皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
特急料金不要の特急列車
日本全国をツーリングしていると、ごくまれに、特急列車なのに特急料金は不要、という不思議な区間に出会います。
東武鉄道の特急リバティ会津も、特急料金が不要という例外的な存在です。
より正確に言うと、栃木県 鬼怒川温泉駅から福島県 会津田島駅の間は特急料金が不要で、特急列車に乗ることができます。
メリット
これに何の意味があるの?とお思いになるかもしれません。
乗客にとってのメリットは、
1 特急料金が不要であるため、料金を抑えることができる
2 (野岩鉄道、会津鉄道の方々には大変に申し訳ございませんが)、車両が新しく、電源設備やお手洗いが完備された東武鉄道の車両に乗ることができ、長時間の移動がラクになる。
ということです。
背景事情
ややこしいので、位置関係、背景事情をご説明します。
今回、お話する区間は、以下の画像の赤い線でひいた箇所です。
実はこの箇所は、東武鉄道、野岩(やがん)鉄道、会津鉄道という、3社によって運行されています。
そもそも、特急リバティは、前述のとおり東武鉄道の車両です。
しかし、特急リバティのみ、野岩鉄道、会津鉄道の一部区間を通ることがあります。
ここから先は勝手な推察ですが、東武鉄道の特急リバティが、運行便数の少ない(大変失礼)野岩鉄道、会津鉄道の肩代わりをしている、という側面もあると思われます。
そのため、そもそも特急の存在しない野岩鉄道、会津鉄道の仕組みに寄せて特急料金を不要にしているのだと思われます。

それでは具体的にメリットをご説明します。
特急料金が不要になる具体例
例えば、
浅草駅
会津田島駅
全区間通しで乗車した場合、乗車券と全区間の特急料金が必要になります。
試しに算出してみると、2026年6月7日(日)では¥5,800となります。
(マニアック過ぎるため覚えて頂く必要はありませんが、運賃、特急料金というのは、各社が定めている駅間の営業キロという距離を基準に算定されるため、乗車駅と降車駅の距離が長くなればそれだけ運賃も特急料金も上がっていくのです。)

画像引用 ジョルダン
これを
浅草駅
鬼怒川温泉駅
鬼怒川温泉駅
会津田島駅
と分割して乗車してみると、¥5,111となります。

画像引用 ジョルダン

画像引用 ジョルダン
実は、浅草といった遠方から乗車する場合は、特急料金が無料になる区間の割合が低いため、それほどの節約効果は低いかもしれません。
しかし、私が生息しております栃木県 日光市の場合、全ての区間を通しで購入した場合、¥3,590となるところ、鬼怒川温泉駅で分割して購入すると、¥261 + ¥1,880 = ¥2,141となりまして、随分と差がでてくるのであります。
(下今市、鬼怒川温泉駅間は普通列車でも2分しか乗車時間に差がなく、この区間は普通列車にしてあります)

画像引用 ジョルダン
これが、料金を節約できる、というメリットです。
車両が新しく、車内施設が充実している
次に、東武線 特急リバティ会津号は、2017年に登場した比較的新しい車両で、全座席に電源プラグが装備されています。
(最新の車両はスペーシアXです)
ロングツーリング時には、バッテリの補充が死活問題で、移動中に充電できる、というのは極めてありがたい恩恵なのです。
また、机も完備されていて、ちょっとした作業などをすることもできます。

比較的新しい車両です

電源プラグが全座席にあります

巨大な荷物を置く専用のスペースもあります
さらに!!
座席の前に広い空間があって、ロードバイクを積載しやすい場所があります。
本来は、車椅子などの方むけの空間でありますが、他に使っている方がいないのであれば、ここに置いておくのがベストだと考えます。
そして、座席は、上記スペースの前のものを予約しておくのです。
これで完璧です。
(既に先約の方がおいでの場合は、目の届く2AB、3ABなどの席が次点となりましょう。)


ここにロードバイクを置きます
加えて!!
特急リバティには車内wifiも装備されているため、移動中に巨大なデータをやり取りしても、ご自身のデータ通信量を気にしなくて済みます。
素晴らしいことです。
そういうわけもあって、私は特急リバティが大好きなのです。
注意点 途中下車必須
ただし!!
いかに鬼怒川温泉駅、会津田島駅間の特急料金が不要だとしても、例えば特急料金は浅草駅、鬼怒川温泉駅の間だけ購入し、鬼怒川温泉駅以北は特急料金だけ払わずに乗り続ける、ということはできません。
私の申し上げる節約法は、一度鬼怒川温泉駅で下車する必要があるのです。
わざわざ鬼怒川温泉駅で下車して、新たに野岩鉄道、会津鉄道の区間を含めた紙の切符を購入する必要があります。
(野岩鉄道、会津鉄道は交通系ICカードの使用が不可能で、電車内で係員さんが紙の切符の有無を確認をします。)
さらに、浅草方面から乗車してきた電車に乗り続けることはできない、ということは、つまり最低でも1本は電車を遅らせる必要があります。
特急リバティは概ね90分おきに就航しておりますから、数百円から二千円弱、節約するために90分待ち続けなければならない。
そんな手間、かけるだけ無駄でしょう!!
というご指摘はごもっともです。
待ち時間を観光にあてる
しかし!!
ものは考えようです。
鬼怒川温泉駅は、その名の通り、関東でも著名な鬼怒川温泉があります。
駅前に足湯があったり、お土産屋さん、お食事をする箇所なども豊富にあります。

一度、鬼怒川温泉駅で下車をして、足湯に入るのも良し、気合を入れて日帰り温泉に入るのも良し、お食事をするの良し、お土産を探すのも良し、であります。

鬼怒川温泉駅前には、SLの転車台もありまして、タイミングが合えばSLが回転するようすを見ることができます。

列車の待ち時間に観光することで、お金の節約をしつつ、見聞も広げよう!!という一石二鳥の作戦が私のおすすめする方法です。
野岩鉄道、会津鉄道の利点
それでは東武鉄道の特急リバティにだけ乗れば良いのかといえば、さにあらず。
野岩鉄道、会津鉄道にも良い点があって、一部区間、車両でサイクルトレインを実施しておられます。

ただし、ご紹介しておいて水をさすようですが、野岩鉄道、会津鉄道を利用する多くのお客さんは東京方面からだと思われます。
そうだとすれば、野岩鉄道、会津鉄道の区間に入る前の段階で、既にロードバイクを輪行状態にしておられると思われ、野岩鉄道、会津鉄道区間がサイクルトレイン利用可能であったとしても、あまり役に立たない(凄まじく失礼)のではないか。。。と勝手に推察します。
しかし!!
私はかつて、会津鉄道 湯野上温泉駅で、列車出発のギリギリに駅に到着し、ありがたいことにサイクルトレインが使えたため、そのまま飛び込むように列車に乗ることができたのでした。
(この列車を逃すと次の列車まで90分以上、待ち時間が発生するのです)

また、野岩鉄道には畳のある電車、というものがありまして、のんびりごろりんとすることもできます。

野岩鉄道 畳のある電車
さらに、東武鉄道自身、下今市駅、鬼怒川温泉駅間にはサイクルトレインを実施しておられます。
しかし、「スタンドのない自転車は持ち込みできません」という縛りがあるため、標準状態では、ほぼ全てのロードバイクは乗せることができないでしょう。
しかーーし!!
「取り外し可能な簡易型 スタンドを装着した場合は持ち込み可能とする」という緩和要件があるため、以下のようなスタンドを用意すれば、下今市駅からサイクルトレインの利用が可能です。
https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/news/20240308151531kRX_97p9MfTRLGdrjRrUGA.pdf
以下の2商品はクイックリリース式のものです。
ホイールの固定方式がスルーアクスル車体(ほとんどのディスクブレーキ車体)であれば、トピークの簡易スタンドが良いでしょう。
(ただし、クランクの長さ、形状によっては使用不能の場合もあります)
しっ
しかし。。。
鬼怒川温泉駅から、野岩鉄道の始まる新藤原駅間にはサイクルトレインは実施されていないため、この間は自走するか、輪行状態にして列車移動する必要があります。
国道121号線 会津西街道の魅力
野岩鉄道、会津鉄道の走っている会津西街道、阿賀川、男鹿(おじか)川沿いはとても美しく、それでいて比較的クルマが少ないため、ロードバイクの走行に向いています。
(福島県側の国道121号線は、それでもクルマが多いため、可能な限り側道を進むのが良いと思われます)
以前、イベントを開催したこともありました。





それでは皆様のロードバイクライフが素敵なものとなることをお祈りしております。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。


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