ラッコ店長が好きなところ 第2回 宮古島と周辺の諸島(伊良部島 下地島 池間島 来間島)

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

ラッコ店長が自転車で訪れて感動した場所をご紹介するシリーズです。

第2回目は宮古島と周辺の諸島です。

宮古島への行き方

1 南西方向へひたすらに泳ぐ
2 航空機を使って、宮古空港に降り立つ
3 同じく航空機で、下地島空港に降り立つ
の3つがあります。

2 宮古空港を利用しているのは、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)さんです。
3 下地島空港を利用しているのは、スカイマークエアラインズさんです。

どの航空会社が良いと考えるかは、以下の記事にて詳述しております。
結論から申せば、ANAは自転車の飛行機輪行には向いていません。
https://racco-cycle.com/2024/01/15/%e9%a3%9b%e8%a1%8c%e6%a9%9f%e8%bc%aa%e8%a1%8c-%e8%88%aa%e7%a9%ba%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%ae%e9%81%b8%e3%81%b3%e6%96%b9/

宮古空港と下地島空港は20kmほど離れているため、どちらをスタート地点とするかはそれぞれの方次第であります。
宮古空港をスタート地点とした場合の利点は、
宮古空港は宮古島の市街地にあるため、お宿の手配、ショッピングなどに便利です。
あえて難点を申し上げるとすれば、宮古島の中心に位置しているため、自転車旅行のスタート地点としては無駄が生じやすい(端っこからスタートしたほうが走行区間を単純にすることができます)、ということでしょうか。

下地島空港をスタート地点として場合の利点は、
下地島空港は離島のリゾートという雰囲気満点の、美しい空港で、これからの旅行を期待させる演出ができる、
空港から出て、いきなり息を呑むほどの美しいビーチが広がっているため、旅行を盛り上げることができる、
下地島という端っこからスタートするため、一筆書きのコースを設定しやすい
ということでしょうか。

難点としては、周囲に商業施設はほとんどありません。
補給もできないため、あらかじめ他の場所で入手しておく必要があります。
また、宿泊施設もほとんどありません。

ロードバイクに向いている場所

1 まず、ロードバイクで旅行するとなれば、当然ながらロードバイクで走行するために、ロードバイクを輸送すると思われます。
そうだとすれば、いかに絶景、とんでもなく美しい光景といっても、走行距離が5km、10kmというのであれば、わざわざロードバイクを運ぶ必要はないでしょう。
すなわち、ロードバイクに向いている場所は、ある程度の走行距離があること、が必要と考えます。

2 次に、ロードバイクで走行していて愉快な場所であること、と考えます。
何をもって愉快なことか、というのは明確にはしにくいですが、ロードバイクがいわゆるママチャリと異なるのは、その軽快性、快速性にあると思われます。
そうだとすれば、それらの特徴を活かすことのできるコースがロードバイクに向いている、といえましょう。
まず、軽快性が活きるコースとして登り坂、山岳コースがあります。
標高1000m、2000mといった山にいわゆるママチャリで登ることはかなりの困難を伴うでしょう。
しかし、ロードバイクであれば可能です。
次に、快速性が活かせる場所は、ダウンヒル、信号の少ない平坦地です。
これらのコースはいわゆるママチャリよりも遥かに速い速度で走行可能です。

3 最後に、ロードバイクは生身の人間が乗車するスポーツであるため、雨、風といった天候の影響を強く受けます。
また、走行距離、走行時間は自身の体調の変化などにも左右されます。
そうだとれば、コースが複数選択しうる場所が便利です。

宮古島と周辺の諸島がロードバイクに向いている理由

1 宮古島と周辺の諸島について見てみますと、宮古島はヒトデのような形をしています。
海岸線を丁寧になぞっていけば宮古島本島で90kmほどの距離になります。
そして、下地島、伊良部島、来間島、池間島とは橋でつながっているため、それらの島々をめぐると200kmほどの距離になります。
それでも走行距離が足りない場合は、島の中央部を走行すれば、サトウキビ畑が無数に広がっていますから、美しい景色の中、ずんずんと走行距離を増やすことが可能です。
離島でありながら、ある程度の走行距離がある、宮古島はこの要件を満たしているのです。

2 軽快性、快速性という点において、宮古島と周辺の諸島はサンゴ礁が隆起して出来た島です。
つまり、火山性の島ではないため、山がありません。
せいぜいが丘でありまして、仮に宮古島を一周、90km走ったとしても、獲得標高は500mほど、平均斜度が5%もありません。
完全に平坦地ではありませんが、軽快な走行が可能な地域と言えましょう。
また、離島にはよくあることでありますが、信号がとても少ないです。
都市部のように発進してすぐに停車ということが少ないため、快速を維持したまま、走行しつづけることが可能です。
さらに!!
走行しているクルマの数が少ないため、安心してロードバイクに乗ることが可能です。
宮古島は軽快性、快速性を活かすことのできる場所、と言えます。

3 最後に、コースが複数選択しうる場所という点について、前述しましたように、宮古島はヒトデのような形をしていますから、長距離を走りたいのであれば沿岸部をなぞれば良いですし、手短に済ませたいのであれば、観光名所、市街地だけを走ることも可能です。
さらに、周辺の島々とは橋でつながっているため、それらの島に立ち寄る、立ち寄った島でどのようなコースを採るかによってさらに走行距離が変化する、といった極めて柔軟性に富んだコース取りをすることが可能です。
天候、体調、そのときの気分に合わせて、様々なコースを選択することが可能なのです。
このように、宮古島はコースが複数選択しうる場所と言えます。

これらの理由が、私が宮古島を絶賛している理由なのです。

さらに具体的に詳述します。

下地島空港

美しく、のんびりできます。
空港内部にプールがある、という個性的な空港です。
(遊泳はできません)

17END

下地島空港のすぐ脇にある、17ENDビーチです。
極めて美しい海です。
大のお気に入りです。


上空から見た下地島、伊良部島です。
両島の間にあるのは川ではなく、海です。

伊良部大橋

伊良部島と宮古島を結ぶ、伊良部大橋です。
この写真は、斜度がきつく見えるように撮影しています。
実際はそれほどの斜度はありません。
伊良部大橋は、自転車で走行できる橋として、日本最長です。

伊良部大橋から見た周囲の海です。
とんでもなく美麗です。


砂山ビーチ

宮古島で最もお気に入りの場所、砂山ビーチです。
観光客さんがそれほど多くは無く、静かであるため心が落ち着きます。


まもるくん

島内には、いたる場所に「まもるくん」がいます。
宮古島の守護神です。

サトウキビ畑

サトウキビ畑が果てしなく広がっています。
夏はスプリンクラーが作動していることがありまして、不可避的にその水しぶきを浴びることになります。

与那覇前浜ビーチ

人気のビーチです。

共売所

それぞれの島には、ほとんどコンビニエンスストアがありません。
代わりに、共売所という商店があります。
らくがき帳が設置されていて、のほほんとした素敵な場所です。

宮古島を周回すると、たくさんの岬に出会います。
絶景です。

さらに離島へ 多良間島

フェリーに乗って、多良間島に渡ることも可能です。
宮古島、多良間島間は2時間ほどの航海です。
(あまり近くはありません)


本物のベルリンの壁

宮古島には、なんと、本物のベルリンの壁があります。
うえのドイツ文化村です。
無料で拝見可能です。

池間大橋です。
とんでもなくお気に入りの場所です。

雨の日は

雨が降ってお外にでることが難しい、という場合は屋内の施設が良いでしょう。
宮古島市総合博物館です。


宮古空港です。
なお、下地島空港、宮古空港ともに、いわゆるカードラウンジはありません。

ゆし豆腐、宮古そば等の名物があります。

お宿

宮古島は連泊するとお得なお宿がたくさんあります。
ラッコ店長も野営することが一番多いものの、ウィークリーマンションのようなものに連泊することもあります。
食器類や洗濯機などが完備されているところがほとんどで、ロードバイクの旅行の拠点として、とても便利です。




良いシーズン

最後に、宮古島は素晴らしい島でありますが、あまり向いていない時期、というものがあります。
それは、1月から2月です。
本土より遥か彼方、南の島であるため、常夏の島と勘違いされがちですが、宮古島にも四季はあります。

1月から2月は本土の日本海側と同じ現象が起きます。
つまり、シベリア大陸に寒気団、高気圧が発達し、日本に向かって北西風がぶうぶうと吹き付けるのです。
この北西風は海を渡る過程で湿度を増し、日本海側であれば山脈にあたって猛烈な降雪をもたらします。
宮古島は南国ですから、雪は降りませんが層状の雨雲が発達し、しとしととした雨、霧雨が絶え間なく降ります。
宮古島の1月、2月はほとんどの日で雨か曇りなのです。
                                                                                                                                                                    さらに、風速5m以上を越える北西風が吹くためロードバイク、キャンプには不向きです。

このように、1月、2月はいかに宮古島であったとしても、あまりおすすめできないシーズンです。

とはいえ、格安の航空券が発売されることもありまして、多少雨が降っても良い、ということであれば、訪れるのも良いかもしれません。
2023年2月に訪れた時の様子です。
ずっと曇り空、霧雨でした。

一般的には5月から9月が宮古島のベストシーズンということになるでしょう。

いかがでしたか。
どこに行くか迷った場合には、宮古島をダントツにおすすめ致します。
美しい海が待っています。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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