皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
この記事の目的
本記事では、レースではない、一般公道を使ったライド、長期間のツーリングの安全性を高めるために、何をすべきかについて記します。
このように思い立ったのは、私が2025年11月に大分県で交通事故に遭い、1ヶ月の入院生活と、その後のリハビリ生活をする(している)ことになり、事故の理不尽さを少しでも回避したい、と強く考えるようになったからです。
ところで、事故は他人事、自分は大丈夫、と無根拠に信じておられませんか。
ロードバイクで公道を走る場合、いわゆるママチャリに乗っている方よりも、遥かに長時間、長距離を走行することになります。
さらに、ロングツーリングともなりますと、一般人の方々が決して通らないような僻地、長大なトンネル、見通しの悪すぎる峠道なども走行します。
また、これまた一般人の方々が自転車では走行しないような、超早朝、真夜中であっても、走らざるを得ないこともあります。
これらの要因がいくつも重なると、個別では極小であった事故率が、現実的な危険というくらいまで跳ね上がって、いずれ事故に遭ってしまうかもしれないのです。
結論
まず、結論から先に申し上げます。
1 黒ずくめのウェア、車体はクルマのドライバーからの視認性が低く、安全性も低くなる。
2 レースといったロードバイクしか走らない環境であれば黒ずくめでも良いが、一般公道を走る場合には、派手な色合い、反射素材を利用した方が安全である。
3 黒のウェアは夏に暑くて、快適ではない。
2021年のラッコ店長 全身黒ずくめ
2021年のようすです。
ウェアは全身真っ黒、車体も真っ黒、ブランドのロゴすらほとんど見えません。
これぞ、忍者スタイルであります。

画像引用 bikeport 2021年末ロードイベントを開催いたしました記事
コロナ禍であったため、乗車中もマスクを着用していた、という時期でありました。

画像引用 bikeport 2021年末ロードイベントを開催いたしました記事
スポーツバイク業界で黒ずくめが流行った理由
かつてのスポーツバイクといえば、派手な色、目立つフォントのブランドロゴなどが目白押しが主流であったのです。
しかし、2020年ごろからでしょうか、スポーツバイク業界は黒、モノトーンが徐々に流行りだしました。
これには様々な理由があると思われますが、まず、流行というのはアンチテーゼ、従来の否定という側面がある、というのが第一点でしょう。
従来と同じスタイルでは変化に乏しい、目新しさが無いからです。
しかし、さらに重要なのは、スポーツバイクが一部のマニアだけが購入するアイテムではなくなり、特に都市部では日常生活の足、ツールとして定着したことが大きいと考えます。
街なかを走っているときに、あまりに派手派手しいカラーリング、ロゴでは周囲から浮いてしまいます。
通勤、通学でも違和感が無いように、大人しめの色合い、つや消しの処理などがもてはやされました。
そして、車体に併せて、ウェアもどんどん地味、黒を基調とするものになっていったと考えます。
そのようなわけもありまして、私もかつては真っ黒スタイルであった、ということなのです。
2026年のラッコ店長 一転して反射素材、蛍光色だらけに

反射ベストの着用
まず、ブルベなどでも使用されている、およそ自転車用ではありませんが、反射ベストを着用するようになりました。
こんなもの(失礼)、夏では暑すぎるでしょ!!と最初は思いましたが、太陽光を反射するためか、意外に暑くありません。
気温37度の炎天下でも、普通に走行可能でした。
(これは、私が比較的暑さに慣れているからかもしれませんが。。。)
ロードバイク用のウェアでは、ここまで露骨に反射素材を貼り付けたベストが無いと思われ、安全性を高めるためには、空気抵抗が大きくなる一般用のベストで代用せざるを得ないと考えます。
後方からの被視認性を上げる サドルバッグカバー
ロングツーリングをしていると、フロントバッグが便利です。
今どき(悪意はありません)珍しいスタイルですが、私はフロントバッグを愛用しています。
そして、あまりに酷使するため、1年で1つはダメにしてしまうのです。
mont-bellのフロントバッグを愛用していて、これにはレインカバーが標準で同梱されてきます。
フロントバッグはダメになっても、レインカバーはまだまだ使えることが多く、レインカバーだけ何個も余っていくのです。
そして、このレインカバーをサドルバッグにかぶせて、防水性能と被視認性を上げるために、流用しています。


後方からの視認線が上がれば良いので、以下のようなバックパック用のカバーを使っても良いでしょう。
(ただし、サドルバッグの大きさによっては、カバーを折りたたむなどの工夫が必要になると思われます。)
バッグそのものを目立たせる
ロードバイクツーリング用のバッグ、というのは圧倒的に黒色のものが多いです。
そのほうが見た目がごちゃごちゃしませんし、精悍な印象も与えるでしょう。
2025年10月、大分県の事故に遭う2週間前に撮った写真です。
バッグ類が全て黒ずくめで、見た目は良いかもしれませんが、遠方、夜間からの被視認性は低いでしょう。
特に、バッグが通常の自転車では有りえないほど横、後方に飛び出しています。
(バイクパッキング型のツーリングでは、このような装着法は珍しくありません)
しかし、それらは見づらくなっており、クルマのドライバー、オートバイのライダーとの接触可能性を高め、極めて危険です。

2026年、現在では考えを大きく改めまして、バッグそのものを目立つようにしてあります。
これで、前後、左右から見ても、大きく目立ちます。

以前に使っていたのは、mont-bellのスタッフバッグ、黒色のものです。
これを2026年からはイエローに替えました。

車体、ウェアに反射素材を貼付する
車体に反射テープをたくさん張りました。
これは、いかにもママチャリ然として、多くのロードバイク乗りの方からは、洗練に程遠いと思われるかもしれませんが、全ては生き残るためです。
どのようなスタイルを貫かれても、それぞれの方のご自由でありますが、私は生存性の高いカスタマイズに傾倒します。
反射テープは3Mのものが柔軟で、激しい動きをしても剥がれにくく、表面がつや消しになっているためテープを張っている感じがそれほどしない、高級感がある、と気に入っています。
これをフロントフォーク、クランク、シートステイ、ハンドルバーの末端など、前方、後方、左右に反射しそうな箇所に貼り付けていきます。
ライトそのものに反射素材を貼り付ける、というも有効で、よく目立ちます。

ウェアにも貼り付けました。

自分自身を照らす
前後にライトを装着して、それらを点滅、点灯させることは極めて重要です。
しかし、前述しましたように、ライトの光量はあまりにも点光源すぎて、クルマのドライバーには見えづらいこともあります。
面光源を増やすべき、と考えまして、サドルバッグの後方にライトを設置し、それを自分自身に照射させることで背中を光らせるようにしました。
おもに、トンネルを通過するときにだけ、このライトを併用しています。


科学的根拠
JAF 夜間における歩行者の見え方や反射材の効果
ウェアの色によって、夜間、どのくらいドライバーからの視認性が変わるのか、興味深いデータがあります。
私が2026年以降に着用している組み合わせは、JAFさんの制服よりもさらに、ど派手と思われます。

画像引用 https://jaf.or.jp/common/news/2022/20220316-001

画像引用 https://jaf.or.jp/common/news/2022/20220316-001

人の反応速度
クルマのドライバーが、視覚から情報を得て、運転操作に反映するまでの反応速度は、一般的に、0.7秒-1.5秒ほどと言われています。

画像引用 危険運転速度の検討 東京農工大学 毛利 宏氏
仮にクルマが時速50kmで走行していた場合、
クルマは
0.7秒で9.7m進みます
1.5秒で20.9m進みます。
さらに、制動距離が必要になりますから、夜間に黒ずくめの方を発見して、仮に急ブレーキを踏んだとしても、間に合わないというおそれは十分にあります。
もちろん、2026年にロードバイクに乗っておられる方であれば、ほとんどの方はライトを使っておられるでしょう。
しかし、自転車用のライトというのはドライバーから見れば線香花火のようにか細く、ライトに気が付かれない、ということも多々あるのです。
ゆえに、まずウェア、車体の被視認性を上げるべき、というのが私見なのでありました。
実体験
反射素材、蛍光色のウェア、アイテムを増やしたことで、明らかに以前よりもクルマが遠方から大きく迂回して通行してくれるようになりました。
これはもちろん、2026年4月からの道路交通法改正によって、自転車を追い越すときに十分な間隔を空けよ、とされたことも影響しているでしょう。
しかし、私は追い越しをするクルマだけでなく、前方から向かってくるクルマが追い越しをかけようとしている場面で、自身の反射作戦が成功していることを目の当たりにしました。
反対車線、200mくらい前方でしょうか、私の方に向かってくるクルマ(A車とします)と、その後ろに続いているクルマ(B車)がおりました。
B車がA車を追い越ししようとしました。
つまり、私の方から見れば、前方にA、B、2台の車両が並んで向かってきているのです。
これは、狭い道路であれば、前方から迫りくる2台のクルマを同時に避ける余地が少ないため、非常に恐怖なことであります。
しかし、B車は一旦センターライン寄りに移動したものの、スッとまたA車の後ろに戻りました。
私の姿を視認して、今は追い越しをするべきではない、と考えたからと思われます。
この、追い越しを諦める、という現象は反射素材、蛍光ウェアを採用していなかった2025年までには、ロングツーリング中、ついぞ起きたことはありませんでした。
しかし、このような現象が、反射素材、蛍光ウェアを採用し始めた半年間だけで、すでに2回ありました。
これは明らかに、反射素材、蛍光ウェアに被視認性を高める効果があった実例と思われます。
これだけでも潜在的に交通事故に遭う確率を減らしていた、と言えましょう。
夏場に暑い
最後になりましたが、黒色のウェアは夏場、猛烈に暑いです。
見た目はクールなようでいて、夏には着用できないくらいの暑さ。
(冬は温かいです)
この点からも、黒色のウェアを着る利点は低い、と考えます。
それでは、皆様のロードバイク、ツーリングライフが安全になることを心よりお祈りしております。
なお、トンネル走行そのものの危険性を論じたものとしては、以下の記事をご参照ください。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。
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https://racco-cycle.com/2026/08/04/road-bike-safety/


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