ロングツーリング前にメンテナンスしておいた方が良い部分 / ワイヤー交換 バーテープ交換

ツーリング用品
リアディレイラー ワイヤー交換

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

ロングツーリング(本稿では一週間以上のツーリングとします)では、連続して何十時間も走行したり、雨の中を走行したり、普段は越えない山岳を突破したりなど、普段の生活とは異なる負荷、環境にさらされます。

そのような環境では、車体の損耗が激しくなり、通常ではそれほど起きないトラブルに遭遇するものです。

リアディレイラー ワイヤー

車体に関する損耗でしばしば起きるのは、リアディレイラーのシフトワイヤー切断です。
(Di2車体では起きないトラブルではありますが)

原因は、雨の中でも走り続ける、濡れたままの車体を使い続ける、といった劣悪な環境が一気にワイヤーを錆びさせ、少しずつ劣化、ついには破断させるのです。

ところで、リアディレイラーのシフトワイヤーが切断しても、ひとまず走行することは可能です。
最寄りの自転車屋さんに駆け込めばいいのでは?とお思いになるかもしれません。

しかし、それは甘いお考えです。
機械式のディレイラーワイヤーのテンションが下がると、ディレイラーが小さくなる仕組みになっています。

つまり、リアディレイラーの場合は、どんどんギア比が高くなる、重いギアになります。
そして、ワイヤーが切断されると、最も重い、トップギアに固定されます。

荷物を満載にしたツーリング車の場合、トップギアではあまりにもギア比が高すぎてペダリングできない、峠を超すことができない、という場合もあるのです。
(実際、私もそのような地獄を見たことがありました)

そうなると、上り坂は車体を押しながら時速3kmとかで移動するしかない、ということもありまして、厳しい状況に追い込まれるでしょう。

もちろん、出先でディレイラーワイヤーを交換するのは不可能ではありません。
しかし、昨今はワイヤー内装式の車体も増えておりまして、技術的な難易度が上がっています。

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そのため、ツーリングで酷使した車体、これから酷使する予定の車体は、あらかじめリアディレイラーワイヤーを新品に交換しておくと安心です。

もし、ご自身で交換なさる、ということであれば、オプティスリックのワイヤーが滑りの良さと、価格のバランスが良くておすすめです。
(¥200,000以上するような、スポーツバイクには大抵、初期状態でこのグレードのワイヤーが使われています)


安価に済ませる、ということであれば、ステンレスワイヤーでも構わないでしょう。
その場合、オプティスリックよりも頻繁な交換が望ましいと思われます。


バーテープ ダンゴムシさん避けに

バーテープもロングツーリング前に交換しておくと吉です。

虫を引き寄せる

奇妙なお話になりますが、古い汚れたバーテープは虫を引き寄せます。

メマトイといった小さなハエさんの仲間が頻繁にハンドル周りにまとわりついたり、キャンプ場で特に多いのが、朝起きて車体を見るとハンドルバーにダンゴムシがくっついているのです。
しかも、10匹、20匹といった凄まじい数のダンゴムシがハンドルバーについています。
おそらくは、手の汗と油の汚れなどが、ダンゴムシを引き寄せるのでしょう。

島根県出雲市のキャンプ場
朝起きて、車体を見るとダンゴムシが10匹以上、群がっていました。
このようなことは慣れっこで、ロングツーリング中は、よくあることです。

手で払い除けますが、つい先程まではダンゴムシさんが猛烈に食いついていたハンドルバーを握って出発する、というのはあまり気分の良いものではありません。
ロングツーリングの前に、バーテープを新しいものにしておけば、このような目に遭わずに済みましょう。

新しいバーテープに交換

ダンゴムシが頻繁にまとわりつくようになったバーテープ。
そこまで私は不潔ではないと思いたいのですが。。。

よく見るとバーテープがすり減って穴が開いています。

私だけかもしれませんが、ロングツーリング時には、車体を壁に立てかけるかける機会が増え、ハンドルバーの肩の部分が傷つく、消耗していきます。
肩の部分を通常の1.5倍くらい厚めに巻いておきました。

これで多少、擦り切れても下のテープが支えてくれるでしょう。

バーテープは基本的には、自転車ショップ依頼、交換になると思われます。
綺麗に巻くのはそれなりに難しいです。

ほとんどのショップでは、バーテープを厚めに巻く、薄めに巻く、向きの指定が可能です。
通常はお任せとなりましょうが、ご自身の好み、用途などを伝えて、お店側に調整していただく、ということも可能でしょう。

私の場合は、ドロップハンドルの上下は通常で、肩の部分は分厚くしてあります。

定番のバーテープはスパカズでしょうか。
私もよくお客様におすすめしておりました。


バーテープ巻きの工賃

バーテープをショップに持ち込みして巻くのだけお願いしたい、というご依頼もあります。
正直申して、Amazonなどには格安のバーテープも販売しておりますし、ショップに並べてあるブランド品のバーテープと比べて、少しでもお安くしたい、というご趣旨と思われます。

それ自体はお客様のお考えゆえ、よろしいのですが、バーテープ巻きの工賃は、東京であれば¥3,000-¥5,000くらいかかるかもしれません。

高っ!!
とお思いになるかもしれませんが、バーテープ巻きというのは、ほとんどのお客さんの車体で古いバーテープの除去、クリーニング、そして新しいバーテープを巻く、という行程を経ます。

これらの作業には30-40分はかかるもので、2026年の日本で、スタッフさんを30-40分稼働させたら人件費だけでいくらかかるか、それに店舗維持費なども加算したら、いくらになるか。。。
それに利益も多少はお乗せしませんと、自転車店も作業をお受けする意味がありません。

このようなわけで、バーテープ巻き工賃¥3,000-¥5,000というのは、決して暴利を貪っている水準ではないのです。
(バーテープ巻きで¥10,000とかであれば、ずいぶんと利益を乗せているなあ。。。とは思います。しかしそれもまたお店さんの方針、価格設定の自由であります。)

ご自分でなさる場合

どうしても自分でしたい!!ということであれば、自転車ショップにレクチャー料を払ってでも、手取り足取り教えて頂いた方が早いかもしれません。

(よっぽど馴染み、親切な自転車屋さんなら、1時間 ¥10,000くらいで講義してくれるかもしれません。
厳格な店主さんなら、このような依頼をされただけで怒るかもしれません。私は怒りませんが。。。)

結局、動画や雑誌だけの知識というのは表面的、表層的なもので、力の入れ具合、角度など、微妙な加減は伝わりにくいものでありますから。
バーテープ巻きは力の加減、角度が特に重要です。

それでは皆様のロングツーリングが素敵なものになることをお祈りしております。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。

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