皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
日本全国を周遊していて、ごくまれに、ここは凄い場所だ!!
秘境、自転車で訪れる価値がある!!と感嘆する場所があります。
恐山、下北半島は、その感嘆する場所の一つと考えます。
本稿では(一例として東京から)恐山までの行き方を言及し、次回以降の記事で下北半島の見どころ、魅力を述べます。
本記事は、ロードバイクで温泉地を巡る、というシリーズです。
温泉を扱った記事としては、以下のものがあります。





恐山の場所
恐山は、青森県、下北半島にあります。

恐山の位置
恐山への行き方
完全自走
まず、すべて自走する、という方法があるでしょう。
一例として、東京から出発した場合、大まかに3つのルートが考えられます。
国道4号線を北上する
このルートが最も著名、東北地方を縦断するといった場合に、まっさきに思いつくルートです。
国道4号線はなんと、東京の日本橋から、青森市までつながっています。
青森市付近まで行けば、あとは下北半島の付け根を北上して、恐山に行くだけです。

画像引用 wikipedia
しかし、このルート、計画段階であれば、何も考えない(失礼)で楽ですが、実際に実行すると、地獄のようなルートです。
まず、国道4号線は我が国でも有数の大動脈、とにかくクルマの量が多いです。
しかも、物流の基幹路線であるため、大型のトラックが凄まじい数、勢いで往来しています。
特に、都内から埼玉県を突破するまで、白河から一関まで、盛岡周辺は、とんでもない量のクルマに辟易することでしょう。

福島市 凄まじい交通量
また、盛岡から先は、地雷原!?と思うくらい路面が荒れて(豪雪地帯ゆえ、チェーンを装備した大量のクルマに荒らされて、路面が超絶劣悪なのです。
その劣悪度は日本一といっても良いくらいです。)、走りにくいを超えて、走行は危険、やめたほうがいい、というレベルであります。

七戸十和田 路側帯が走行不能なレベル
次に、これは日本の都市でよくあることですが、どこまで行っても似たような光景が続きます。
幹線道路によくあるお店、チェーン店さんが、これでもか、これでもかと続いていきます。
走行していて、まったく愉快ではありません。
利点を上げるとすれば、とにかく著名な道であるため、迷わない、ということです。
また、補給ポイントにも困りません。
さらに、江戸時代以前から、街道筋として整備されていた道を元につくられているため、比較的山岳を避けた、平坦な道が続きます。
つまり、獲得標高を抑えることができます。
古河、那須、二本松、福島、仙台、一関、盛岡と、東北最強!!といって良い綺羅星のような布陣、歴史的遺物が豊富にあります。
それはそれで、もちろん素晴らしいのですが。。。
通しで国道4号線を突破するのは、おすすめしません。
上記歴史的遺物の拝見は、国道4号線を走らず、各エリアを周遊するときに織り込んだ方が安全と考えます。
しかし!!
国道4号線はルートが単純、走行距離が短くて済む、誰でも知っている、と人生で何度かは走っても良い経験になるかも。。。しれません。
(かく言うラッコ店長も、2度、国道4号線は通しで走っています。それ以上の回数は不毛と申し上げましょう。)
日本海側ルート

日本海側をひたすら進む
(ルートは大まかな一例です)
もはやここまで来ると、恐山が目的なのか、恐山に行くまでが目的なのか分からなくなってきますが、日本海側を走る、というルートが考えられます。
例えば新宿から出発したとして、どのようなルートで日本海に抜けてもよろしいですが、群馬県の高崎、碓氷峠を突破して、長野県の軽井沢に入り、小諸、長野市を通過、妙高高原を突き抜けて日本海に出るルートがあります。

碓氷峠突破 長野県へ

碓氷峠 めがね橋

小諸城

妙高高原 野尻湖

日本海はすぐそこ
その後は日本海側を進んでいきます。
日本海側は三陸海岸と異なり、平坦な海岸線が長く続いています。
関東から日本海までに行くのが大変ですが、日本海に突き抜けてしまえば、その後は楽なコースです。
新潟、酒田といった歴史的に見どころのある場所も多いですし、弘前半島の竜飛岬も素晴らしい場所です。

新潟港 新潟市歴史博物館

酒田市 山居倉庫

竜飛岬 津軽海峡 冬景色が鳴り響く
走行距離が1,077kmと、少し多めであるため、常におすすめできるルートではありませんが、是非とも走っていただきたいルートです。
三陸海岸ルート

三陸海岸をひたすら進む
(ルートは大まかな一例です)
ロードバイクで走行する場合、何が大切かというポイントは、それぞれの方によって異なると思います。
しかし、クルマ、電車、新幹線ではなく、あえてロートバイクで移動する、ということであれば、その移動過程、どのような道を通ったかというのも重要な要素になると考えます。
その際に、クルマ、電車、新幹線では走りにくい(速度が出ない)ルートというのは、普通は敬遠されますが、ことロードバイクには走りやすい、新しい経験が得られるルートであることが多いものです。
一例として、新宿から出発したとして、江戸川、荒川などの沿岸を走り、我孫子、利根川に合流します。
利根川下流まで下り、あとはひたすら太平洋岸を北上する、というルートです。
実はこのルートを最もおすすめ致します。
クルマの量が、ご紹介した3つのルートでは、もっとも少なく、安全です。
また、三陸海岸は古来から風光明媚な場所として著名でありました。

岩手県 野田村 えぼし岩付近

岩手県真木沢 鵜の巣断崖

岩手県 浄土ヶ浜
東日本大震災によって生じた痛ましい傷跡、遺構を拝見することが可能です。
実物を拝見しますと、津波の威力の凄まじさがご理解頂けると思います。

岩手県野原 津波遺構 たろう観光ホテル
さらに、このようなことを申し上げることは、不敬かもしれませんが、東日本大震災後の復興によって、三陸海岸の道路は極めて整備され、広大な道路に生まれ変わりました。
そのため、ロードバイクにはとても走りやすい道が続くのです。


特に、いわき市周辺で、新たに整備されたサイクリングロードが秀逸です。



このように、三陸海岸ルートをもっともおすすめ致しますが、獲得標高がかなりあるため、走行して楽なルートではありません。
飛行機
次に、飛行機を使う場合をご紹介します。
空港が近くにある、ということであればこの飛行機輪行を最もおすすめします。
うまくチケットを手配すれば、新幹線よりも安いですし、私だけかもしれませんが、移動過程がワクワクします。
最寄りの飛行場は、青森空港か三沢空港でしょう。
空港から恐山までは自走か、さらに鉄道によって最寄りの下北駅、大湊駅まで行く、という方法もあります。

青森空港(西側)と三沢空港(東側)
青森空港
青森空港という選択は無難です。
空港の丘を降りれば大都市である青森市です。
行きの便でなにかトラブルがあっても、青森市内のお店で対処しやすいでしょう。
また、飛行機で運ぶことができない燃料、虫除けスプレーなどの入手も容易です。

青森空港
JAL 日本航空、ANA 全日空、FDA フジドリームエアラインズさんが就航しておられます。
ラッコ店長の大好きなカードラウンジもあります。

青森空港 エアポートラウンジ


三沢空港
三沢空港の場合、定期便を就航させているのはJAL 日本航空さんのみです。
JALさんのセールをうまく使えば比較的お安く到達可能です。
三沢空港に限りませんが、地方のマイナー空港(大変失礼)は航空券代があまり変動しません。
極端に安くもなりませんし、高くもありません。
そのため、いつ予約しても大差はない。。。のでありますが、セール時期を狙えば少しお安く入手できるでしょう(他の人気路線と異なり、超格安になることはありません)。
三沢空港は、航空自衛隊、アメリカ空軍が利用しているため、空港内には基地関連のお土産もありますし、普通に合衆国の軍人さんが空港内を往来しています。
他の空港では見られない光景だと思います。
なお、三沢空港にはカードラウンジはありません。

三沢空港

航空自衛隊グッズが豊富に売られています
三沢空港の周りには、軍用機も多数、飛来しておりまして、個人的には三沢空港のほうが面白い。。。のではないかと考えます。

軍用機が頻繁に飛んでいます
航空会社の選び方 荷物の運び方ほか
なお、航空会社の選び方、荷物の運び方、羽田空港までロードバイクで行く方法などは以下の記事をご参照ください。



新幹線
青森県まで移動する、となれば普通思いつくのは、新幹線でしょう。
東京から新青森駅まで、はやぶさで¥17,700ほどです。


新青森駅
なお、コロナ全盛期のころは、えきねっとトクだ値セールで、50%引き!!というのも珍しくなかったのですが、2025年ではほとんど割引で入手するのは不可能になっています。
トクだ値設定されている路線でも、本当に販売してるの?(大変失礼)と思われるくらい数が少なく、文字通り一瞬で売り切れになります。
ごくまれに、セールをしておられるようです。
しあし、残念ながら、2025年現在では、新幹線を割引で購入するのは、アテにできません。
なお、新幹線でロードバイクを積載する場合には、特大荷物スペースに置くことができれば置きます。
東北新幹線の車掌さんはおおらかな方が多いのか、ラッコ店長の個人的な体験では、出入り口でなければ、通路に車体を置いてもとがめられたことはありません。

ところで、単純な距離であれば、新青森駅で降りるよりも七戸十和田駅で降りて恐山に向かった方が近いです。
しかし、飛行機輪行で大都市部からスタートした方が安全、というのと同様、新青森駅からスタートした方が万一の補修、補給に便利であること、新青森駅周辺には観光地が豊富で、どうせ(失礼)青森まで行くのであれば、新青森駅周辺もご覧になった方がお得と判断して、新青森駅下車をおすすめします。
新青森駅、青森市市街地には、かの有名な津軽海峡・冬景色碑や、青函連絡船も展示など、見どころが豊富です。

青森港 見どころが豊富です

津軽海峡 冬景色碑(龍飛岬にもあります)
これに対して、七戸十和田駅は何も無い、訪れる価値が無い(凄まじく失礼)と考えます。
また、七戸十和田駅から野辺地、陸奥湾までの区間は、国道4号線自走ルートの箇所でも言及致しましたが、極めて道が劣悪です。
地雷原のような箇所を進んでいかなければならず、この点でも七戸十和田駅スタートはおすすめしません。


七戸十和田駅 駅舎は新しく立派です


しかし、自転車輪行に役立つ商店はありません
フェリー
むつ湾フェリー
この方法は変わっています。
単独では不可能で、飛行機、新幹線などと併せて利用することになるでしょう。
むつ湾フェリーさんが、津軽半島の蟹田港と下北半島の脇野沢港の便を就航しておられます。

画像引用 むつ湾フェリー
二等船室であれば、片道¥1,950(2025年8月現在)です。
ロードバイクを完成車状態のまま乗せることが可能で、¥850。
ロードバイクを積載するときは、予約が必要です。
なお、フェリーを利用する方が一番!?気になる点として、2025年8月25日、むつ湾フェリーさんに直接確認しましたところ、輪行状態であれば、運賃のみで乗船可能、とのことでした。
つまり、自転車用の追加料金は無用です。
脇野沢港からは自走となるでしょう。
津軽海峡フェリー
これは最も変わった行き方です。
北海道にお住まいの方、北海道ツーリングから本土に向かう場合に利用できるでしょう。
なんと、北海道函館から、下北半島の大間にフェリーで渡ります。

最もお安い船室で、片道¥2,320-3,130(期間により変動します)です。
完成車状態のロードバイクを積載する場合、特殊手荷物運賃として¥1,250-1,800。
これまた2025年8月25日、津軽湾フェリーさんに直線確認しましたところ、輪行状態であれば、運賃のみで乗船可能、とのことです。
ところで、以下のサイト様を拝見しましたところ、輪行状態でも追加料金が取られた、とのことで私も心配しておりました。
なにぶん、10年前の記事(申し訳ございません)ですし、運用が変わったのかもしれません。
ただし、下記サイト様には、「3辺の合計値が2m以上だと別途料金必要」との記述がありまして、確かに、場合によってはギリギリ2m越すこともあるかな。。。という気もします。
ラッコ店長も僭越ながら全国のフェリーを利用してきて、フェリーは積載量に余裕があることが多く、そこまで厳密に料金を求められたことは無い。。。のでありますが、最終的には現場の係員さんの指示に従って下さい。

大間からは自走となるでしょう。
装備品など
長期間ツーリングする場合には、テントやシュラフがあると行動の幅が広がるでしょう。
記事タイトルは北海道と銘打っておりますが、恐山までのツーリングでもご参考になると思われます。


本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。


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