地獄からの生還 その11 大分県 ロードバイクひき逃げ事故 / ドクターヘリに収容 上空から別府湾を見る 2025年11月6日

ラッコ店長
画像引用 大分大学医学部附属病院 高度救命救急センター

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本記事には、衝撃的、痛ましい交通事故が記されています。
苦手な方はお読みにならないでください。

本記事は

地獄からの生還 その10 大分県 ロードバイクひき逃げ事故 / 切り裂かれるウェア 緊急手術 2025年11月6日
皆様、こんにちは!!ラッコ店長です。本記事には、衝撃的、痛ましい交通事故が記されています。苦手な方はお読みにならないでください。本記事はの続きです。救急車内救急隊の方のご助力で担架に乗ることができました。事件現場を離れるに際して、貴重品はあ...

の続きです。

救急車内の手術

救急車内で体内の空気排出、ドレイン挿入によって、ありがたいことにその場で死なずに済みました。

救急車内の手術が何分くらいかかっていたのか、まったく分かりません。
空気排出とドレインの設置であれば、10-20分ほどかかっていてもおかしくはありません。

なんだこれは、人生というものはどのような経路をたどるのか、分からないものだなあ。。。と今まで体験したことのない非常事態に、実はウケていました。

発車

発車しますと告げられ、救急車が発車しました。

今(2025年12月14日)思い返してみますと、緊急手術を終えた後、医師の梶原様がどこにいらっしゃったのか、よく分かりませんでした。

救急車内は狭いですし、あるいは別のクルマに移動なさったのか。。。首がガッチリコルセットで固定されており、自由に周囲を見渡すことができませんでした。
救急隊の方は、頻繁に私に向かって、頑張って、もう少しですから、と励ましてくださいました。

彼らのやる気といいますか、熱意が伝わってきて、ああ、自分はこういう環境、皆で必死になって注力している状態が嫌いではないと、妙な心地よさを感じていたのを覚えています。

全身が激痛で体の向きを変えることができません。
特に、右側の背中がとんでもない痛み(後に判明しましたが、右肋骨骨折3個所、右肺血気胸、右肺挫傷)で、仰向けになることができません。

左向きに体を横たえたまま、救急車が進んでいきました。
救急車の窓はカーテンで覆われておりまして、わずかな隙間から、光が漏れてくるものの、どこに向かっているのか、全く分かりませんでした。

ヘリポートへ

救急車は妙に右に曲がったり、左に曲がったりしておりました。
私も全国をツーリング、走っておりますと、山の中の広場、お城の跡など、こんな場所に!?というところにHマーク、つまりヘリポートがあるものです。
今回もおそらくは、そのような場所に向かったのだと思われます。

参考 2025年1月ツーリング 愛媛県伊方町のヘリポート

ヘリポート到着

ヘリポートに到着しました。
激痛に悶えながら、目を開けますと、広場の向こうにヘリコプターが止まっています。
どのようなヘリコプターであったのか、明確には記憶できませんでした。

後に判明しましたが、これが大分県の誇る大分大学医学部付属病院 高度救命救急センターのヘリコプターだったのです。

ドクターヘリのご紹介|大分大学医学部高度救命救急センター
大分大学医学部高度救命救急センターは専任医師と各診療科医師および看護師をはじめとした様々な医療従事者がチームを組み、質の高い救急医療を提供すべく診療を行っています。こちらではドクターヘリのご紹介をしています。

お迎えの方と救急車に乗っていた方、あわせて10人くらいの方はいらっしゃったでしょうか。
とんでもない人数だ、と考えたのを覚えています。

引き継ぎをします!!、よろしくお願いします!!といった元気の良い声が聞こえてきました。

私の貴重品を入れたフロントバッグをヘリコプターに移していただき、この時点までは私の股にあった携帯電話もヘリコプター搭乗員の方に移して頂きました。
(自力では自分の股に手を移動させることすら不可能な状態)

ヘリコプター用担架に載せ替え

私は救急車の担架から、ヘリコプターの担架に載せ替えられました。
私自身は微動だにできないため、何人もの方が私を抱えて、ヘリコプター用の担架に載せ替えられました。

そして、ヘリコプターは多少揺れます、揺れ、高いところは大丈夫ですか、とご質問を受けましたが、大丈夫ですとだけお応えしました。

ヘリコプター 搭乗

ヘリコプターに乗りました。
ヘリコプターの内部は思ったよりも狭く(大変失礼)、目の前の椅子か箱か、何かの上に座っている女性が、発進すると轟音がするので、これをつけてくださいとイヤーマフを渡してくださいました。
何か問題があれば、身振りで教えて下さい、と言われました。
(実を言えば身振りはできないが、そのときは顔芸でも何でも、なんとかなるだろう、と考えました。)

この方、飛行服みたいなものを着てるし、どういう人なのだろう(凄まじく失礼)。。。と思いつつ、イヤーマフを装着しました。

後にご本人から教えて頂きましたが、この女性は大分大学医学部附属病院 高度救命救急センター 医師の黒澤慶子様でした。
これもまた後日、ご本人様からお伺いしたことですが、黒澤様はドクターヘリを使った救命救急の指導教官として、現場に同行しておられた、とのことでありました。

画像引用 大分大学医学部附属病院 高度救命救急センター 医師の黒澤慶子様

私の頭部後方にも、どなたか搭乗しているように思われました。
おそらく、この方が私に最初の手術をしてくださった梶原大輝様ではないか。。。と推察しますが、この点はご本人に確認しておりません。

ヘリコプター後部に私と医師の方二人、合計三人が搭乗していたと思われます。
事故当時は、パイロットさんが複数いたのか、そこまでは判別できませんでした。

画像引用 大分大学医学部附属病院 高度救命救急センター 医師の梶原大輝様

ヘリコプター 発進

ヘリコプターが離陸しました。
今日は風が強いので揺れる、とのお話でありましたが恐怖感を覚えるほどの揺れではありませんでした。

このような経験、人生でも稀だと思われまして、本当は撮影したかったのですが、残念ながらそのような余力はありませんでした。
しかし、激痛に悶えながらも目を開けて、可能な限り記憶しました。

私は左向きのまま収容され、進行方向の右手が見えました。
窓から外を見ますと、雲の上にいます。
山岳のはるか上にいましたから、高度1000-2000mには達しているのではないか。。。と推察します。

さらに湾と海が見えました。
おそらくは、あれが別府湾です。

昨日(2025年11月5日)、飛行機で大分に来たばかりなのに、今度はヘリコプターで空の上とは、ウケるな・・・と思っていました。

右手に海と湾、上空に雲が浮かび、左手には市街地と山岳部がはっきり見えました。

別府湾

そして、救急車だけでなく、ヘリコプターを呼ぶなんて、いったいいくらお金がかかるのだろう。
もう、どうとでもなりやがれ!!とこの状況を楽しんでいました。

ヘリコプター 着陸

ヘリコプターが着陸しました。
私は担架に乗ったまま、横たわったまま、ヘリコプターを降りました。
見るとどこか広い屋上で、びゅうびゅう風が吹いています。
私は全裸で、軽く毛布を載せられているような状態でした。
とんでもなく寒いです!!

もちろん、ここがどこかは分かりません。
出迎えのスタッフさんがさらに数名、私は凄まじい数の人々に囲まれながら、ウィーン!!と建物の自動ドアの中に収容されていきました。



本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。

その12

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