自転車、ロードバイクの事故 その1 / 防止編

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

自転車、ロードバイクに乗っていると、誠に残念ながら事故に遭う、ということもあります。
ラッコ店長も事故の経験は何度もあります。
(クルマにはねられたことは3回、自らクルマに突っ込んだことが1回あります。いわゆる自爆による落車は10回ほど)。

もっとも良いのは、当然のことながら、事故に遭わないことです。
事故に遭いやすいのは(クルマの運転と同様でありますが)、交差点です。

左折巻き込まれ

クルマが左折しようとして、後方から迫り来るロードバイクに気が付かずに、左折してしまう、というパターン。
あるいは気がついたとしても、ロードバイクがそこまで速いとは予想できず、左折態勢に入ったところ、猛然とロードバイクが突進してきた、というパターンです。
ラッコ店長はこれを「左折巻き込まれ」と称しておりますが、街中の交差点に進入するときは、右後方を常に確認しながら、左折しようとしているクルマがないかどうか、細心の注意をはらうべきです。
左折しようとしているクルマがいる場合、彼らが確実に止まる、とは考えない方が良いです。

右折巻き込まれ

これもラッコ店長が勝手に命名しているだけですが、ロードバイクが交差点に進入したときに、前方反対車線のクルマが右折して、衝突する、というパターンです。
こんなことあるの!?とお思いになるかもしれませんが、あります。
原因は、反対車線から見たロードバイクははるか遠くにいたので余裕で右折できる、と判断したクルマが、速すぎるロードバイクと衝突する、というパターンです。
一般の方々は、まさか自転車が時速40km、50km、あるいはそれ以上で走行できる、とは思わないものです。

右折巻き込まれ2

右折巻き込まれには、別パターンもあります。
反対車線の先頭車両はロードバイクを認識していたものの、後続の車両からはロードバイクを認識できず、先頭車両が通過した直後に右折しようとしてロードバイクを巻き込んでしまう、というパターンです。
これも実に怖いもので、ラッコ店長は交差点に進入するとき、反対車線のクルマが連なっていないか、自分を認識できているか十分に注意を払います。

変形型右折巻き込まれ

交差点ではなく、右折巻き込まれされることもあります。
反対車線からクルマが(主に店舗駐車場などに)進入しようとして、ぐわっと影から現れるパターンです。
これはロードバイクからすると、完全に死角であるため、本当に恐ろしい出来事です。
反対レーンからバイクが突っ込んでくる、ということもあります。

避けるためには、自レーンにクルマが連なって、かつ左側が店舗、交差点等の場合で、自レーンのクルマが停車している、といった条件が重なった場合には、自レーンのクルマが善意で反対車線のクルマを通そうとしている場合があるため、最大限の注意を払ってください。

ドアに激突 運転席側

ロードバイクは軽車両で、合法的に道路を走って良い存在です。
しかし、一般の方々にとっては、ロードバイクの存在が念頭に無い、ということが多々あります。
特に、地方の場合、私がこのようなこと申すのも心苦しいですが、ロードバイクは全く流行っていません。
日本全国を走っていて、500km移動したが一台もロードバイクとすれ違わなかった、といったことはしばしばあります。
人々の移動手段は完全にクルマで、自転車が趣味という人は皆無に等しいのです。

そのような世界で走る場合、人々はクルマ、バイクのことしか考えたことが無いため、小さなロードバイクは全く気づいておりません。
そこで、停車しているクルマのドアが急に開く、ということはしばしばあります。
ラッコ店長はクルマの横を走るときは、かなりの間隔を開けて、さらに中に人がいるのかどうかを凝視して通過しています。
(人生で2度、ドアに激突しそうになったことがあります)

ドアに激突 助手席側

地方でなかったとしても、ドアには猛烈に注意すべきです。
特に、渋滞の時期です。
渋滞していると、助手席側のドアがカチャッと開くことがあります。
渋滞している車列の左側をすり抜けるときは、細心の注意が必要です。
いつでも停車できるように、徐行しながら、かつ、車内を凝視しながら進むべきでしょう。

自爆事故

さらに自爆事故というものもあります。
多いのは、コーナリング時です。
雨が降っているときは、タイヤのグリップを失いやすいため、無理な走行はおやめになった方が良いです。
さらに、雨+マンホール、金属といった条件が重なると、ロードバイクは容易にタイヤのグリップを失います。
ダウンヒル中であれば、谷側に転落あるいは反対車線に投げ飛ばされるといった、心胆寒からしめる状況になるでしょう。
ラッコ店長はコーナリング時の自爆を2回、マンホールでの転倒を3回経験したことがあります。

泥によるスリップということもあります。
これも雨が重なると凶悪です。
何気ない下りで一気にクラッシュすることがあります。

苔(コケ)にも十分ご注意ください。
地方を走っていると、歩道がほとんど遺棄されている、管理されていない、という道が多々あります。
誰も通らないので、苔が生えて、そのままなのです。
そのような道も極めて滑りやすいため、ご注意ください。
(苔による転倒は1回経験があります。)

路面凍結

路面凍結時は走らないことが無難です。
水が凍結するのは0度からだし、0度以上の気温であれば路面凍結しないのでは!?とお考えかもしれません。

しかし、実際は違います。
放射冷却という現象があるからです。

たとえば、お風呂上がりでも何でも良いですが、風を当てると、涼しく感じます。
これは風によって熱を継続的に奪われているのと、表面の水分が奪われ、その気化熱で表面温度が下がっているからです。
道路についても同様のことが言えます。

特に放射冷却をしやすい、表面積が多く風を通しやすい部分、つまり橋などで表面が濡れている場合、たとえ外気温が0度以上であっても路面が凍結することはあります。
(峠道を走っていると、路面凍結注意という看板がやたら多いのは、こういう理由です)
ラッコ店長は路面凍結による転倒は3回経験があります。
いずれも自爆事故で済みましたが、人間、自分なら転ぶことはない、そこまで愚かではない、と勝手に思っているものです。

事故の回数を記述致しましたが、ほとんどは中学生、高校生といった無鉄砲な時期のもので、成人してからは事故がめっきり減りました。
ご安心ください。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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