皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
本記事は



の続きです。
2025年度、小田原会場の自転車安全整備士、自転車技士試験(以下、本試験といいます)から一晩あけました。
随分と体力が回復しました。
昨日の様子を改めて振り返ります。
出発
当日の受付は午前8時30分から開始です。
あまりに遠い地点の場合は、前日から近くの場所にお泊りしておくのが吉です。
私は栃木県日光市に住んでいるため、前日に会場近くのお宿に宿営しました。
小田原駅すぐそばの、ホテル ポシュさんに宿泊しました。
すぐ隣が、戦国武将の北条氏政、氏照さんの墓所で、歴史マニアには興味をひかれる場所でした。
お宿は静かで、十分にお休みすることができました。

しゃれた内装であります
一晩¥5,500で、朝食付きでした。
私は楽天トラベルで予約しました。
小田原駅から螢田(ほたるだ)駅へ
小田原駅から螢田駅に小田急線で、移動します。
距離は3.3kmほどで、自転車であればすぐですが、輪行状態ではあまりにもしんどく、電車を利用しました。
正直申して、お宿から、小田原駅に移動するだけでもしんどかったのです。

小田原駅。小田原城が見えます。

小田急線。車内は空いています。

螢田駅。地獄の始まりです。
螢田駅から小田原アリーナへ
ここからが地獄の始まりでした。
螢田駅から小田原アリーナまでは1.2kmほどなのですが、荷物量があまりにも多く、4回休憩しながら、30分以上時間をかけてなんとか到達しました。
もし輪行で車体を肩に担いで小田原アリーナまで行こう、と思っている方は、地獄であることをお覚悟ください。
もし、本試験に合格したら、ツーリングのみならず、本試験まで輪行で制覇したということで、以後、輪行王を自称したいと思います。

すでに気温は30度以上で、暑いです

前方に見えるのが小田原アリーナです

しかし、搬入口は裏手にあり、ぐるっと回り込みます
非合理的な会場運営
試験用機材の搬入口は小田原アリーナの北西、裏手で、ほとんどの受験者はそこに行きます。
しかし、受付は南東の正面入口になっています。
つまり、よっこいしょと機材を置いたら、わざわざ受付のためだけに、5分以上かけて正面入口に戻らなければなりません。
しかも、建物内を通っていけば、遥かに近道、早く正面入口に行くことができるものの、その通行も禁じられています。
そのため、巨大な小田原アリーナの外周部を行って帰ってと、試験前から無駄な体力の損耗、無駄な機動を強要されます。
正直に申して、小田原会場は2024年から新設された受験会場でありますが、まだまだ運用が合理的になっていません。
そして、本試験は会場内で電子機器による画像撮影はもちろんのこと、携帯電話などの確認、操作すべてを禁じられているため、会場内の画像はありません。
休憩時間中も撮影が禁じられているため、何もありません。
かろうじて、会場の外から、締め切られたドアだけ撮影できました。

小田原アリーナ内 休憩所

搬入口 続々と自転車店さんのトラックが乗り込んできます

審査中は内部が一切非公開です
事前準備
午前9時5分。
正面入口に戻って受付をして、裏手に行って機材を搬入しました。
会場についたら、事前準備をします。
工場出荷状態再現する、という趣旨のようです。
つまり、問屋さん、メーカーから出荷された車体を、箱から出したときの状態です。
ペダルを外したり、ハンドルバーを外したりします。
過去のシミュレートでは、事前準備は8分-9分で完了できる。。。はずでしたが、指定された作業領域に養生シートを引いたり、工具を保護するために緩衝材でくるんでいたりするものですから、思いの外時間がかかりました。
事前準備完了
午前9時50分
自分の領域の設営、工具の準備と、車体の事前準備が終わりました。
お手洗い、着替え
午前10時00分
この時点で、汗だくになっておりまして、一度、衣類を着替えることにしました。
こういうこともあろうと思って、替えのTシャツ3組、ハーフパンツ2組をもってあるのです。
説明
午前10時10分
係員さんがマイクで説明しておられますが、まったく聞き取れません。
聞き取れた方、いますか?
分解作業
午前10時20分-10時45分
車体を分解していきます。
実を申せば、事前準備の段階で車体の分解はかなり進んでいます。
審査対象である「分解作業」と称しているのは、
1 リアリフレクタの取り外し
2 チェーンの取り外し
3 リアディレイラーの取り外し
4 リアホイールの完全分解のみです。
このうち、リアホイールの完全分解が作業時間のほとんどを占めるでしょう。
基本的なアーレンキはKTCのものにしました。
これはbikeportスタッフのTさんが、お誕生日プレゼントということで、くださったものです。
ありがたい。
普段のシミュレートでは分解作業に、13分50秒-15分30秒くらいかかっておりました。
ところで、私は試験に持ち込む車体で、事前に何回も繰り返し分解、組立の練習しておりました。
しかし、分解、組立を何度も繰り返すと、部品の金属疲労、摩耗が進んで、場合によっては壊れてしまいます。
壊れなくても、部品の状態が悪くなっていくため、分解や組立に時間が余計にかかってしまうのです。
そのため、今回は、本試験直前に、リアホイールを新調しました。
真新しいリム、ニップル、スポークを使うことができたため、分解作業がはかどり、過去最高の11分で分解が終了しました。
ニップル回しもParktoolを愛用しています。
業務に使うのであれば、4面保持の物が良いでしょう。
周りを見ても、私が最速に近い部類でした。
これは練習の面目躍如、素晴らしい結果でした。
試験時間の半分以上の時間を残すことができたため、その間、冷たいものを飲んだり、体を休める時間を確保できました。
組立て作業
午前11時10分-
組立をしていきます。
どのような順番でも自由ですが、リアホイールから組み上げました。
ハブにスポークを通して、振れ取り台で歪みを補正していきます。
これも新品パーツにした恩恵で、横フレ1mm以下、縦フレ1mm以下で、開始から26分で組み上がりました。
振れ取り台は愛用のParktoolです。
そして、90秒かけて全スポークのテンションを確認しました。
3個所以上、規定よりもテンションがゆるい箇所がありますと、不合格となります。
おおむね、ドライブ側で600Nm以上、ノンドライブ側で500Nm以上あるようで、文句ない出来栄えです。
テンションの確認にはホーザンのテンションメーターを使いました。
リアホイールにリムテープ、チューブ、タイヤ、スプロケットを装着します。
スプロケットリムーバーも業務に使うのであれば、高品質なものがよかろうと、Parktoolのものにしました。
それからリアホイールを装着し、ハンドルバーを装着しました。
ベル、シフトブレーキレバーを装着し、フロントホイールを装着しました。
フロントブレーキを装着し、各種ワイヤーを張ります。
リアディレイラーを装着し、チェーンを張ります。
チェーンを貼るときは、実は前に務めていたお店では使ったことのない、やや邪道のツールを使いました。
チェーンをつなぐときに、支えてくれる工具で、こんなものが無くても接続はできるのです。
しかし、緊張したいたり、疲れていると、手でチェーンをうまく保持することができず、リアディレイラーに引きずられて、びょいーーーん!!と跳ねることがあります。
びょいーーーんと跳ねてチェーンピンがどこかに行ってしまったり、フレームを傷つけたりと、そのような可能性がゼロではないため、この邪道ツールを初めて購入しました。
役立っています。
リアディレイラーの調整をして、フロントディレイラーも調整します。
スタンドを取り付けし、ペダルを取り付けます。
シートポスト、リアリフレクタを取り付けます。
これで完了です。
普段の練習では55分-58分で終わるところ、やはり普段とは違うのか、63分かかりました。
こんなバカな!?と軽い驚きがありました。
悲劇の始まり
ブレーキの様子を見てみますと、思いっきり握ると、グリップを装着したときにレバーがグリップに当たってしまうかもしれない。。。
むう。。。と思い、少しきつめに調整しました。
しかし、これが後々、災いとなったのです。
そして、本試験では、特定の部位が緩むと、それだけで不合格認定されます。
その部位を重点的に締めていきます。
普段練習では使わない、Parktoolのトルクレンチを使いました。
そして、これが最大の失敗だったのです。
私の車体は、スキュワーナットというもので車輪を固定するもので、最大トルクは5Nmです。
その5Nmを上記Parktoolトルクレンチに指定し、スキュワーをぐっとしめた瞬間に、悲劇がおきていたのです。
しかし、この時点では気が付かず、他のネジを増し締めしていました。
ハントルバー、ステムが緩むと、これまた不合格確定であるため、ここは規定値の15Nmで締めていきました。
サドルも緩むと不合格であるため、ぎゅううううっと締めていきます。
リアホールが回らない!!
開始73分後
そして、よし、完璧だ!!と思い、最終確認をしようとしましたら、リアホールが回りません。
よく見ると、ブレーキが当たっています。
どっ
どうして!?
さらによく見ると、ホイールが明らかにノンドライブ側に傾いて装着されています。
冷静になって原因を考えました。
おそらく、先程のトルクレンチで増し締めしたときに、瞬間的に5Nmを超える力がかかったか、リアエンド、ディレイラーハンガーが弱すぎて曲がったか、結果としてホイールがまっすぐ装着されなくなったのでしょう。
これが、ママチャリのような昔の車体であれば、ホイールを前後に引くこともでき、左右のブレなどはネジ止めする位置でいくらでも補正が効くのですが、本車体はストレートドロップエンドです。
車輪を真下から装着します。
そのため、左右のハブの引きを微妙にずらして、フレームの歪みを相殺する、という技が使えません。
残り時間でできることと言えば、ブレーキシューとブレーキを強引にずらして、当たらなくさせる、ということでしょう。
それでもなんとか回るようにして、不格好ですが、リムの正面に当たるように再調整しました。
軽く試乗したり、できるだけのことはしました。
試験開始78分後、残り2分ですが、一応、動きます。
ギアも全段入りますし、ホイールが動かない、ということもありません。
各所の緩みも無いと思われます。
ワイヤーが受けに入っていない、というミスもありません。
試験終了
試験開始80分後、試験終了です。
昨年は全く余裕がなく、終了間際まで作業しておりましたが、繰り返した練習のおかげで、不慮の事故でも、ある程度対応できました。
私は実技試験のみの受験で、学科試験、面接試験は免除されています。
しかし、車体の審査があるため、午後3時まで小田原アリーナで待機して、その後、返却となりました。
帰宅
帰りは螢田の駅から、小田急線 相模大野、新宿、代々木上原を経由して、千代田線に乗り換え北千住から東武日光線 特急に乗りました。
千代田線が大手町、霞が関の当たりから、とんでもなく混雑致しました。
北千住は地獄のような混雑で、東武日光線に乗れたときは安堵致しました。

神奈川県 開成のあたり

東武日光線 特急

この電車に乗れれば、あとはらくちんです
自宅に戻ったのは20時15分ごろです。
駅から帰宅する途中、突然の雷雨となり、少しだけ雨に濡れました。
以下の記事でもご紹介しましたように、栃木県は突然の雷雨が頻繁にあるのです。

2025年10月20日 追記 合格しました
合格しました。
応援してくださった、すべての方に感謝申し上げます。

2025年10月22日 追記 合格体験記
合格体験記、合格方法、ノウハウについて記事を追加致しました。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。



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