新幹線輪行 / 自転車の置き場所 特大荷物スペースつき座席 えきねっと スマートEX ぷらっとこだま

新幹線輪行

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

新幹線を使った輪行について述べます。

新幹線は各会社ごとに運営方針が微妙に異なり、ややこしいところがあります。
東海道、山陽、九州、西九州新幹線について述べます。


1 乗客の原則
3辺の合計(A+B+C)が、160cm超250cm以内の特大荷物を車内に持ち込む場合、特大荷物スペースつき座席の予約が必要になります。
(特大荷物スペースつき座席とは、一部の列車に導入されているスペースで、最後尾座席の後ろが特に広くなっている座席のことです。しかし、一部の列車と申し上げましたように、全ての号車に備えられているわけではありません。)

事前予約無しに特大荷物を持ち込んだ場合、特大荷物スペースを利用しなくても、¥1,000の請求を受けることがあります。

(あいまいな表現ですが、実際には、大きめのスーツケースを持ち込んだ人が、この¥1,000を車内で請求されている場面に遭遇したことが無いのです。
さらに、そもそも、特大荷物スペースを利用する権利は、特大荷物スペースつき座席の利用者、予約者にあります)

東海道・山陽・九州・西九州新幹線への特大荷物のお持ち込みについて
東海道新幹線 特大荷物は予め荷物置場付の座席をご予約ください。事前予約制・2020年5月乗車分からスタート!

2 自転車は例外
しかし!!
輪行状態の自転車は例外として、事前予約、追加料金無しで持ち込みが可能です。
もっとも、特大荷物スペースつき座席の予約をしていない場合は、このスペースを利用する権利はありません。

結論として、可能であれば特大荷物スペースつき座席を予約して、特大荷物スペースの利用権を確保することが万全です。
しかーーし!!
とんでもなくわかりにくいですが、えきねっと では、特大荷物スペースつき座席を予約することはできません。
えきねっとでは、ざっくりとした座席指定しかできないのです。
そこで、スマートEXという予約サービスを利用します。
こちらであれば、座席の細かい指定が可能です。


3 次善の策
とはいえ、特大荷物スペースつき座席は人気で、すでに満席ということも多々あります。
その場合は、最後尾の座席を予約するのが良いでしょう。
特大、というほどではありませんが、輪行状態のロードバイクであればするりと入れることは可能です。

なお、このスペースは特に誰かが専有する権利がある、というものではありません。
そのため、他の方が使っている場合にはなかなか使いづらいでしょうし、専有している場合には抗議されることもあります。


4 最後の手段
最後尾の座席裏に置くこともできない場合、デッキに置くしかありません。
可能な限り他の乗客さん、ワゴンの通行の邪魔にならないように、置きます。
特に、東海道新幹線では車掌さんから、◯◯の駅ではこちらの出入り口に置いて、◯◯の駅では反対の出入り口に置いてください、といった具体的な指示を受けることがあります。
この指示はやむを得ないとはいえ、非常に煩雑で、停車駅の多いこだまを利用した場合、10分おきといった頻度で車体をあっちに、こっちにと移動させる必要があります。
そのため、個人的には東海道新幹線のこだまは利用したくない列車なのです。

こだまについては、ぷらっとこだま、という格安チケットが存在します。
これは正確には乗車券ではなく、旅行クーポンという名目の証券です。
通常の切符よりも、お安く新幹線こだまに乗車することが可能です。

しかし、ぷらっとこだまチケットには、特大荷物スペースつき座席の販売はありません。
(予約しようとしても、特大荷物スペースつき座席は予約可能枠に入っていません。)
運良く最後尾座席が取れた場合には、「事前の策」、予約できなかった場合には「最後の手段」を使うしかありません。


5 新幹線輪行の長所、短所
長所は、飛行機輪行と異なって、荷物検査というものがありません。
飛行機輪行では積載が制限される、可燃物、ガスコンロ、ボンベであっても運ぶことができるため、アイテム選択の幅が広いです。
現地でわざわざ調達する、という手間を省くことができます。
列車に乗ればいいだけ、ですから飛行機よりも手続きが短くて済みます。

短所としては、新幹線で自転車を運ぶことは、かなり例外的な存在であるため、他の乗客の方々を圧迫することがある、肩身の狭い思いをする、ということでしょうか。
さらに、これは私だけかもしれませんが、新幹線はとにかく最短で移動することを最優先に開発された列車であるため、トンネルが多い、防音壁が多い、といったことから、あまり美しい風景を見ることはできません。
山陽新幹線が特に顕著で、半分地下帝国を移動しているのではないか、というくらい闇の中をずっと進んでいきます。
飛行機であれば、天気さえ良ければ普段の生活では見れない、大空からの景色を堪能できるため、私が飛行機輪行を好むゆえんなのであります。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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