高崎から古河まで 利根川を下る その2 / 火雷神社 古河公方公園

北関東(群馬県 栃木県 茨城県)

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本記事は


の続きです。


日が昇る前に撤収します。
とんでもなく寒いです。


利根川自転車道を通ります。
群馬県の利根川沿いでサイクリングロードが整備され、とても走りやすいです。


日が昇ってきました。


利根川沿いを走っていると、おや!?と不思議な建物がありました。
何か歴史的な匂いを感じます。
立ち寄ります。


火雷神社とあります!!
私はのけぞりました。
なんという格好いいお名前!!
火と雷を司る神とは、まさにRPGに出てきそうなお名前です。


調べると、由来は非常に古く、日本創生の神話にまで遡るようです。


素晴らしい。
立ち寄ってよかったと思いました。


海からの距離が掲示されています。
近いような、遠いような、このルートは通ったことがないため、ワクワクします。


川岸からもくもくと、湯気が上がっていました。
生活排水!?とも思いましたが、それにしては湯気の範囲が広すぎました。
温泉でも湧いているのでしょうか。


ひたすら利根川沿いを南東に進んでいきます。


非常に広いです。
橋を渡って、利根川の中洲を見下ろします。
大地!?と勘違いするくらい中洲が広いです。


どんどん進みます。


地の果てまでまっすぐの道が続きます。
素晴らしいです。
それでいて、ほとんど歩行者さん、自転車に乗っている方がいないため、緊張せずに走行することが可能です。


休憩所を見つけました。
ありがたく、休ませていただきました。


利根川に限らず、大河というものは途中でどんどん川が合流していきます。
合流点はサイクリングロードが途切れることが多く、今回もいままで右岸(南側)を走っておりましたが、左岸(北側)に移りました。


再び、利根川を渡って右岸に移動します。
狭い橋の車道を自転車で渡る場合、クルマが自転車を追い越すことができず、自転車の後ろに大渋滞が発生することがあります。
もちろん、橋の車道を走っても法規上は問題ありません。
しかし、今回の橋のように、凄まじい量の自動車がぐわんぐわん走っていく場所を自転車で走る、ということはこの地域ではほとんど想定されていないのだと思われます。
合法だからといって、強行すれば地域住民の方々のひんしゅくを買いますし、思わぬ事故が発生することもあるため、極めて狭いものの、歩道を走ることに致しました。


道の駅に立ち寄ります。
いがまんじゅう、という不思議な食べ物がありました。


埼玉県に入ってからというもの、堤防の工事が盛んなようで、利根川サイクリングロードはあちこちで寸断されておりました。


佐波延命地蔵さんに参ります。
このお地蔵さんたちも、利根川の改修によって移設されたもの、ということでした。


古河市に向かいます。


古河総合公園に到着しました。
以前から寄ってみたい場所であったのです。
室町時代に、いわゆる古河公方(こがくぼう)という役職がありました。
その古河公方さんの館跡、ということで、猛烈に興味があったのです。


古河公方さんは、もともと室町将軍の代理人として、足利尊氏さん子孫が関東に派遣された、いわゆる鎌倉公方(かまくらくぼう)を起源としています。
その後、幕府内の権力闘争があり、鎌倉の地を追われた鎌倉公方さんが北関東に本拠地を移し、以後、古河公方と呼ばれるようになりました。
(古河公方、鎌倉公方共に、後世の歴史用語です。鎌倉公方は、当時、単に鎌倉殿、鎌倉御所と呼ばれていたようです。古河公方がどのように呼ばれていたか不明でありますが、正当な鎌鎌倉殿の後継者と自認しているのであれば、そのまま鎌倉殿と名乗っていたのではないかと推察します。)


残念ながら、古河公方さんが成立してからすでに500年以上経っていること、古河の地は交通の要衝で、様々な勢力が盛衰した場所であることから、かつての遺構はほとんど残っておりませんでした。
今は古河総合公園として、近代の庭園が公開されています。
場所のみ、ここが古河公方館跡ですよ、と掲示してありました。
しかし!!
それだけでも震えるほど感動してしまうのです。


なんと、古河総合公園中にある古民家で、大河ドラマ 西郷どんの撮影がなされていた、とのことでありました。




素晴らしい遺構です。
古河総合公園は前述のように、古河公方の館跡でありますから、このような古民家が当時存在していた訳ではなく、歴史的な価値がある、ということでこの公園に移築したものであります。


最後の古河公方、足利義氏(あしかがよしうじ)さんのお墓です。
かつての栄光からすれば、あまりにもひっそりとしたお墓でありました。


古河総合公園を後にして、渡良瀬川河川敷で野営することに致しました。
おやすみなさいませ。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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