足尾銅山記念館 古河財閥 古河市兵衛さん / 2026年5月23日(土) イベントレポート 旧国道122号線を通って足尾銅山に行く その5

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ラッコ店長です。

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の続きです。

足尾銅山記念館

今回のイベントの目玉、足尾銅山記念館に向かいました。

足尾銅山といいますと、多くのかたは、明治時代の足尾銅山、かの有名な田中正造さんに関連するイメージをお持ちおもしれません。
しかし、足尾銅山は1550年に鉱床が発見、1600年代には採掘が始まっておりまして、実は江戸時代から栄えていた鉱山の街でした。

足尾銅山は江戸時代に最盛期を迎え、その後産出量が激減して、明治時代初期には、閉山に等しいくらいの状態にありました。

私たちの記憶にある足尾銅山、というのは、この一旦閉山状態に近い段階から、一挙に復活した、近代の足尾銅山のことを指すと思われます。
具体的には、実業家の古河市兵衛さんが、誰も見向きしなくなった足尾銅山に着目して、見事新しい鉱床を発見し、日本の銅産出量の40%ほどの生産を上げる大銅山に成長させた新生 足尾銅山のことです。

そして、この急成長の過程で、周辺地域への足尾鉱毒事件、田中正造さんの運動などが広まっていくわけであります。

このように足尾銅山は、古河市兵衛さんの手腕によって復活を遂げ、街は急発展していきました。
古河市兵衛さんの事業は大いに成功し、いわゆる古河財閥として隆盛を極めていくことになります。

二次大戦後の財閥解体によって、古河財閥も細分化致しましたが、現在もその企業グループは健在で、古河機械金属・古河電気工業・富士電機・富士通・横浜ゴム・ADEKA・日本軽金属・日本ゼオン・朝日生命保険・みずほコーポレート銀行など、古河市兵衛さんの息吹を継承する大会社が今も尚、活躍しておられるのです。

そのような折、2025年になりまして、古河グループの出資によって、足尾銅山記念館が開館しました。
この洋館は、かつて存在した、足尾鉱業所の事務所を復元したものです。
(事務所というには、あまりにも立派すぎますが。。。)

画像引用 足尾銅山記念館

建物 外観

まず、洋館が素晴らしいです。
かつて存在したものを修復したのではなく、21世紀にこのような洋館を新築するという心意気、気概が素晴らしいです。
絶賛します。

¥100返却式のコインロッカーがあったので使わせて頂きます。

展示物 目的

展示物でありますが、この建物の目的が

足尾銅山が日本の経済成長の一翼を担ってきた社会的意義を理解してもらう。

現在の古河グループの形成に繋がる創業当初の理念を感じてもらう。

古河グループの成り立ちを展示することで、世界的企業を輩出した足尾銅山の果たした役割を理解してもらう。
(足尾銅山観光 公式サイトより引用、抜粋)

というもので、明確に古河グループの視点から展示がなされています。

ゆえに、鉱毒事件についての言及もありますが、近代化、富国強兵のため克服すべき一つの障壁であった、といったスタンスで描かれています。

マスメディアやインターネットでは、なんでもかんでも被害者視点、マイナス面を強調しがちで、私の記憶していた足尾銅山も、とにかくマイナス面の固まりといったものでした。
しかし、足尾銅山にはプラス面、輝かしい栄光とでも言いますか、そういう側面もあったのだと、私には軽い衝撃でした。

それはそうです。
貴重な銅山として、最盛期には人口5万人を超える人々が集まり、大いに栄えた街だったのですから。

鉱山というのは、アリの巣のように、縦横無尽に坑道が伸びているものです。
そして、海面下まで坑道が進んでいることも珍しくありません。
この足尾銅山は、坑道入口から450メートル下まで掘り進めてられてます。
(入口が標高600メートルほどであるため、最深部は標高150メートル相当)

古河財閥が現在の企業につながる家系図のようなものが展示されていました。
これまた、震える素晴らしい展示です。

人にはどうしても 運がないと駄目です

そして、本館でもっとも衝撃を受けたのは、初代総帥の古河市兵衛さんの言葉でした。

人にはどうしても
運がないと駄目です。

素晴らしい!!
全ての要因をちゃぶ台返しするような、運至上主義論。
運で全ての反論をなぎはらう。
ここまで立身出世した人が言うと重みがあります。

足尾銅山記念館を堪能しました。
おすすめであります。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。



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