CYCLE SPORTS (サイクルスポーツ) 2026年 2月号を読んで 書評 ロードバイクの選び方

ラッコ店長
画像引用 https://www.cyclesports.jp/

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

2025年12月20日、CYCLE SPORTS (サイクルスポーツ) 2026年 2月号が刊行されました。
感想、書評を致します。

総論 自転車雑誌、いや情報源の真実

まず、総論として、自転車雑誌、いえ、あらゆる情報源には、狙いがあります。

本ブログにも、真の意図、狙いがあるのです。
それは、有り体に言えば、第一に、広告収入と将来開店したときに向けて、web上の存在感を引き上げておくことです。
第二には、文章を書いて意見を述べることが好きなため、好きなことをしているだけ、という側面もあります。

お話を自転車雑誌に戻します。

結論から申せば、自転車雑誌は強烈な広告塔です。
つまり、書いてある商品を売りつけるのが究極の目的と考えます。

ロードバイクの先端

それでは、具体的な内容に移ります。

P19 ロードバイクの先端、という記事で、Cervélo S5や、Pinarello DOGMA Fといった、珠玉のモデルが紹介されています。
Cervélo S5は完成車価格¥2,299,000、Pinarello DOGMA Fはフレームセットのみで¥1,155,000という化け物のようなお値段をしています。

画像引用 https://www.cervelo.com/

総論で述べましたように、自転車雑誌の目的は商品を売りつけることです。

つまり、両モデルとも、絶賛しかありません。
それはそうです。
スポンサーに嫌がられるような記事を書くことなどできないからです。

エンデュアランス ロード

P27
エンデュアランスロードの特集です。
この記事になって、先程のエアロロードバイク、万能ロードバイク礼賛から一転して、今度はエンデュアランスロードを称えます。
レースをしないのであれば、むしろエンデュアランスロードが良い、とまで言い切ります。

もう、そんなことを言ってしまったら、この日本で購入するロードバイクは、すべてエンデュアランスロードで良いことになるでしょう。

グラベル 本誌で良いと思った箇所

P30
グラベルロードの特集です。
グラベルも決してこき下ろすことがありません。
無難に、現在の潮流、はやりをおさえつつ、説を展開しています。

個人的には、このグラベルの箇所が一番参考になりました。
グラベルはあまりにも多様性があって、さすがにこれが正解!!とは言い切れません。
なんとなーく、これがいいんじゃない?くらいの展開で、好ましいと思われました。

安井行生さんのコメントが参考になりますね。
この箇所だけでも、本誌を購入する価値があるかも、と思われました。

ミドルグレード コストパフォーマンスから選ぶ

P43
ハイエンドモデルが今はあまりにも高価になってしまったから、ミドルグレードから選ぼう!!という記事です。
ミドルグレードといっても¥700,000くらいするモデルばかりです。

金銭感覚の是非はおいておくとして、もはやこうなってくると、読者としては、何を選べばいいのか、何が良いのか、まったく意味不明になるでしょう。
全ての記事で、取り上げている機材の礼賛に終わっているからです。

ロードバイクの選び方 自説

自説を述べます。

ロードバイクを選択するには、まず、目的を明確にすることです。
なにゆえ、自分はロードバイクがほしいのか。

プロの方であれば、提供される機材を使う、勝てるための選択をする、それだけでよろしいです。
問題は、アマチュアの方です。

レースに勝つ

目的がレースに勝つ、ということであれば、ご自分の年齢、心肺能力、最大出力などを冷静に分析して、必要とされる空力抵抗、剛性などを算出するのが良いでしょう。
UCIワールドチームに機材提供しているかどうか、というのがレース向きの機材を熱心に開発しているかどうかの大きな目安となります。
機材提供しているブランドのモデルで、¥500,000以上のものを選んでおけばよろしいでしょう。

しかし、高価であれば高価であるほど良いかといえば、そうでもなく、極上のエアロロードバイクは、アマチュアの出力では、その空力性能の高さ、高剛性を活かせないことがあります。

そこで、軽量性を重視した万能モデルのほうが良いレース結果がでると予想します。

(2026年現在では、軽量モデルといっても、空力性能の追求に余念がありません。
本稿では詳述しませんが、最近はエアロロードバイクと軽量ロードバイクを統合して、1モデルしか開発していない、というブランドもあります。)

見せびらかす

ロードバイクをお買いになるお客様で、正直申して、見せびらかしたい、という欲求のある方は多いです。
この場合の選び方は、かなり楽、明確です。
要するに、高価であること、高性能であること、すごい!!と周囲に分かってもらうことが重要なのです。

2026年の時点では、以下の記事で書きましたように、

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Pinarello F9 (2026)
¥2,080,000-

画像引用 https://www.riogrande.co.jp/

COLNAGO Y1Rs
¥2,286,800-

画像引用 https://www.colnago.com/

を推します。

この場合、アマチュアの身体能力では、車体の性能が活かしきれないとか、そのようなことは問題ではないのです。

車体が文字通り極上、最高峰であり、それに乗っている俺様格好いい、買えちゃってるボクすごいでしょ?という主張ができれば良いからです。

それに、いかに車体の性能が活かしきれないからといっても、トロトロと(凄まじく失礼)走ることはできるわけでして、それで十分です。
たまに、多摩川サイクリングロードとか、荒川サイクリングロードで加速して、ボクちゃん速い!!と自己陶酔できれば良いのです。

こういう価値観をお持ちの方に対しては、どれが良いのか、おすすめしやすいです。
目的、欲望のターゲットが明確ですから。

そして、自転車屋さんとして、このような価値観をお持ちの方をまったく否定しません。
むしろ、スポーツカー、スポーツバイクを購入する動機づけとして、もっとも分かりやすい、素直なご要望と言えましょう。
お店にとっても最上の太客であることが多く、私も十二分の敬意をもってお相手致します。

複合的な目的

しかし、人間というのは、特定の目的、欲求だけで行動しているわけではありません。

ロードバイクがあれば運動になりそうだし、新しいお友達が増えそうだし、格好良さそうだし、まわりから凄いと思われそうだし。。。といった、複合的な欲求、目的がある場合がほとんどでしょう。
この場合のおすすめ。。。

難しいですが、北米、ヨーロッパブランドに対して、コンプレックスの無い方であれば、GIANT、MERIDAの軽量ロードバイクが無難でしょう。
最初から速度至上主義ではない、という大人!?の価値観を持っている方であれば、エンデュアランスロードが向いているでしょう。

他のブランドよりも、数万円から10万円といったレベルで、購入価格を抑えることができます。

確かに、GIANT、MERIDAともに、ロードレースの歴史が浅い台湾発祥のブランドですが、今やこの両社のロードバイクが低品質である、などという評論家はいないでしょう。

北米、ヨーロッパブランドが良い、ということであれば、レースに勝つ、という箇所で申し上げたように、UCIワールドチームに機材提供しているブランドの軽量ロードバイク、エンデュアランスロードが良いでしょう。

Bianchi
Cannondale
Canyon
Cervélo
Colnago
Cube
Lapierre
Look
Pinarello
Specialized
Trek
Wilier

などです。

一部のブランドは高級モデルしか展開しておらず、お値段との兼ね合いを考慮すれば、

Bianchi
Cannondale
Specialized
Trek

などが有力候補となるでしょうか。

お値段は¥300,000もあれば、酷評されるような性能ではありません。
しかし、このお値段ではまわりから凄い、と思われることは少ないでしょう。

¥500,000以上の車体であれば、多くの方からは一応、認められるでしょう。

それ以上のお値段をかけたい!!という場合、貴方(あなた)の目的は、実は、見せびらかすに偏りつつあります。
悪いとは申しませんが、やや窮屈なサイクリング生活が待っていることでしょう。
(高価すぎて気軽に乗れない、駐輪できない、輪行できない、など)。

お住まいの周辺の自転車屋さんで、

Bianchi
Cannondale
Specialized
Trek

などを扱っていて、評判も良さそうなお店に行き、¥300,000-¥500,000くらいで、軽量ロードバイクか、エンデュアランスロードがほしい、と言えば、あれこれ見繕ってくれるでしょう。

雑誌はスポンサーの都合上、このモデルが凄い!!これが買いだ!!とはっきりいいますが、実際はそんなことは無いです。
選択肢は豊富にあります。

そして、正解は一つではありません。
ややマニアック路線を追求したいのであれば、日本ブランド(KhodaaBloom、BRIDGESTONE、Panasonic)なども良いでしょう。

皆様のロードバイク選びが良いものになることをお祈りしております。



本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。

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