自転車 ロードバイク 北海道一周の仕方 / 行き方 / 時期 / コース選び 30日 25日 20日コース

北海道

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本稿では、自転車で北海道一周をするコース選び、スタート地点ついて記します。

北海道一周とは

まず、そもそも北海道一周とは何でしょうか。
自転車界において、◯◯一周というものに厳密な定義はありません。
北海道一周といっても、その実態は様々です。

そこで、本稿では、可能な限り沿岸部を走り、北海道の四隅の半数以上を巡ることを一周と定義します。

まず、ツーリングに充てられる日数から、プランを3つご紹介します。

プランA 30日 充実コース
プランB 25日 十分合理的な一周
プランC 20日 将来も見据えた一周
の3コースを北海道一周と定義します。

(ここまで長いお休みが確保できない!!という方は、後日、5-10日ほどで可能な北海道縦断、北海道横断コースをご紹介する予定です。ご期待ください。)

プランA 30日 充実コース

走行距離2,500km
獲得標高15,224m

外周部をとにかく周る、というコースです。
ツーリング期間の目安 30日
各日の走行距離 100km
各日の獲得標高 500m
おすすめスタート地点 新千歳空港
おすすめゴール地点 新千歳空港
というところでしょうか。

毎日100km走れば25日で完走しそうなものですが、初日と最終日は移動に大きく時間を割かれ、あまり走行できません。
また、長期ツーリングをしていると必ず、パンク、故障といったトラブル、大雨に降られてお洗濯をしたい、くたびれすぎた、たまには休みたい、という日があるものです。
移動日に2日、休養に3日として、全日で走行するのは25日と換算してあります。

もっとも、走行距離はそれぞれの方の走力、荷物量、天候に大きく左右されます。
お若い方であれば、一日150-200km移動することも可能でしょうし、雨が続けば予定の半分しか走れなかった、ということもあるでしょう。

仮にツーリングの途中で、これは時間的に無理だな。。。と分かった場合は無理をしないことです。
未走破の地域はまた次回のツーリングに繰り越すのが吉です。

プランAの魅力は、自転車で走破できる外縁部はすべて走っているため、誰にも文句は言わせない!?という点です。

また、北海道最北端、最東端、最南端、最西端のすべてを抑えており、これまた北海道一周の称号にふさわしい実績と言えましょう。
(正確に言えば、最西端は自転車では到達不可能で、徒歩でも危険を伴うため、最西端に最も近い道路を走ったという事実で十分と思われます。)

北海道、さらには日本最北端

北海道、さらには日本最東端

北海道最南端は地味

北海道最西端の尾花岬周辺はトンネルで、普通に走行していると通過してしまいます。
南方の太田神社あたりから眺めて、トンネルを通過すれば、ロードバイクで到達できる北海道最西端はクリアしたと言うべきです。

北海道最西端をのぞむ

プランAの場合、どこからスタートすることも可能です。
北海道にお住まいの方であれば、ご自宅からスタートすれば良いでしょう。
北海道以外にお住まいであれば、後述します、それぞれのスタート地点への行き方をご覧ください。

プランB 25日 十分合理的な一周

走行距離1,949km
獲得標高11,473m

移動に2日、休養、補修日に2日として、全日走行が可能なのは21日と換算してあります。

ツーリング期間の目安 25日
各日の走行距離 92km
各日の獲得標高 546m
おすすめスタート地点 新千歳空港
おすすめゴール地点 函館空港

google mapの経路はあくまでも目安とお考えください。
https://maps.app.goo.gl/fSa24Q7mTTynauUQ8

プランBは必ずしも一筆書きの一周にこだわっていないのが特徴です。

このプランの場合、出発は新千歳空港、ゴールは函館空港とするのが良いでしょう。

新千歳空港をスタートするのは、プランAと同様の考え方で、もし行き、往路の時点で機材が壊れた場合に、札幌に近いため対処しやすいこと、新千歳空港着の航空便が最も多く、お値段も安いのが理由です。

積丹半島を省略しているのは、このあたりを周遊したとすれば、プランAと差がなくなるのと、距離を短くするために積丹半島の内部(ニセコ、定山渓など)を通過したとすれば、かえってプランAよりも走行距離、獲得標高が増すためです。

プランBで積丹半島に心残りがある場合には、別の日程を組んで攻略するのが吉と思われます。

正直に申して、北海道の端っこで盛り上がっているのは、前述しましたように、最北端と最東端です。
さらに、最北端の宗谷岬と最東端の納沙布岬は、この日本そのものの端っこでもあります。

最南端は石碑がちょっとあるかな、というくらい、最西端に至っては、これまた前述しましたようにそもそも自転車で到達が不可能です(断崖絶壁すぎて徒歩でも到達が困難です)。

ゆえに、この最北端と最東端を抑えて、さらに渡島半島(おしまはんとう)の一大観光地である函館を巡れば、細かな海岸線をすべて走破しなくても、十分北海道を一周したと豪語してよろしいと考えます。

画像引用 wikipedia

プランC 20日 将来も見据えた一周

走行距離1,692km
獲得標高10,095m

移動に2日、休養、補修日に2日として、全日走行が可能なのは16日と換算してあります。

ツーリング期間の目安 20日
各日の走行距離 105km
各日の獲得標高 630m

おすすめスタート地点 新千歳空港
おすすめゴール地点 新千歳空港

google mapの経路はあくまでも目安とお考えください。
https://maps.app.goo.gl/4owgjWYiEHXXPWjG8

プランCの場合、最初から渡島半島(おしまはんとう)の周遊をバッサリと省略してあります。

渡島半島はトンネルも多く、上述しました、ニセコ、定山渓といった内陸部に見どころが多くあります。
渡島半島の攻略は北海道一周の時点では周らない、別日のツーリングで5-10日を充てる、という事実上2つのツーリング日程を予定しているプランです。

実はこの方が、日程的、体力的、機材の耐久度的にも余裕がでて、安全度が上がります。

なお、行き帰りともに新千歳空港を使うのが合理的と思われます。
これは上述しましたように、スタート時点でのトラブルに対処しやすいのと、便数が多いこと、航空券代が他の空港よりも圧倒的にお安いからです。

それぞれのスタート地点への行き方

飛行機

これが最も定番です。
スタート地点は、新千歳空港とすることが合理的でしょう。
便が一番多く就航しており、お値段も安いです。

新千歳空港は一周コースから外れてしまいますが、北西に進んで石狩市あたりから一周ルートに合流するか、南に進んで苫小牧あたりから一周ルートに合流するのが良いでしょう。
どちらかといえば、旅の準備、補給も兼ねて、北西に進み札幌市を経由して石狩市に向かうルートが合理的と思われます。

もっとも、JAL、ANAなどのセールをうまく使えば、新千歳空港着の便でなくても、格安でチケットを手配することが可能です。
ただし、タイミングの問題もありますし、手配できればラッキーくらいにお考えになった方が良いでしょう。
可能であれば、トラブルの少ないJALを選択するのが良いでしょう。

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新千歳空港以外の空港を使う場合には、スタート地点はかなり自由に選ぶことが可能です。

周回ルートに近い空港は、

函館空港
稚内空港
女満別(めまんべつ)空港
紋別空港
中標津(なかしべつ)空港
釧路空港
があります。

(稚内空港、紋別空港の場合、ANAのみが就航しています。
また、札幌市には丘珠空港も存在し、JALが定期便を就航させていますが、羽田空港との直行便はありません。
しかし、秋田、新潟、松本、静岡、名古屋空港との定期便があります。
これらの地域にお住まいの方であれば、丘珠空港をスタート地点とする、という選択肢もあり得ます)

どこをスタート地点としてもよろしいですが、結論から申し上げれば、函館空港をスタート地点とすることが合理的と思われます。

なぜなら、飛行機輪行をする場合、ごくまれにですが、機材が破損してしまうことがあります。
最悪、帰路であれば壊れても、壊れたまま自宅に戻るということが不可能ではないと思われますが、往路、出発時点で壊れていた場合、いきなり立ち往生します。
上述した空港の中で、函館空港が最も周囲に自転車店が多く、スポーツバイク店さんの店舗もありますから、出発時のトラブルに対応しやすいからです。

これが他の空港ですと、トラブル対処は絶望的、なんとかやりくりして近隣の都市に移動するしかありません。

また、合理的なご説明ではないかもしれませんが、心情的なものとして、この国の歴史には逃避行、敗者(大変失礼)は北に向かう、という歴史的な経緯があります。
(源義経さんが東北に落ち延びた、江戸幕府の末期、幕府軍が北海道に渡ったなど)。

北に向かう、ということ自体が、なんとも哀愁が漂うといいますか、そのようなロマンをお持ちであれば、函館空港スタートがよろしいと思われます。
つまり、北海道の南からスタートして、北へ北へと進んでいくのです。

もっとも味気ない!?のが稚内空港スタートでしょうか。

すこし走ってすぐに日本最北端の宗谷岬に到達します。
宗谷岬はサイクリストの憧れと思われまして、いきなり聖地に到達するのもいかがなものか。。。と愚考致します。
函館からスタートして、苦労を重ね、ひたすら北へ進んでようやく到達した最北端、という方がありがたいというものです。

新幹線

東北新幹線、北海道新幹線を使って、新函館北斗駅まで行く、という方法があります。
北海道新幹線は2030年に札幌駅まで延伸予定。。。であったのですが、当初見込みよりも難工事となったことにより、2030年開通は難しい状態となりました。

新函館北斗駅は、函館という言葉は入っているものの、およそ函館には近くないため、ご注意ください。

新幹線の利点としては、飛行機型輪行ほどの丁寧さ、慎重さが無用ということです。
そこまで厳重にパッキングしなくても、新幹線であれば破損のおそれはほぼありません。

また、多くの方にとっては、羽田空港、成田空港などに行くよりも、東京駅、上野駅などに行く方が便利でしょう。

さらに、新幹線は大雨、雪、風などの荒天に強い交通機関です。
飛行機が遅延、欠航する荒天であっても、新幹線であれば、運行している、ということは多々あります。

確実にこの日に行きたい、帰りたい、という場合には、新幹線のほうが圧倒的に定時発着の確率が高くなるでしょう。

逆に不利な点としては、乗車時間が長くなりがちです。
近距離の東京 名古屋間、東京 京都間などはそれほど苦痛に感じませんが、東京 新函館北斗となると862.5km。はやぶさを使っても、4時間から4時間30分かかります。

同じ車内にこれだけの時間、とどまっているのは、楽ではないでしょう。

また、新青森から新函館北斗駅までの間には、青函トンネルがありますが、この青函トンネル、どこから入って出たのか、よく分からないほど青函トンネルの前後にもトンネルだらけなのです。
青森から新函館北斗まではほとんどトンネルで、美しい景色はありません。
それ以外の区間も防音壁で覆われることが多く、新幹線の車窓から見える風景は素晴らしいとは言いにくいでしょう。

これに対して、晴れの日の飛行機であれば、上空から非日常的な風景、光景を見ることができて、移動中の景色の素晴らしさという点では圧倒的に飛行機の勝ちと考えます。

さらに、航空券はしばしばセールを実施しているため、新幹線は飛行機よりも割高になりやすいです。
航空券のセールをうまく使えば1/3くらいの値段で北海道に到達可能です。

ラッコ店長が東京 新函館北斗駅間の北海道新幹線を利用したことがあるのは2回だけですが、もう利用しなくてもいいかな。。。と思わせる移動手段でした。
せっかく遠くまで移動しているのに、新幹線には、冒険をしている感じ、ワクワク感が私には感ぜられませんでした。

個人的には、北海道への到達手段は、飛行機をおすすめします。

フェリー

最後に変わり種としてフェリーという選択肢があります。

実は日本各地から、フェリーによって北海道に到達可能です。
それぞれの港近くにお住まいの方であれば、フェリーというのも十分検討対象になるでしょう。

画像引用 公益社団法人 北海道観光機構

関東にお住まいの場合は、大洗港から苫小牧に行く航路が唯一となります。
船賃は最もお安い船室で¥10,500から。

フェリーの利点としては、非日常的な体験ができる、それが楽しい、というのが第一でしょうか。

また、北海道へ行くほどの大型フェリーは積載量に余裕がありますから、全航路のフェリーで、自転車をそのまま積載可能です。
(輪行状態にすれば無料、割引になるフェリーがほとんどです。)
輪行する手間を省くことができる、輪行用の機材を携行しなくても済む、輪行作業によって生じがちなキズがつかずに済む、という利点もあります。

難点としては、格安の船室、期間を狙えばそこそこの船賃に抑えることができますが、少し快適な船室にした場合には、飛行機よりも高くなる、というものがあります。

また、大洗、苫小牧間の航路でも、片道18-19時間ほどの時間がかかります。
そののんびり感が魅力ではありますが、飛行機や新幹線に比べて、圧倒的に時間がかかるでしょう。

とはいえフェリー旅の非日常性は格別で、関東出発の場合は苫小牧にしか到達できない、という制限はありますが、この制限をクリアできるのであれば、素晴らしいツーリングになることでしょう。

北海道一周に向いている時期

北海道一周に向いているは5月-6月です。
極端に暑くなく、また本土と異なって北海道には梅雨がありませんから6月であったとしても長雨に悩まされることがありません。

とはいえ多くの方がまとまってお休みを取れるのは7月、8月でしょうから、その時期に一周するのも悪くありません。

10月末には、北海道の北部は相当に寒くなりますから、このくらいの時期が北海道周遊の限界となるでしょう。
もちろん、SCHWALBE シュワルベという会社から、スパイク付きのタイヤが開発、販売されていて、それを装着すれば雪面での走行も不可能ではありません。


しかし、ロングツーリングとなれば山陰、トンネル内といった日の当たらない場所も通過しなければなりません。
それらの場所は、路面凍結しているおそれが十分にあり、たとえスパイクタイヤといっても、あらゆる速度、進入角度でグリップしてくれるわけではありません。

また、ヒルクライム、ダウンヒルをこなさなければならないコースもあります。
ダウンヒル時にスリップした、などとなれば、想像しただけでも恐ろしい、一撃で異世界に行くという結果になりかねません。

自転車の場合、たとえ低速でもスリップすると、凄まじい損傷になることがあり、11月以降の北海道一周は強くおすすめしません。
ラッコ店長も何度も路面凍結でスリップしたことがありますが、今まで運良く生存していただけのことであります。

路面凍結の無くなる、来年の春まで北海道ツーリングは控えるのがよろしいでしょう。

その他

周回方向

次に、時計回りか反時計回りか、という問題があります。
自転車の場合、左側通行ですから、時計回りで周回したほうが、海に近く、一般的には風景がよろしいと思われます。

例外的に風雨を避けるために、海岸線から避けて山側を走る、ということもあります。

チケット手配方法

お宿に泊まる、という場合であれば、航空券とセットになった旅行会社を選ぶのがお得になるでしょう。

自転車 ロードバイク 北海道一周で必要な装備 / 車体の選び方 / テント、マットなど

北海道一周に必要な用品、車体の選び方などは、以下の記事をご参照ください。

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本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長こと、奈須野でした。

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