皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
本記事は

の続きです。
CYCLE SPORTS (サイクルスポーツ) 2026年 10月号を拝読しました。
CYCLE SPORTSさんは、Amazonのキンドルアンリミテッドに対応しているため、月額¥980の範囲内で閲覧可能です。
気になった記事
チタンフレーム 礼賛
60ページ、サドルトークです。
チタンフレームについて特集しておられます。
国内ロードバイクのシェアが極めて低いチタンフレームを特集しておられる、というだけで啓蒙的な意義があると、絶賛いたします。
国内のフレームビルダーでは、パナソニックさんがフレームのオーダーを受けておられ、私が新宿の自転車店にいた頃に、何回かお取引がありました(当店が注文したのは全てクロモリフレームでありました)。
違和感
しかし、気になる点もありました。
雑誌というのはほとんど広告と同義の存在で、つまり取り上げている商品、サービスを酷評することはできません(スポンサーが怒るだけですから)。
紙面で取り上げられている車体はいずれも素晴らしい高級車です。
そこまでは良いとしても、最新のカーボンディープリムホイール、タイヤ、電動コンポーネントなどを搭載しています。
あれ!?
そこまで最新の技術の取り入れに抵抗が無いなら、フレームも素直に最新のエアロ形状、カーボンコンポジットにすれば?
と痛烈なツッコミを入れたくなりました。
結局、チタンは「乗り味」が素晴らしいというマジックワードでチタンフレームを肯定しておられ、素晴らしいのはホイールとタイヤの出来からくる印象では?とこれまたツッコミたくなりました。
そもそも、ロードバイクの「乗り味」なんてものに最も影響するのはタイヤの幅、空気圧で、その次がホイールの硬さ、素材でしょう。
それらの大物に言及せず、チタンフレームだけ礼賛しても、ただの空論にしか思われません。
懐古主義なのか、そうでもないのか
もっとも、私自体は懐古主義を否定しません。
レトロなバイク、リムブレーキやクロモリフレームのバイクを楽しく乗っていただいて、大いに結構です。
(私自身、クロモリフレームのロードバイクを2台使用しています。)
ところで、2026年の現代では、チタンフレームは、はっきり申して懐古主義寄りの素材と考えます。
(もちろん、チタン合金の改良、成形技術、溶接技術など、かつてより現代のチタンフレームは進化しているでしょう。
しかし、その進化の大きさはカーボンフレームより遥かに小さいと推察します)
フレームだけ懐古主義に凝り固まってるのに、それ以外は最新でOK!!という姿勢がチグハグに思われ、拝読していて違和感を覚えました。
(上記で紙面をさんざん批判しておきながら、このようになる理由は明らかです。
フレームは、小さな市場相手に、ほそぼそとフレームビルダーがマニアック、懐古主義的なものを作ることが不可能ではありません。
しかし、一級品のホイール、タイヤ、コンポーネントなどは大量生産できることが前提で、経済的な合理性に合わない、懐古主義的なものなど、もはや開発、生産されていないからです。
つまり、選択の余地がありません。
フレームだけチタンにこだわっても「乗り味」なんて他の構成でいくらでも変わるのだから、ホイールやタイヤやコンポーネントも懐古主義的、マニアックなものにすればいいのに、と思われました。
(しかし、それが出来ないのは前述したとおりです。パナソニックさんの車体が、最も私の主張に近い構成でした。)
違和感 その2
37ページでは、走行距離を伸ばすための秘訣、という特集をしておられ、

画像引用 サイクルスポーツ 2026年10月号 37頁
1 止まらない
2 上らない
3 頑張らない
というものを挙げておられます。
まず、3 頑張らない、というのは完全に同意です。
頑張らない、といいますか、心身ともに擦り切れるような走り方は長続きしませんし、ロングライドに限らずレースでも同様でしょう。
1 止まらない、も気持ちはわかります。
しかし、史跡の見学やグルメは削る、という選択もやむを得ないとはいえ、味気ないものとなるでしょう。
2 上らない、はほとんど実現不可能です。
この条件を満たすのは、関東であれば霞ヶ浦周辺、利根川、荒川、江戸川を行ったり来たりする、くらいしかないでしょう。
これらのアドバイスを有料記事(雑誌)で展開していいの!?と違和感を覚えました。
私のブログも含めて、世の中に流布している安価な情報など、その程度のクオリティと喝破してしまえばそれまでですが、2026年8月20日に発売された本誌のAmazonレビューが2026年8月25日現在で、星2.6なのは読者さんの励ましのお言葉なのかもしれません。
完全に同意

画像引用 サイクルスポーツ 2026年10月号
31ページ、落合祐介さんのコメントが秀逸でした。
「長距離を楽しむ秘訣は、脚力よりも準備と経験の積み重ねにある」というもので、完全に同意致します。
そもそも、あらゆるイベント、仕事、勝負事というのは実行、戦う前に勝敗が決まっているものです。
始めてみないと分からない、その場で考える、なんとかする、というのは、実は下策です。
落合さんは超長距離レース、イベントなどの経験も豊富で、やはり、実績を残している歴戦の猛者は言うとこが正鵠を射ておりますし、役立つ言葉であります。
この部分だけでも、本号を購入した価値があったかな、と思われました。
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。
書評に関する記事 随時追加










https://racco-cycle.com/2026/08/25/cycle-sports-2026-10/


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