本記事は

の続きです。
2025年7月12日
無事、夜が明けました。
出発します。

今日も上り下りばかりです。
サイクルコンピューターの画面で、全体の俯瞰図を表示してくれるため、とても便利です。

山陰では著名な(失礼)、三瓶山(さんべさん)を拝見します。
誠に失礼ながら、旅行業務取扱管理者の試験勉強で初めて知りました。
ハイキングに人気です。
今回は周囲から拝見するだけにとどめました。

これぞ日本の夏!!、という美しい風景が続きます。


到着しました。
石見(いわみ)銀山です!!
まず、石見銀山 世界遺産センターに寄ります。
ここは総合的な学習場という内容で、まずここに立ち寄ることをお勧めします。
毛利元就さんが正親町(おおぎまち)天皇さんに贈った銀の量を再現したものです。
とんでもない量です。

30kgの銀塊がありました。
驚異的な重さです。

鉱山というものは、アリさんの巣のように、縦横無尽に掘り進んでいきます。
坑道の総延長は、実は不明で、100kmはあるのではないか、とも言われています(石見銀山ガイドの会)。
標高400メートルの銀山入り口から、200メートルの深さまで掘り進められています。


予約無しで観光できる唯一の坑道(石見銀山では、間歩、まぶと表現します)、龍源寺間歩を拝見します。
ところで、世界遺産 石見銀山というのは、複数の施設の集合体でして、統一に管理、経営されている訳では無さそうです。
そのため、相互の案内やアクセスが非常に悪い(大変失礼)です。
点在する遺跡、資料館を自分の判断で選別し、ルートを決める必要があります。
この時点でハードルが高いです。
そもそも、観光客は石見銀山という言葉は知っていながらも、どこに行けばいいかわからないからです。
次に観光客を叩きのめすのは、点在する施設を自家用車で巡ることができないという点です。
シャトルバスをうまく使うか、徒歩か、自転車を使います。
上高地などでも見られる、広範囲な自家用車走行制限がかかっているのです。
私は自転車であったので、素晴らしく迅速に見て回ることができましたが、炎天下の中、代表的な坑道を見るだけでも徒歩で合計4km近く歩くなど、観光地として地獄のような厳しさと言えるでしょう。
立地が島根県の奥地(失礼)という点も相まって、石見銀山は異様なまでにインバウンド外国人の方が少なかったです。
銀山、遺跡の価値は素晴らしいと思うが、観光地としては十分とは言えない、と評価します。




石見神社、明治時代の工場跡地なども拝見します。
前述しましたように、どこに行くかは各人の自由です。
私が巡った神社、工場跡地は素晴らしく見応えがありましたが、メインルートから外れるため、誰もいませんでした。
総合的なプロデュースが出来ていないのがもったいないと思いますね。




石見銀山をあとにして、日本海に出ます。
温泉津(ゆのつ)温泉に行きます。
ここは石見銀山の銀を輸出していた港町なのです。
そして、名前の通り、温泉街でもあります。
洒落た洋館づくりの銭湯に行きました。





その8

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