皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。
自転車安全整備士、自転車技士試験(以下、本試験といいます)が終わって、採点基準に照らして車体を自己採点してみます。
即、不合格となる箇所
採点基準
受験者心得を熟読すれば分かりますが、本試験には1つのミスで即、不合格となる箇所があります。
https://www.tmt.or.jp/safety/pdf_j/r7_jukenkokoroe.pdf
数え方にもよると思われますが、21箇所あるでしょうか。
私の車体
少なくとも、自分で精査する限りでは、即、不合格箇所の不具合はありませんでした。
シフトも全段変速できますし、チェーンの落ちもありません。
各所が緩いといったミスも無いです。
厳しい表現になりますが、この21箇所にミスがあるようでは、合格はおぼつきません。
ホイール
採点基準
後車輪の振れ幅が 2.0 mm 以上のもの又は車輪を手で回して簡単に回転が止まるものは不合格。
前輪も同じ。
後車輪のスポーク張力で 150 N 以下のスポークが3本以上ある場合は不合格 (スポーク張力はホーザンC-737で測定)。
フリーホイール側では平均 400 N 以上であること。
反対側では平均 300 N 以上であること。
150 N 以下のスポークがないこと。
2本までは減点。
私の車体
前後輪とも、横振れ、縦振れは1mm以下です。
これは自分で申すのも妙ですが、良好な出来です。
スポークテンションはテンションメーターで計測しました。
フリーホイール側は550Nm以上あり、反対側は400Nm以上ありました。
試験直前、新品に交換したため、パーツが素直で、極めて組み立てやすく、本番にもかかわらず、普段の練習よりも早く、26分で組み上がりました。
サドル
採点基準
座面が前後左右共に水平なこと。
私の車体

サドルが後方に、おそらく1ノッチ分、下がっています。
サドルが後ろに下がっていることがお分かり頂けるでしょうか。
これは痛恨のミスです。
試験場では、目視で確認し、さらに実際、試乗してチェックしたのですが、疲労と緊張のためか、判別できませんでした。
ものすごく良いように解釈すれば、クロスバイクはどかっとサドルに腰掛けて乗るものであり、サドル後方に座ることが多いから、サドル後方が水平であることが重要なのだ。。。と強弁できなくもないですが、苦しいでしょう。
これだけで不合格とは思いませんが、減点になると思われます。
その原因も分かっているのです。
この車体はGIANT SNAPというモデルで、サドルは22Nmという、とんでもなく強い力で締め付けます。
これは、アマチュアの方であれば、ここまで強く締めるの!?とびっくりするくらいの強さです。
22Nmで締め込んだため、サドルとシートポストのノッチ、角度調整の段階が最後に1つズレたのでしょう。
さらに、車体を真横から見なかったため、発見できなかったと思われます。
ぐはあ。。。
そもそも、普段の練習では、パーツを傷めないようにするため、22Nmなどという強いトルクでは固定していないのです。
本番とは異なる練習、というものがアダとなりました。
しかし。。。
すべて本番と同じトルクで締め付けていたら、すぐに車体が傷んでしまって、最終的には、何台もの練習車体が必要になるでしょう。
悩ましいところであります。
フロントブレーキ
採点基準
ブレーキブロックとリムのすきまが左右ほぼ均等であること。
ブレーキをかけた時リム制動面に沿って正確に当たること。
私の車体


左(ノンドライブ側)の方が広い

画像で見ると、それほど悪くないように見えますが、実際は1対2くらい、リム面の隙間に違いがあります。
これは減点でしょう。
こうなった原因も分かります。
本番ゆえ、普段とは異なる強さで、レバーをぐいぐい引いたのです。
安価な車体で、レバーもブレーキも剛性が低く、強くレバーを引くとハンドルバーに当たりそうになります。
これでは引きしろが広すぎるかな。。。もっと詰めようかなと思って、試験終了間際にワイヤーを少し詰めたところ、Vブレーキ本体の左右バランスが崩れ、崩れたことに気が付かずに試験が終わったという訳です。
一応、フロントホイールは綺麗に回りますし、制動感も悪くなかったので気が付きませんでした。
今にして思えば、安い車体なので、そこまでカチカチにブレーキを設定できない、する必要は無かったのであります。
前・後車輪の取り付け状態
採点基準
タイヤとフレーム体又は前ホーク各部との間のすきまは 6 ㎜ 以上であり、かつ左右はほぼ均等であること。
私の車体


これが痛恨のミスです。
ホイールがノンドライブ側に2mmほどズレて装着されています。
正確に言えば、リアエンド、あるいはディレイラーハンガーが歪み、ホイールを奥までいれると、この位置で固定されるのです。
その原因も推測できます。
まず、ボルトは、指定トルクで締め込むのが本来のありかたです。
しかし、何度も何度も指定トルクで締め込み、緩めると、すぐにパーツ、ボルトが傷んで、場合によっては切れてしまうのです。
そこで、普段の練習では、車体、パーツを過度に痛めないようにするため、そこまで強烈にボルトを締め込んでいません。
本番ゆえ、トルクレンチを使って締め込んだつもり。。。でしたが、それでもなおオーバートルクになってしまったのか、フレーム、ディレイラーハンガーが柔らかすぎて指定トルクでも歪んでしまったのか、そのどちらかだと思われます。
いずれにせよ、曲がっているのを発見したときは、試験終了7分前で、車体もストレートドロップエンドのものであることから、ホイールの引量によってフレームのズレを相殺する、という技も使えません。
この短時間でフレームの補正など不可能と判断し、強引にブレーキシューの位置調整、ブレーキバランスの調整で、ひとまず当たらないようにしました。
試験会場の熱気、緊張感、思考力の低下時には、このくらい平気かな。。。と思いましたが、改めて画像で見てみると、笑ってしまうほど偏っています。
これは明確に減点でしょう。
あるいはこの時点で不合格かもしれない。

もちろん、自転車店に務めていたころ、トルクレンチは業務で使っておりました。
しかし。。。
まったく言い訳にもなりませんが、業務ではGIANT製のトルクレンチを使っていて、今回、ほとんど初見でParktoolのトルクレンチを使いました。
指定トルクに到達したときのクリック感が、GIANT製トルクレンチほどハッキリわからず、ぐっと最後、回転していたのだと推察します。
すべては後の祭り。
やはり試験では、普段の練習以外のことはしないに限ります。
モノ自体はGIANT製のトルクレンチよりも高級品ですし、定評があるものですが、使い手である私がこの工具に対して、未熟すぎました。

なぜこのような危険を冒したかといえば、
車輪を下方向にたたいてずれるものは不合格、という要件に該当することを恐れたからです。
しかし、そこまでぎゅうぎゅうに締め込まなくても、ホイールが叩いてずれるなど、普通はありません。
人間が乗車して、さらに速度が出たときに、ずれることもあるかな。。。という程度です。
一発不合格の要件を過度に恐れすぎました。
南無。
ベル
採点基準
走行中使用し易い位置で、ブレーキワイヤとの接触等の障害がないこと。
私の車体

お分かり頂けるでしょうか。
ベルを弾く部分が前にあります。
普通は親指で操作するため、弾く部分は手前側に配置します。
やはりこれも、減点になるのでしょうか。。。
むう。
良いように解釈すれば、このベルは人差し指で操作することを念頭に置いたのだ。。。と言えなくもない。。。か!?
結論
本試験は、即不合格になる箇所は21項目ほど、試験要項で明確に記述されています。
しかし、それ以外の40項目ほどは、どの程度減点されるのか、公表されていません。
ゆえに、私の場合も、不合格なのか、合格なのか、自己採点でははっきりしないのであります。
2025年10月20日 追記 合格しました
合格しました。
応援してくださった、すべての方に感謝申し上げます。

2025年10月22日 追記 合格体験記
合格体験記、合格方法、ノウハウについて記事を追加致しました。

本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。


コメント
合格おめでとうございます。
おばかなので技士筆記、三回落ちて、今年やっと受かりました。法改正があっても、問題は、2019年基準とかなので、最新法規では無くて、結局、協会から過去問買って勉強がオススメでした・・・
コメント、ありがとうございます。
また、合格、おめでとうございます。
筆記試験、難しいですね。
私も過去問検討が最良の勉強法だと思います。
協会の過去問集が無いと、まず合格は不可能ではないか。。。と思われます。