきますが、小樽の人口は少なく、小樽経由で定山渓に行く人はほとんどいないのでしょう。
道は劣悪でした。
札幌市街地に戻ります。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。
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