自転車屋さんで不思議に思うこと / 空気入れの無料貸出

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

このところ、悩んでいることがあります。

それは、「空気入れの無料貸し出しサービス」です。


当店では、開店から2年ほど、空気入れ貸し出しサービス、というものを明示的には行っておりませんでした。
しかし、日によっては5回とかのレベルで、空気入れを貸してほしい、という方がおいでになるようになりました。
業務に支障をきたすほどの頻度になりまして、2023年春から、空気入れ、ご自由にお使いください、という掲示と共に、空気入れをお外に置くことに致しました。

確かに、貸して下さい、という方は減りました。
しかし、今度は新たな問題が発生しました。
空気入れの使い方がわかりません、教えてください、という方が増えたのです。

一体、どうすれば!?


ところで、空気入れ無料貸し出しをしているお店は、
1 少しでも来客数を増やす、
2 それをきっかけに商機を拡大する、
3 店舗、企業イメージをアップさせる、ということが目的なのだと思われます。

しかし、私が1年近く、空気入れ無料サービスを提供した結果として、
1 無料で空気入れを使いたいという方はそれだけが目的で、借りた後に店舗に入ることは絶無といって良い、つまり来客数は増えない
2 無料で使いたいという方は、徹底的な低コスト志向であるため、商機が拡大することは無い
3 空気入れ無料サービスありがとう、といったGoogle Mapコメントはただの一つも無い。
もちろん、お電話、電子メールなりでお礼のお言葉を頂戴したことも無い。
さらに当然ながら、いつもお世話になっています、つまらないものですが、といった有形的な謝礼を受けたことも皆無。
イメージアップにつながっているとも思えない。

このサービス、提供側に何の益があるのでしょう。
それでも同種のサービスをしたい、というお店さんがいらっしゃるのであれば、まったく否定は致しませんが、当店では存在意義がわからないなあ。。。と思っている次第であります。


もちろん、有料で空気を入れる、という商品は継続します。
こらちは、¥100、¥200で空気をお入れしておりまして、凄まじく利益になる、という訳ではありませんが、少しでも店舗側にお金が残ります。
しかし、空気入れ無料貸し出しは無償の奉仕行為になっています。


ここからは随分と酷いことを書きます。
当店はスポーツバイク、ロードバイクの車体、用品を中心に商品展開をしております。
無料で空気入れを使いたい、とお思いの方は、おそらく当店で提供しているような商品、サービスは高い!!とおっしゃってお買いにならないでしょう。

当店にとって利益をもたらさない方だといって、邪険に対応すれば、てひどいコメントを受けるでしょう。
かといって、丁寧に対応していては業務に支障をきたす。

うむ。
結論はでました。
空気入れ無料サービスは当店の経営方針、商品展開に適合しない。


本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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