皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
本記事は

の続きです。
ロードバイクでツーリングをしていると、様々な人に声を掛けられることがあります。
2026年6月に北海道を巡ってきて、上川町という町で高校生からご質問を受けました。
ロングツーリングで一番役に立ったものは何ですか、というものでした。
難しいご質問ですね。
実を申せば、野営しながら続ける自転車旅行で、一番役に立ったのは、自転車であり、次がテントです。
しかし、それではおそらく少年の質問の趣旨に沿っていないと思われため、自転車、テントについては後述します。
なお、本稿におけるロングツーリングとは、少なくとも10日以上連続するツーリングを対象にします。
一番役に立ったもの 高速充電可能なモバイルバッテリ
現代人は多数の電子機器を携行している
ロングツーリングで最も役に立ったもの、それは高速充電可能なモバイルバッテリでした。
ところで、私に限らず、現代人はものすごい数の電子機器を使います。
携帯電話、カメラなどはもちろんのこと、自転車旅行中には、さらに自転車用ライト、サイクルコンピュータなども加わります。
つまり、とにかく、電力が必要なのです。
悠長に充電している時間は無い
お宿に泊まっているのであれば、お風呂、就寝している間などに、ずっと電子機器の充電が可能かもしれません。
しかし、野営中心の自転車旅行では、長時間、電子機器を充電できるとは限りません。
そのため、充電できる環境に出会った短時間でも、急速充電できる電子機器が役立つのです。
例えば、コンビニエンスストアのイートインコーナー、道の駅の充電スポットなどで、10分でも良いから一気に充電できる電子機器が重宝するのです。
実際、3回ほどロングツーリングに使ってみて、
Xiaomi シャオミ 165W Power Bank 10000
が最も役に立ったアイテムでした。
このモバイルバッテリは入力時90W、15分で75%の充電が可能です。
爆速といって良い充電速度を誇ります。
容量は10,000mAhで超大容量ではありません。
しかし、充電速度を活かして充電できる環境で小刻みにモバイルバッテリ本体を充電する。
そして、走行中にモバイルバッテリから、充電速度の遅い他の電子機器を充電する。
充電可能な環境に出会ったら、再びモバイルバッテリ本体を充電する。
といったことを繰り返せば、私の環境であれば、モバイルバッテリの容量10,000mAhで何日でもツーリング可能でした。

Xiaomiよりもさらに安価で表面上は大容量を謳った製品もあります。
しかし、実際のところ、どの程度の信頼性、耐久性があるのかは未知数です。
意地の悪い方であれば、冒頭でご紹介したXiaomiですら、一流ブランドではない!! 信用できない!!とおっしゃるかもしれませんが、Xiaomiが低品質という時代は終わったと個人的には考えます。
ロングツーリングで酷使しても壊れる様子はありません。
もちろん、飛行機には手荷物扱いとして搭載可能です。
キャンプ場で、充電が許されている場所を見つけては、目ざとく充電しておりました。
Xiaomi 165W Power Bank 10000は15分で75%の充電が可能で、爆速といって良い充電速度を誇ります。
そして、比較的時間の余裕があるテント内で低速な機器に充電していました。
北海道 朱鞠内湖

北海道 利尻島
皆さん、電子機器の電源確保に四苦八苦しているのがよく分かります。
私が充電しているのはXiaomi シャオミ 165W Power Bank 10000 1台のみです。


テント内で充電時間のかかる電子機器を充電する
なお、私は携帯電話もXiaomi 120W充電が可能なものを愛用しておりまして、Xiaomiのスマートフォンなんて。。。とバカにする方がいらっしゃるのも十分承知しておりますが、圧倒的な充電速度の前に、あらゆる批判が消し飛びます。
Redmi Note 13 Pro+ 5G 8+256GB
というモデルです。
最短19分で100%充電可能です。
私の場合、ロングツーリング中に充電出来る環境に出会ったら、モバイルバッテリとスマートフォン本体を即座に充電させます。
10分も時間があれば十分です。
急速充電できるモバイルバッテリ、スマートフォンの組み合わせたことで、ロングツーリングで最大の悩み、電力の不足とは無縁になりました。

汎用的なモバイルバッテリでは苦しい
なお、家電量販店、最近では100円ショップですら販売されている、安価でそこそこ大容量のモバイルバッテリはロングツーリングでは役に立ちにくいと考えます。
なぜなら、充電速度が遅いため、一度モバイルバッテリを使い切ってしまうと、短時間に再充電することが難しくなり、電力の消費に追いつかなくなるからです。
2-3日くらいのツーリングであれば、日数に併せて大量のモバイルバッテリを運べばなんとかなるかもしれません。
しかし、飛行機輪行する場合、2026年春からモバイルバッテリの所持数が最大2に制限されたため、飛行機輪行を主軸とするスタイルでは、自室から持参できるのは最大で2つとなるでしょう。
以下に一例として挙げました、本体への充電20W程度のモバイルバッテリでは、数週間続けるロングツーリングではいずれ、苦しくなるでしょう。
(もちろん、日常生活、市民生活をお送りになる場合には、このような製品でまったく問題ないでしょう。)

自転車
ご質問をした少年に意図とは異なるでょうが、まず、そもそも論として、自転車旅行で最も役に立ったのは、自転車でしょう。
どのような車体が良いか、というのは一概には言えません。
自転車屋さんであれば、売上を伸ばすために、基本的には最新の、高価なモデルを勧めてくるでしょう。
それも間違いではありません。
好きなものにしてくれ、というのではアドバイスにならないため、大きく3パターンに分けて推薦します。
全てお宿に泊まるパターン
旅程の全てをお宿に泊まる、という場合、現代的なロードバイクを選んで頂いて構いません。
カーボンでもアルミでも構わない
ご予算に応じて、カーボンフレームでも、アルミフレームでも良いでしょう。
カーボンは壊れやすいので、アルミのほうが安全だ、などとまことしやかに言う方がいますが、私はそうではないと考えます。
現代のアルミフレームは極めて薄く、軽量に出来ているため、カーボンフレームが破損するような衝撃であれば、アルミフレームであっても耐えきれない、破断すると思われます。
従いまして、カーボンでもアルミでもどちらでも良いでしょう。
もちろん、ロングツーリング中は通常のツーリングに比べて破損、損傷のおそれが遥かに高いため、万一壊れても、経済的耐えられる程度に抑えておくことが無難と考えます。
価格はこれ以上でなければダメ、というものはありませんが、10代、20代といったお若い方であれば正直、ありあまる体力でなんとでもカバーできますから、10万円台のモデルでもツーリングを続けることは可能でしょう。
ブランドもこれでなければダメ!!ということはありません。
しかし、概ね8万円以下のモデルは、最低限の品質、性能を備えていない可能性が高く、ご予算に制約がある場合はしかたありませんが、可能であれば8万円以上のモデルから選ぶと良いでしょう。
飛行機輪行を多用する場合には、カーボンディープリムホイールは破損のおそれが高いため、おすすめはしません。
ホイール代の20-50万円くらい、仮に壊れたところで構わない、という剛毅な方であれば、飛行機輪行に持っていっても、お止めはしません。
体力に自身が無くなってきた場合には、30万円以上のモデルがよろしいでしょう。
30万円も予算があれば、エンデュアランス系ロードバイクから選ぶことができましょうし、長距離向けのロードバイクを選ぶのが良いと思われます。
ディスクブレーキでもリムブレーキでも構わない
現代のロードバイクは完全にディスクブレーキに移行済みで、20万円以上するようなモデルであれば、ほとんど全てディスクブレーキモデルになっています。
輪行時の破損を恐れるあまり、過度にリムブレーキモデルにこだわる必要は無いと思われます。
国内の輪行に限って言えば、輪行時の破損リスクもディスクブレーキモデルだから極端に高い、ということは無いと考えます。
(ただし、LLC、劣悪な航空会社を使った場合には、リムブレーキモデルに比べて、破損のリスクが大幅に上がります)
荷物の収納方法
なお、全てお宿に泊まるとしても、最低限の替え衣類、身繕いの道具などが必要でしょう。
サドルバッグに収納して走行すれば、空気抵抗の増加を抑えることができますし、10-15リットルほど収納できますから、なんとかなると思われます。
私が愛用しているのは、トピークのサドルバッグです。
インナーバッグに防水加工が施されているのがミソです。
バッグというのは、擦れたり、折れ曲がったりして、いずれ穴が開きます。
ゆえに、完全防水を謳っているバッグでも、いずれは浸水してくるのです。
トピークのサドルバッグにも、もちろん穴は開きますが、外側に穴があくことがほとんどで、インナーバッグまで貫通することは少ないです。
また、仮にインナーバッグに穴が空いても、インナーバッグだけ交換することが可能で、防水性能を維持できる、というわけであります。
また、自転車アクセサリの老舗だけあって、耐久度は高いですし、様々な使い勝手も良好、実際に使っているスタッフの意見が反映されているな。。。と思われる工夫が随所にあります。
似たような廉価バッグはAmazonでも多数存在しますが、完成度の高さはトピークがよろしいと考えます。
野営するが軽装備に留めるパターン
野営、キャンプはするものの、荷物を最小限にして、軽量性を重視する、というパターンです。
この場合は、エンデュアランス系ロードバイク、グラベルバイクなどに軽量キャリアを装着して、荷物を運ぶのが良いでしょう。
私はトピークのヴァーサケージというものを愛用しています。
厳冬期などでも走行可能な、重装備パターン
厳冬期でも野営したい、最大限荷物を積載したい、ということであれば、Bombtrackというブランドをおすすめします。
重厚なツーリング車を製造、販売するブランドが少なくなっている昨今、時代に逆行(良い意味で)しているBombtrackを応援致します。
ARISE TOUR(税込¥363,000)はクロモリフレーム、ギア比6近い超ローギア搭載、Tubusのキャリアを標準装備と、私が考える重装備ツーリング車の理想形、完成形が最初から備わっています。
このモデルであれば、日本一周はおろか、世界レベルでも戦えるでしょう。
また、積雪のある時期、地域を走りたいといった奇特(失礼)なご要望であれば、
HOOK EXT(税込¥473,000)にスパイクタイヤを履かせればツーリング可能になるでしょう。
テント
自転車を除いて役に立ったアイテムはテントです。
ロングツーリングにおいては、自転車とテントが役に立つアイテムの二大巨頭でしょう。
テントも価格差の大きいアイテムで、ご予算に応じて選んで頂いて構いませんが、悪天候時に耐えられるテントをお望みであればアウトドアブランドの山岳用テント、というものを選ぶと良いでしょう。
あまりに定番でありますが、mont-bellのテントを推薦しておきます。
お安いテントでも、風速10メートルを超えるような強風、台風のような土砂降りでなければ、実は耐えられます。
私も一番最初は極めて安価なテントでやりくりしていました。
最も最初に購入したテント。
強風、大雨でなければ、耐えられました。
このテントで30泊くらいは経験を重ねました。
野営デビューとしてはよろしいかもしれません。
しかし、大雨時には浸水、水没するため、その時は退避が必須です。

2回目に購入したテント。
安価な(悪意はありません)アウトドアグッズ販売で著名はキャプテンスタッグさんのもの。
内部空間が広いのは良いですが、冒険向けのテントではありません。
条件の良い場合限定と言えましょう。
強風にあおられて、夜中に撤退した経験があります。

冒険、ツーリングの経験を重ねていく過程で、このテントでは耐えられない!! 無理だ!!という場面になったら、ステップアップしても良いと思われます。
最終的には、mont-bell ステラリッジテントに落ち着きました。
こちらは200泊近く経験しています。
北海道 羊蹄山のふもとにて

それでは皆様のツーリングが素敵なものとなることをお祈りしております。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。
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