2021年12月24日-2022年1月7日 西南戦争、西郷隆盛さんの足跡をたどる / その1 準備編

九州(福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県)

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。


2021年の年末から、2022年の年始にかけて、15日間ほど、自転車で九州を巡っておりました。
単に、ある地点からある地点まで移動する、というのではなく、何かテーマがあると、ツーリングにもメリハリがついて愉快になります。
今回は、九州に行く、ということから、「西南戦争」をテーマと致しました。


私、神奈川県で生まれ育ったためか、九州のことをほとんど何も知りませんでした。
西南戦争についても、少年のころからナゾに思っていた戦いでした。

といいますのも、西郷さんの挙兵の意図が分からなかったのです。
そもそも勝つ気があったのかな。。。と不思議に思っておりました。

そのため、鹿児島、九州の方々にお叱りを受けるかもしれませんが、西郷さんについて、勝ち目の無い戦闘を始め、軍隊を無駄に右往左往させた、ということで高く評価していなかったのです。
(しかし、ツーリング後、この評価は真逆になりました。)


そして、少年のころから時はうつり、2018年になりました。
大河ドラマ 「西郷どん」が思いの外(これまた大変に失礼であります)、面白く、西郷隆盛という人物について猛烈に興味が湧いてきました。
西郷さんをよく知るべく、西郷軍のルートをたどってみよう、と思ったのです。


ルートは以下の通りと致しました。

スタート地点は、鹿児島市にある、西郷さんが1874年に開設しました私学校の跡地とします。
そして、西郷軍の辿ったルートを可能な限り再現していきます。

つまり、鹿児島を出発した西郷郡は、ひとまず北を目指します。
そして、熊本城を通り、熊本鎮台の兵と交戦します。
熊本城の攻略に、思いの外、時間がかかったため、部隊を2つに分けることになります。
本隊はさらに北上し、田原坂(たばるざか)近郊で政府軍と激戦を繰り広げます。

政府軍の増援が北から、山のようにやってきまして、うわっと思いますが、部隊を立て直すため、熊本城東に再集結します。
熊本城東で、政府軍と一大野戦をします。

さらに政府軍が嫌がらせのように追撃をしてくるため、人吉、宮崎県小林、都城と拠点を移しながら防衛戦を展開します。

時間的に余裕があれば、九州最南端の佐多岬に寄ります。
ここは西郷軍のルートから外れます。

宮崎、延岡へ北上し、可愛岳(えのたけ)を登り、山々を越えて、鹿児島に戻ります。

というルートです。
総走行距離1100kmほど、獲得標高10,000mほどになる計算です。


使用車体は、クロモリ、ディスクブレーキ、47mm極太タイヤで、ロングツーリングに向いた、MASI SPECIALE RANDONNEUR ELITEにします。
極地、厳冬期の長期ツーリングなどで頼りになる車体です。

前後左右にキャリアを装着して、サイドバッグを4つ装着します。
使用キャリアは、日東 キャンピーというものです。

クロモリ製で、頑丈なのが取り柄です。
大量の荷物を自転車に積載する場合、キャリアの上に乗せる、自転車に固定したバッグに詰めるという仕組みから、どうしても車体の重心が上がりがちになります。
しかし、日東 キャンピーであれば、バッグの取り付け位置を低くすることができるため、車体全体の重心を下げて、バイクの安定性を向上させることができます。
ロングツーリングに使うときは、このキャンピーを好んで使っております。



画像引用 MARUI


サイドバッグは、TOPEAK パニア ドライバッグ 20Lを2基搭載しました。
後日判明いたしますが、このTOPEAK パニア ドライバッグは非常に役立ちまして、素晴らしい活躍をしてくれることになります。

画像引用 MARUI


ウェアは、GIANT DIVERSION BIBTIGHTSを新調しました。
私の勝手な志向でございますが、ツーリングでもレーシングウェアが楽です。
最近は、自転車用のウェアの認知度も上がってきたので、レーシングウェアのまま新幹線、飛行機、博物館等に行っても、奇異な目で見られることは無くなりました。

画像引用 GIANT


それでは出発です!!
今回はどのような困難が待ち受けているのか、とても楽しみです!!

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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