皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
2026年7月29日 電子メール 不思議なお話
ある日のことでした。
島根県隠岐島を走行中、不思議な電子メールが届きました。
私が2025年まで勤めておりましたbikeport新宿都庁前店さんで書いたブログをご覧になった方が、私宛に直接ご連絡くださり、GIANT IDIOMの折りたたみ機構を無くしたい、とのご相談があったのです。

2021年の記事です。

2022年の記事です。
こちらは、2026年に長野県でペンションを開業なさったH様の車体でもあります。

(お話はそれますが、H様のペンション)

私は少し、目を疑いました。
というのも、bikeportさんなり、他のお店で作業してもらえるのではないか、と思ったからです。
しかし、お客様のお話を伺うと、どこのお店でも断られ途方にくれていたところ、私の退職記事をご覧になって、その末尾にラッコ店長の自転車旅、というサイトを記載しておりましたところ、それをご覧になってご連絡になった、とのことでありました。
こちらも、私が退職した旨の記事です。

前述しましたように、私はツーリング中で、しかも帰宅が一週間以上先であったため、お客様のご要望を把握、理解しましたとだけお伝えし、詳しいお返事は帰宅後にすることに致しました。
2026年8月6日 オンライン会議 栃木県日光市
栃木県日光市の自室に戻り、お客様と何度か電子メールでやり取りさせて頂き、ご依頼の内容を把握しました。
また、お住まいが埼玉県の方で、なんと栃木県日光市まで車体をお持ちくださるご予定、とのことでありましたから、十分に意見、作業内容をすり合わせた方がよろしいと思われまして、Google Meetというツールでオンライン会議を致しました。

Google Meet 参考画像 本記事のお客様との会合ではありません
画面越しではありますが、直接対面、お話を致しました。
(お客様のお顔、表情、声色というのはかなり重要な情報で、これだけで良い依頼(凄まじく失礼)なのか、そうではないのか、直感的に分かるというものです)
車体も画面越しながら拝見し、なるほどなるほど、IDIOM 1、最終型のモデルに違いないと思われました。
さらに言えば、おそらく、私がプライベートで所有している車体と同じです。
お話の内容も理知的(失礼な表現で申し訳ございません)で、このご依頼はお受けするのが至当と思われました。
2026年9月24日 直接のお話 車体のお預かり
しかし、画面越しではやはり不確定要素も多く、直接お持ち頂き、車体を拝見した後、お預かりすることに致しました。
ところで、2026年夏の私は、何か取り憑かれたようにツーリングに明け暮れておりまして、車体のお預かりは9月24日、となりました。
ご依頼の内容は、IDIOMの特徴、独特な機能である、ハンドルステムの折りたたみ機構をなくしたい、というものでした。
このご依頼の気持ちはよく分かります。
私自身、折りたたみ機構を排除してしまいましたから。
IDIOMに限らず、折りたたみ機構というのは、関節部分が増えるため重くなる、剛性が下がる、ミシミシ音が鳴りがちです。
しかし、コンパクトになる、という仕組みは市場ではとても人気なのです。
ところで、世の中の商品、サービスは必ずしも科学的、学問的に正しい、合理的だから売れるのではありません。
人々がこれは楽しいそう!! 便利そう!!と思うから売れるのです。
折りたたみ機構は、人々の欲求、欲望をうまく刺激するギミックで、ゆえに、折りたたみにしておけば売れるから折りたたみ機構を付けているだけ、というブランド、車体も散見されるのです。
IDIOMもそれ、とまでは申しませんが、ほとんどのユーザーは折りたたみ機構を使わなくなります。
私もそうですし、ご依頼になったお客様もそうでした。
ゆえに、折りたたみ機構を無くしたい、というご依頼でした。
せっかく私のお家までおいで頂いたため、どのようにして私の存在をご存知になったのか、どうしてIDIOMなのか、といったお話も致しました。
前述致しましたが、
1 私のブログ記事をお読みになる
2 そういうカスタマイズがあるんだ!!とご存知になる
3 複数の店舗で私がかつて施工したのと同種のカスタマイズ依頼を断られる
4 なんとかならないかと探すと私の退職記事を発見なさる
5 退職記事の末尾に、ラッコ店長の自転車旅 という記述を発見なさる
6 ダメ元!?で私宛にブログ経由で連絡なさる
7 私からお返事がある
という流れでありました。
なるほど。
そうだったのですね。
IDIOMになさったのは、普通とは変わった車体であったのと、お色が気に入ったから、とのことでありました。
分かります、そのお気持ち。
私も購入しましたから。
お話は1時間ほどになりまして、ここまで丁寧なヒアリングは実店舗がある場合では難しいものですが、今は余裕です。
ああ、こういうスタイルのほうが、のんびりしていいですね。
2026年9月24日 車体の計測 パーツ発注
それは良いとして、その後、お客様にお帰り頂き、車体をあれこれ計測していきました。
手前がお客様の車体で、奥にあるのはご参考までに用意した、私のプライベート車体です。
偶然にも、モデル、カラーリング同一の車体です。


作業前に、徹底してお写真を撮っておくことが重要です。
今回はステム交換だけの作業のため、そこまで深刻ではありませんが、あとで、元の車体がどうだったか、分からなくなった、ということもありますから。
作業をするスタッフには、それほど重要には思えないことでも、お客様にとってはバッグの位置、ベルの位置、ライトの位置などが重要であったりします。
それらも失念しないように、画像に保存しておきます。





この部分、膨らんでいる部分が折りたたみ機構です。

地上からハンドルとステムの接合部分まで、いわゆるスタックハイトを計測しておきます。


ハンドルとサドルの位置関係も計測しておきます。

さて、肝心の音鳴りを確認してみましょう。
うん。
これは、かなり音鳴りがしています。
座って手の力だけでこれほどですから、走行時であれば、常にビシビシ言っているような状態でしょう。
今回はこの音鳴りを根本から解決するために、パーツ交換していきます。
それではパーツを発注して、作業開始です!!
本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。
次のお話

本カスタマイズ 全ての記事 随時追加
https://racco-cycle.com/2026/09/25/giant-idiom-1/



コメント