自転車、ロードバイクの事故 その2 / 事故に遭ってしまったら 事故当日

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本記事は


の続きです。

今、まさにヒットしているとき

まず、奇妙なお話に思われるかもしれませんが、事故に遭っている最中のお話をします。
今、まさにクルマに接触している、クラッシュ中である、という場合、可能であればハンドルから手を離さずに、車体にしがみついてください。

車体にしがみついていれば、ダメージのかなりの部分を車体が引き受けてくれるのです。
クルマとヒットしている時間というのは、1秒にも満たない時間かもしれないのに、不思議とその光景、あ、今あたってるなということが分かるものです。

しかし、突然のこと、恐怖心で手を離してしまう、ということも多々あるでしょうから、無理をなさらないでください。

事故直後

まず、ご自分の体を確認してください。
出血が無いか、折れている骨はないか等です。
事故直後というのは、アドレナリンが大量に分泌されているため、不思議と痛みを感じないものです。
しかし、時間が経つほどに強烈な痛みが襲ってきます。

相手方、相手方車両を確認

可能であれば、この時点で事故直後の状況、ナンバーなどを写真に撮っておくべきです。
仮に、悪質な相手方でそのまま逃走した場合、傷害罪、業務上過失致傷罪、道路交通法上の救護義務違反等に問うことができるため、逃走された場合は気持ちを落ち着けて、警察を呼ぶ段階に移ってください。

相手方車両が止まり、運転手さんが現れたら、頭ごなしに怒鳴りつけると相手も感情を害するため、警察を呼ぼうと思いますが、いかがでしょう、とお尋ねをして、すぐに110番の準備をしてください。
110番をする前に、事故現場の住所を確定させておくと良いです。
都市部であれば、目立つ駅、建物などを伝えれば、なんとかなりますが、地方の場合、Google Mapで検索をして、可能な限り住所を特定させてください。
国道◯◯号線の、◯◯の近くで、◯◯方面に向かう車線です、等。

その場で示談はしない

話術に優れている相手方の場合、その場で示談(損害金の支払い)などを提示して、すぐに立ち去ろうとする人もいます。
しかし、スポーツバイクの損害額は極めて高額になること、身体の傷害、後遺症などの可能性を考えれば、事故現場での示談交渉はしない方が良いでしょう。

ツーリング計画の放棄、断念

もしツーリングの途中、連続した休暇の途中であったとしても、この時点でそれらの計画は諦めてください。
車両の保存、ご自身の治療行為等でしばらくは走行が不能になるでしょう。
(ラッコ店長はかつて事故直後、強引に走ったことがありましたが、クルマのエンジン音が迫ってきただけで体が硬直するようになり、まったくロードバイクに乗れなかったことがあります。)

警察に電話

警察につながると、まず、事故ですか、事件ですかと尋ねられます。
事故です、と伝え、自分が被害者であることを伝えます。

物損か人身事故か尋ねられます。
クルマに衝突した場合は、人身事故扱いとした方が良いでしょう。
物損とした方が警察も捜査が楽ということなのか、あまり人身事故扱いをしたがらないようですが、クルマにぶつかるほどの事故であれば、後日、どのような傷害が生ずると限らないため、人身事故扱いにすべきです。
事故の住所を伝えて、救急車が必要かどうか尋ねられます。
ここでは、救急車を呼んでおく方が無難でしょう。
救急車で搬送してもらって、そのまま救急病院で診断してもらうと後々の証拠保全に役立ちます。

警察が到着するまで、30分はかかります。
気を落ち着けて待ちましょう。
重症な場合は先に救急車で搬送してもらいます。

警察が到着

警察の車両が到着したら、あれこれと事情を説明します。
氏名、年齢、職業、事故当時の状況など。
しかし、具体的な実況見分、事情聴取は後日になることも多いです。

御本人が救急車で搬送される場合、事故車両はどこか近くの警察署まで運んでもらうことができるでしょう。

捜査協力

事故後は警察の捜査にご協力ください。
加害者が厳罰に処せられることを望みますか、と尋ねられることがありますが、これはそれぞれの方にお任せします。
私は、厳罰を望まない、という書面にサインしたことがあります。
刑事事件とするにあたっての、被害者の処罰感情、というものでしょう。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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