自転車ショップ ラプソディー その13 / できるだけ急いでくれませんか ブロークンウィンドウ理論

ラッコ店長

皆様、こんにちは!!
ラッコ店長です。

本シリーズは、業務をしていて不思議に思ったことを書き連ねたものです。

本記事は

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の続きです。

できるだけ急いでくれませんか

時々、「できるだけ急いでくれませんか」というお客さんが来ます。

こういう要望をしてくるお客さんには、ものすごく警戒のラインを引き上げます。
経験上、クレームをつけてくる可能性が大だからです。

プロの仕事

そもそも、プロが仕事を敢えてダラダラするわけがないのです。
ダラダラ仕事をして、何の利益になるのでしょう。
店側、お客さん側の双方にとって、何の益にもなりません。
要求された依頼内容に対して、淡々と、粛々と作業をしていくだけです。

世の中のしくみ

しかし、それでもなお、急いでほしい、時間が惜しいのだ、というご要望はありましょう。
その場合には、郵便でも、列車でも、通信の回線速度でも、なんでもよろしいですが、速い、早いサービスには、追加の料金が発生するものです。

しかし!!
不思議なことに、「できるだけ急いでくれませんか」というお客さんに限って、この手の特急料金を払いたがらないものです。

思いますに、「できるだけ急いでくれませんか」という発言には、自分は料金を支払いたくないが相手には可能な限り働かせたい、可能な限り自分に有利な条件を引き出したい、というタカりの精神が透けて見えます。

無難な対応 短期的視野

もちろん、優先度の低い、他のお客さんの依頼を後回しにして、修理することは不可能ではないでしょう。
また、実を言えば、超速で作業することは不可能ではありません。
しかし、スタッフも人間ですから、無理をして時間短縮した作業は、通常よりもくたびれます。

こちらから特急料金を申し出ても良いですが、トラブルのもとになるだけでしょう。
あるいは、しれっと工賃に特急料金を上乗せする、という方法もあるでしょう。
急いでくれ、分かりました、という合意が出来ているのですから。

正直に申して、ゲスなお客さん(凄まじく失礼)に対してバカ正直に、これ以上は急げない、通常通りに作業するだけだ、などと申し上げると、Google mapsに星1の評価がつけられる可能性が大です。

すなわち、本稿のような要求をしてくるお客さんに対しては、分かりました!! できるだけ急ぎます。
でき次第、すぐにお電話しますね!!と笑顔で、明るくお返事して、実際の作業は通常通りする、というのが最適解でしょう。

結局、口先だけで、何の解決にもなっていないのですが、追加料金も払わずに、当然のように上乗せサービスを要求するほうが無体というものです。

長期的視野 ブロークンウィンドウ理論

長期的には、この手のお客さんを寄せ付けないようにすることが大切です。
常に客層が良くなるように、お金を使ってくれるお客さんが増えるようにしておくことが、極めて重要です。

ブロークン ウィンドウ理論、引き寄せの法則という言葉があります。

凄まじく簡略にご説明すると、窓が割れている住宅を放置すると、人心が荒廃し、犯罪率が上昇する、つまり、ささいなトラブル、汚れなどを放置しておくと、ロクな事が起きない、という学説です。
私自身はこの説を支持します。

汚らしい(凄まじく失礼)お店には、やはりそういったお客さんが寄ってくるものです。
お店を綺麗にして、高級感をもたせ、良いお客さん(ありえないほど失礼、無礼な表現)が集まるように、細かいことにも気を配るべきです。

そうすれば、「できるだけ急いでくれませんか」というお客さんは減るでしょう。

実際、お金の払いが良いお客さんほど急がないもので、いつでもいいですよ、でき次第でいいですよ、ゆっくり作業してくれて構いません、とおっしゃいます。

ひどいことを申します。
お金を払わないお客さんほど、急いでくれと言う。

人類社会というのはナゾに満ちているのです。

愚にもつかないことをお話致しました。



本日はこのあたりで宜しいと存じます。
それでは、皆様、次回お会いするときまで、ごきげんようです!!
以上、ラッコ店長でした。

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