自転車ショップ ラプソディー その12 / 見積もり請求ばかりするお客さん

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本シリーズは、業務をしていて不思議に思ったことを書き連ねたものです。

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途中、欠番しているものは、まだ書き上げていない記事です。

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通常の見積り依頼

スポーツバイクの大掛かりな修理、オーバーホール、カスタマイズ等では、使用パーツが多数に及び、作業内容も複雑になります。
そのため、事前に概算をお客さんにお伝えし、その了承を頂いてから、作業に着手しています。

また、金額が多額に渡る場合には、事前に代金の一部を頂くこともあります。

複雑な作業ではなく、パンク修理やワイヤー交換といった日常的な作業であったとしても、やはりかかる費用の概算はお伝えし、お客さんの了承を得ています。
お見積りというほど、大仰(おおぎょう)なものではありませんが、そうしませんと、自転車店としては至極相当な価格、相場価格であったとしても、お客さんの主観的な予想、勝手な妄想(失礼)との乖離(かいり)が大きい場合、トラブルの元になるからです。

高い!!とおっしゃって代金を支払わないか、しぶしぶ支払った後、Googleマップに星1の評価を付けてくるかのどちらかでしょう。

ともあれ、上記のようなお見積りといいますか、概算の説明であれば良いのです。

見積り依頼の絨毯爆撃

問題は、

◯◯は持ち込んで、▢▢はそちらで注文するとして、△と△△した場合、工賃とパーツ代を含めていくらですか、という見積もり依頼があったとして、ある程度は丁寧に答えたとしましょう。

こういうお客さんは、矢継ぎ早に、

◯◯と◯◯◯は持ち込んで、▢だけそちらで注文して、△した場合、工賃とパーツ代を含めていくらですか

全部そちらで注文した場合、工賃とパーツ代を含めていくらですか

全部持ち込んだ場合、工賃はいくらですか
最短、何日で作業できますか

持ち込みと注文で、作業完了までの期間は異なりますか

◯◯の納期が✕✕までかかるのであれば、こちらで用意しても良いですか。
その場合、キャンセル料はいくらですか。

などと、複数の仮定を加えた見積もり依頼をいくつもしてきます。

もう、こうなると付き合いきれません。

お客さんとしては、通販なども駆使して、最大限パーツ代と工賃を安くできるような組み合わせ、いくらで作業する、という店側からの言質(げんち)をとりたいのでしょうが、全ては仮定の話で、この金額をお約束できるものではありません。

対処法

同一の作業で、複数の仮定、見積もりを要求して来たお客さんには、

申し訳ございません。
お見積り作成には、相応の時間がかかります。
当店では、同一の作業内容につき、初回のお見積りは無料でさせていただいております。
しかし、複数件のお見積りのご依頼は、お見積り料として、一件あたり¥3,000頂きます、

などと申し上げると、ピタッと連絡が途絶え、二度と問い合わせが来なくなります。

仮に、お店側が頑張って依頼を受けたとしても、こういうお客さんはお店との信頼関係を重視するのではなく1円でも安い手段、お店を選んでいくでしょうから、いずれ、一層の無理難題を押し付けられて、関係が破綻するのが目に見えています。

とはいえ、いかにスジの悪いお客さんとはいえ、ビシャっとお断りすると、報復のミサイルのごとく、Googleマップに星1レビューが付けられるでしょうから、丁寧にご説明をした上でやんわりとお断りするのがよろしいでしょう。

愚にもつかないことをお話致しました。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。

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